アパート建設によるプライバシー問題と目隠し塀の設置可能性

家の前にアパートが建ちます。目隠し用の塀を作ってもらうことは可能でしょうか？家の前にアパートが建ちます。今まで田んぼだったところに相続の関係で賃貸のアパートが建つことになりました。当方南向きの持ち家2階建てで庭は南側に15ｍくらいと広めです。南側に2階建て家族向けの4世帯のアパートが建ちます。南側がすべて建物で埋まります。そこでお聞きしたいのですが日照権は庭が広いということもあり家での生活に支障はないかと思います。（庭は日陰になりますが。。。。）ただ、同じ高さで建物北側に部屋があり大きめの窓と納戸につく小窓がそれぞれつきます。１階２階ですので大き目の窓が４個です。はっきり言って庭が丸見え、当方南側ほとんど窓があるため部屋も見えるだろう・・・と思っております。ただ庭が広いため距離はあります。施工主に聞いたところ接する敷地から1.5ｍ離せば特に問題はない。。。ということを言われました。例えば目隠しの塀を作ってもらうことは可能でしょうか？説明しにきた施工を請け負った方にそれとなく聞いたのですが、アパートの部屋を暗くなってしまうのでそれはしたくない。。。というニュアンスでした。でも庭に洗濯干したりしているとこれが丸見えになるのかと思うとやっぱり嫌です。娘も3人おります。どんな方が入居されるかもわかりません。この場合、目隠し用の塀を作って欲しい、と申し入れた場合どの程度認められるのでしょうか？先方の配慮としては北側をすべてすりガラスにします。。。ということでしたが、窓を開ければ一緒ですよね。。基礎工事が来週から始まってしまいます。早めに回答いただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

Contents

1 アパート建設と隣地との境界問題：プライバシーの確保
2 目隠し塀の設置可能性：交渉のポイント
3 具体的な行動計画
4 まとめ

アパート建設と隣地との境界問題：プライバシーの確保

ご近所にアパートが建設され、プライバシーへの懸念を抱かれているとのこと、お気持ちお察しいたします。南側に隣接するアパートの窓から庭が丸見えになること、そしてお子様もいらっしゃるという状況では、不安に感じられるのも当然です。建築基準法上、隣地境界からの距離は1.5m確保すれば問題ないと言われることが多いですが、これはあくまでも建築基準法に則ったものであり、プライバシーの確保までは考慮されていません。

目隠し塀の設置可能性：交渉のポイント

施工主が「アパートの部屋が暗くなる」ことを理由に目隠し塀の設置に難色を示しているとのことですが、完全に暗くする必要はありません。以下の点を踏まえて、建設業者との交渉を進めていきましょう。

1. 具体的な提案：目隠し塀のデザインと素材

「完全に視線を遮断する高い塀」ではなく、デザイン性と採光性を両立させた目隠し塀を提案することが重要です。例えば、

高さ：1.5m程度の比較的低い塀。圧迫感を軽減し、採光にも配慮。
素材：目隠し効果の高い素材（例：アルミ製フェンス、樹脂製フェンス、植栽など）。通風性も考慮し、圧迫感を少なくする工夫が必要。
デザイン：隣家との調和を考慮したデザイン。格子状のフェンスや、植栽を取り入れることで、より自然な目隠しを実現できます。
間隔：完全に視線を遮断するのではなく、適度な間隔を設けることで、圧迫感を軽減し、採光を確保する。

これら具体的な提案をすることで、建設業者も受け入れやすくなります。写真や図面を用意して説明すると、より効果的です。

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2. 近隣との良好な関係構築

建設業者との交渉の前に、アパートの建設予定者と直接話し合うことも有効です。建設予定者の方々も、近隣住民との良好な関係を築きたいと考えているはずです。お互いの立場を理解し合い、建設的な話し合いを進めることが重要です。

3. 専門家の意見を参考にする

弁護士や建築士などの専門家に相談することで、法的根拠に基づいたアドバイスを受けることができます。特に、日照権やプライバシー権に関する法律的な知識は、交渉において大きな力となります。専門家の意見を参考に、建設業者との交渉に臨みましょう。

4. すりガラス窓だけでは不十分な理由を明確に伝える

すりガラス窓は、ある程度の目隠し効果はありますが、窓を開ければ視界は完全に開けてしまいます。この点を明確に伝え、すりガラス窓だけでは十分なプライバシーが確保できないことを主張しましょう。

5. 代替案の提示

目隠し塀の設置が難しい場合、代替案を提示することも有効です。例えば、

植栽：高木や生垣を植えることで、自然な目隠し効果を得ることができます。ただし、成長に時間がかかることを考慮する必要があります。
カーテンやブラインド：室内にカーテンやブラインドを設置することで、視線を遮断することができます。

これらの代替案を提示することで、建設業者との合意形成を図りやすくなります。

具体的な行動計画

1. **来週からの基礎工事開始前に、建設業者と改めて面談を依頼する。** 上記で提案した具体的な目隠し塀のデザイン案、素材、高さなどを提示し、丁寧に説明する。
2. **建設予定者にも直接連絡を取り、状況を説明し、話し合う機会を持つ。** お互いの懸念を共有し、建設的な解決策を探る。
3. **建設業者や建設予定者との交渉が難航する場合は、弁護士や建築士などの専門家に相談する。** 法的根拠に基づいたアドバイスを受け、交渉を進める。

まとめ

アパート建設によるプライバシー問題、非常にデリケートな問題です。しかし、適切な対応と交渉によって、解決できる可能性は十分にあります。焦らず、冷静に、そして具体的な提案と代替案を用意することで、建設業者や建設予定者との良好な関係を築き、納得のいく解決策を見つけられるよう願っています。早急に解決できるよう、頑張ってください。