アパート建替えに伴う入居者の方の立退き問題:具体的な解決策と支援方法

アパートの建替にための入居者の立退きに本当に困り果てています。どんなささいなアドバイスでも頂けないでしょうか。私はオーナーと入居者の間にたって交渉を行っている立場なのですが、築40年の貸家で建替を予定していて立退きを求める書面は半年以上前に送り、既にその期間は過ぎている状態です。入居者様は現在52歳で無職の夫、同じく52歳で専業主婦の妻、専門学生で残り2年の在学期間がある息子の三名です。入居期間は17年で現在まで滞納は一度もありません。保証人になってくれる方も収入もなしですが預貯金は1,500万程所有しているので生活保護を受けることはできません。本人に引越しの意思があるにはあり、仕事が見つかれば引っ越せるという話をしていましたので、これまではハローワークに同行し仕事探しの手伝いを行いましたが、元々美容師をしてきた方で2年前にクビになり同じ就職先も他の就職先も探すことはかなり厳しい状況でした。しかし、賃料の保証会社に預貯金があるのでアルバイトでも保証をして頂ける可能性が高いという話を聞き、毎週できそうなアルバイトを探して情報提供を行うようになりました。なかなか決まらない状態がずっと続いています。入居者からすれば仕事が決まるかもわからない状態で契約解除の合意などできるはずもありませんので、オーナー様と一緒に訪問し新築物件建築後にその物件に住んでもいいということを提案しました。新築物件建築の期間だけ定期借家で借りてその期間で仕事が決まれば住み続けるなり引っ越すなりしてもらい万が一決まらなければ新築物件に住んでもらうという話をしました。しかし、今借りている建物は近くの相場と比べるとありえないほど低い賃料なので、それに合意したら仕事が決まっても今より部屋が狭くなるしもし戻ることになったら今より高い賃料なんて払えないということで断られました。同条件程度で住める場所自体ほとんどない上に無職で探しようもない状態ですので私は今後どうすればいいのかわからなくなってしまい相談させて頂きました。ちなみに、近所に母の家がありますが狭くて住むことができず、また、高齢なためその近所でないと住めないとのことです。市営住宅も申し込んではいますが倍率が高く期待はできな状況です。長文で申し訳ございません。立退きを進めオーナーがどうにか建築をすすめることはできないでしょうか。

現状の整理と課題

築40年のアパート建替えに伴う入居者の方の立退き問題、非常に難しい状況ですね。現状を整理すると以下の点が課題となっています。

* **入居者の経済状況:** 52歳無職の夫と専業主婦の妻、専門学生の息子という構成で、収入がなく、生活保護も受けられない状況。預貯金はありますが、生活費や引っ越し費用、そして将来への不安を抱えている。
* **雇用状況:** 元美容師の夫は再就職に苦労しており、アルバイト探しにも難航している。
* **住居状況:** 現在の賃貸住宅は低家賃だが、建替えのため退去が必要。同等の条件の住居を見つけるのが困難。近隣に母の家があるものの、同居は難しい。市営住宅の応募もしているが、倍率が高く期待できない。
* **交渉の難航:** 新築物件への入居提案も、家賃や広さの条件面で合意に至っていない。

解決策へのアプローチ:段階的な支援と交渉

オーナー様と入居者様の双方にとって最善の解決策を見つけるためには、段階的なアプローチが必要です。焦らず、入居者の方々の不安を丁寧に解消していくことが重要です。

ステップ1:入居者の方々の不安の解消と信頼関係構築

まず、入居者の方々と信頼関係を築くことが不可欠です。単なる交渉相手ではなく、困っている状況を理解し、共に解決策を探るパートナーとして接することが重要です。

* 定期的な面会と丁寧なヒアリング:単なる進捗報告ではなく、生活状況や不安な点などを丁寧にヒアリングしましょう。話を聞くことで、彼らの本当のニーズが見えてきます。
* 共感と寄り添う姿勢:彼らの置かれている状況を理解し、共感する姿勢を示すことが重要です。感情的な言葉ではなく、事実を冷静に受け止め、寄り添う姿勢を示しましょう。
* 専門家への相談:必要に応じて、社会福祉協議会やNPO法人などの専門機関に相談し、適切な支援策を検討しましょう。

ステップ2:具体的な支援策の提示

単なる「引っ越してください」ではなく、具体的な支援策を提示することで、入居者の方々の不安を軽減できます。

* アルバイト探し支援の強化:ハローワークへの同行だけでなく、求人情報の収集、面接対策、履歴書作成支援など、より具体的な支援を提供しましょう。
* 引っ越し費用支援:オーナー様と相談の上、引っ越し費用の一部を支援する可能性を検討しましょう。
* 一時的な住居の確保:新築完成までの間、一時的な住居の確保を支援する案を検討しましょう。仮住まいの費用負担についてもオーナー様と協議が必要です。
* 新築物件への入居条件の再検討:現在の家賃と同等、もしくはそれに近い家賃で、広さについても妥協点を探る努力が必要です。

ステップ3:オーナー様との連携強化

オーナー様との連携を強化し、柔軟な対応を促すことが重要です。

* 現状の報告と課題の共有:定期的にオーナー様に現状を報告し、課題を共有しましょう。
* 解決策の提案と協議:具体的な解決策を提案し、オーナー様と協議を行い、合意形成を目指しましょう。
* 法的措置の検討:最終手段として、法的措置を検討する必要性もオーナー様と共有しましょう。ただし、人道的配慮を忘れずに、あくまで最終手段として検討すべきです。

ステップ4:行政機関への相談

行政機関への相談も有効な手段です。

* 住宅相談窓口:市区町村の住宅相談窓口に相談し、公営住宅や民間賃貸住宅の斡旋、家賃補助制度などの利用可能性を検討しましょう。
* 生活福祉事務所:生活に困窮している場合、生活福祉事務所に相談し、生活保護やその他の支援制度の利用可能性を検討しましょう。

専門家の視点:弁護士・不動産鑑定士

このケースでは、弁護士や不動産鑑定士などの専門家の意見を聞くことが非常に重要です。

* 弁護士:立退きに関する法律や手続き、交渉の進め方についてアドバイスを得ることができます。
* 不動産鑑定士:現在の賃貸住宅の家賃が相場と比べて著しく低いのかどうか、新築物件の家賃設定が妥当かどうかなどを判断してもらうことができます。

まとめ:長期的な視点と丁寧な対応

アパート建替えに伴う入居者の方の立退き問題は、法律的な問題だけでなく、人道的な配慮が非常に重要です。短期的な解決ではなく、長期的な視点を持って、入居者の方々と丁寧に向き合い、信頼関係を構築しながら、双方にとって納得できる解決策を見つける努力を続けることが大切です。

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