アパート入居時の点検:壁の画鋲跡や床の傷、詳細な書き方と注意点

築12年のアパートに引っ越してきました。設備の不具合や内装の汚れを記入するため、(チェック項目はなく5㎝四方で自由に記載できる)紙をわたされました。アパートはパッと見はきれいなんですが、いざ点検してみると、壁に画びょう跡が数か所あったり、壁の上の方に5ミリくらいの穴が空いていたりします。床にも擦り傷やへこみがいたるところにあります。書き方としては、「リビングの壁に画鋲跡・5ミリほどの穴数か所あり。」「(全体的に)床に擦り傷、へこみあり。」という感じでいいんでしょうか?それとも場所をもっと細かく記載した方がいいんでしょうか?しかし小さい欄なので、これ以上細かくは書けそうにありません。不動産屋には紙を渡されたとき、「お客様のために細かく書いておいた方がいいですよ」と言われたんですが、どこまで細かく書けばいいのかわかりません。その後またきいてみると、「書き方は自由で結構です」と言われました。

アパート入居時の点検表の書き方:詳細と写真撮影の重要性

アパートの入居時点検は、後々のトラブルを防ぐために非常に重要です。小さな傷や汚れも見逃さず、正確に記録しておくことが大切です。不動産会社からは「細かく書いておいた方がいい」とアドバイスされたとのことですが、5cm四方の小さな欄に全てを書き込むのは難しいかもしれません。そこで、詳細な記述と写真撮影を組み合わせることをおすすめします。

点検表への記載:箇条書きで簡潔に

点検表には、箇条書きで簡潔に記述しましょう。場所を特定するために、部屋名(例:リビング、キッチン、寝室など)と、より具体的な位置(例:北側の壁、窓際、ドア付近など)を記載します。 傷や汚れの状態も、できるだけ具体的に記述しましょう。

  • リビング:北側の壁に画鋲跡3ヶ所、直径5mmの穴1ヶ所あり。
  • リビング:床全体に浅い擦り傷多数、中央付近に直径1cmのへこみ1ヶ所あり。
  • キッチン:シンク下の扉に小さな傷1ヶ所あり。
  • 浴室:鏡に小さな汚れ数ヶ所あり。

上記のように、具体的な場所と状態を記載することで、後からトラブルになった際にも証拠として役立ちます。ただし、スペースが限られているため、重要な箇所に絞って記述することが重要です。全ての傷を書き込む必要はありません。

写真撮影:証拠として必須

点検表への記述に加えて、写真撮影は必須です。スマートフォンで簡単に撮影できるので、全ての傷や汚れを写真に収めましょう。特に、小さな傷や汚れは写真の方が分かりやすく、後々の証拠として有効です。

写真撮影の際には、以下の点に注意しましょう。

  • 全体像と詳細:傷や汚れ全体を写した写真に加え、より詳細な状態がわかるアップの写真も撮影しましょう。
  • 日付と時刻:写真に日付と時刻の情報を記録しておきましょう。多くのスマートフォンは自動的に撮影日時を記録します。
  • 複数枚の撮影:同じ箇所を複数枚撮影することで、より詳細な状況を記録できます。
  • 照明:適切な照明の下で撮影することで、傷や汚れをより鮮明に写すことができます。

不動産会社への報告:点検表と写真の提出

点検表と写真を不動産会社に提出する際には、「入居時点検の結果です。問題があればご連絡ください」といった一言を添えると良いでしょう。 提出後、不動産会社から連絡がない場合でも、後日、写真付きでメールなどで報告書を送付し、記録を残しておくことをお勧めします。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から見ると、入居時点検は、後々のトラブルを避けるための重要な手続きです。 点検表に記載された内容と実際の状況に相違があった場合、証拠として写真が非常に有効となります。 写真がない場合、主張が認められない可能性もあります。

また、点検表に記載されていない傷や汚れが、入居後に発見された場合、入居前に存在していたことを証明することが困難になります。そのため、入居前に可能な限り詳細な点検を行い、記録を残しておくことが非常に重要です。

インテリアとの関連性:お部屋の雰囲気と状態

入居したアパートのインテリアを考える上で、既存の傷や汚れは大きな影響を与えます。 例えば、壁の画鋲跡は、絵画や写真を飾る際に目立ってしまう可能性があります。 床の傷は、家具の配置やラグの選択に影響を与えるかもしれません。

入居前にこれらの状態を把握することで、インテリアの計画をより適切に行うことができます。 例えば、傷が目立つ箇所に家具を配置したり、ラグで隠したりするなど、インテリアの工夫によって、これらの問題を軽減することができます。

まとめ:詳細な記録と写真で安心を

アパート入居時の点検は、後々のトラブルを防ぐために非常に重要です。 5cm四方の小さな欄でも、箇条書きで簡潔に、かつ重要な箇所を正確に記述し、写真撮影を併用することで、十分な記録を残すことができます。 不動産会社との良好な関係を築き、快適な生活を送るためにも、入居時の点検をしっかりと行いましょう。

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