アパート・マンションの内装デザインはどうやって決まる?1Kでもおしゃれな部屋にするためのポイント

アパートなどの外観、内装のデザインはどうやって決まるのでしょう?大家さんが依頼した建築会社の方が間取りや内装をデザインするのでしょうか?1Kでも型通りではなくて、ちょっとおしゃれな作りの部屋ってありますよね。建築関係に詳しい方ぜひ教えて下さい。

アパート・マンションのデザイン決定プロセス

アパートやマンションの外観・内装デザインは、大きく分けて以下のプロセスで決まります。

  • 企画段階:物件の立地、ターゲット層(学生、ファミリー、単身者など)、競合物件の分析などを基に、全体のコンセプト(例:都会的なデザイン、自然をモチーフにしたデザインなど)を決定します。この段階で、外観デザインの大まかな方向性や、内装の雰囲気(例:シンプルモダン、北欧風、ナチュラルなど)が決定されます。
  • 設計段階:コンセプトに基づき、建築士や設計事務所が間取り、設備、素材などを詳細に設計します。この段階では、外観デザインの細部や、内装の具体的なデザイン(壁の色、床材、照明など)が決定されます。また、コストや施工性なども考慮されます。
  • 施工段階:設計図に基づき、建築会社が実際に建物や内装を施工します。この段階では、デザイン通りに施工されているか、品質に問題がないかなどを確認します。

大家さんの役割

大家さんは、物件のコンセプトや予算を設定し、建築会社や設計事務所に指示を出します。デザインの最終決定権は大家さんにある場合が多いですが、建築会社や設計事務所の提案を参考にしながら、決定していくのが一般的です。

建築会社・設計事務所の役割

建築会社や設計事務所は、大家さんの要望を聞きながら、設計図を作成し、施工を管理します。デザインの提案や、コストや施工性の観点からのアドバイスなども行います。 多くの場合、建築会社は自社で設計部門を持つ、もしくは外部の設計事務所と連携してデザインを完成させます。

1Kでもおしゃれな部屋にするためのポイント

1Kでも、工夫次第でおしゃれな空間を作ることができます。ポイントは、以下の通りです。

1. 色使い

  • ベースカラーの選択:壁や床などのベースカラーは、部屋全体の雰囲気を大きく左右します。ベージュのような落ち着いた色や、白、グレーなどは、どんなインテリアにも合わせやすくおすすめです。 暗めの色を使うと部屋が狭く感じられるため、明るい色をベースにすると空間を広げられます。
  • アクセントカラーの活用:ベースカラーにアクセントカラーを加えることで、空間におしゃれな変化を付け加えられます。例えば、ベージュの壁に、ダークブラウンの家具や緑色の観葉植物を配置するなど、色の組み合わせで個性を演出できます。 ただし、アクセントカラーは全体の10~20%程度に抑えるのがポイントです。

2. 照明

  • 間接照明の活用:間接照明は、柔らかな光で空間を演出することができます。ダウンライトや間接照明を組み合わせることで、リラックスできる雰囲気を作れます。 また、スポットライトなどを活用し、絵画や観葉植物などを効果的に照らすこともおすすめです。
  • 自然光の活用:カーテンやブラインドなどを活用して、自然光を効果的に取り入れることも重要です。 明るい日差しは、部屋を広く明るく見せる効果があります。

3. 家具選び

  • 多機能家具の活用:1Kでは、スペースが限られています。ソファベッドや収納付きベッドなど、多機能家具を活用することで、スペースを有効活用できます。
  • コンパクトな家具の選択:大きすぎない家具を選ぶことで、部屋が狭く感じられるのを防ぎます。 また、脚付きの家具を選ぶことで、床面が見えるようになり、空間が広く感じられます。

4. 収納

  • 収納スペースの確保:1Kでは、収納スペースが不足しがちなため、収納ボックスや棚などを活用して、収納スペースを確保することが重要です。 壁面収納などを活用すれば、床面積を広く使うことができます。
  • 整理整頓:収納スペースを確保しただけでは不十分です。定期的に整理整頓を行い、不要なものを処分することで、常に清潔で快適な空間を保ちましょう。

5. アクセント

  • グリーンの導入:観葉植物などを置くことで、空間のアクセントとなり、リラックス効果も期待できます。 小さな植物でも、大きな効果があります。
  • アート作品:絵画やポスターなどを飾ることで、個性を演出できます。 自分の好きな作品を選ぶことで、より愛着のある空間になります。

専門家の視点:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、さらに具体的なアドバイスをさせていただきます。

「女性向け」や「おしゃれ」といった要望は、具体的なイメージを共有することが大切です。 例えば、北欧風、シンプルモダン、ナチュラルなど、具体的なスタイルを提示することで、大家さんや建築会社との意思疎通がスムーズになります。 また、PinterestやInstagramなどのSNSで、理想のインテリア写真を集めて参考にすると良いでしょう。

まとめ

アパートやマンションの内装デザインは、大家さん、建築会社、設計事務所など、複数の人々が関与して決定されます。 しかし、1Kであっても、色使い、照明、家具選び、収納、アクセントなどを工夫することで、自分らしいおしゃれな空間を作ることができます。 上記のポイントを参考に、理想の部屋を実現しましょう。

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