アパートの電子キー電池切れトラブル!費用負担は誰?管理会社・大家との対応策

うちのアパートは玄関が、暗証番号を押して開ける電子キーになっています。こないだ夜に会社から帰って来て開けようとしたら、開きませんでした。その時はピーといういつもの音がしたし、数字のランプも点灯していたので電池切れだとは思いませんでした。何度やっても開かず、管理会社も営業時間外で仕方なく、スマホで検索して鍵の救急車みたいなところに来てもらいました。で、結局電池交換したら直ったので、電池切れだったのですが・・・。夜中に部屋に入れずに1時間以上も外で待ったあげく、出張費や作業費・深夜料金などで16,800円もかかりました。これはアパートの管理側の責任ではないかと思い、次の日に管理会社に電話してかかった費用を支払ってくれないかと聞いてみたのですが、「ちょっと難しいと思います」との回答。私もしつこく納得がいかないと言ったら、「大家さんに一応聞いてみますが・・・」ということで、返事を待って1週間以上が経つ状況です。これはやはり私が自分で負担するしかないのでしょうか?以下の内容もふまえて、アドバイス頂ければと思います。・管理会社の時間内であれば、連絡して作業員が対応してくれる。(費用の請求はされない)・通常電池切れの直前には、いつもと違う音がする、ランプが消える等の予兆があるらしいが、そのようなものはなかった。(気づかなかった)・契約書には、故意または過失による修繕は入居者が負担するが、それ以外の住むために必要な修繕は大家が負担するとなっている。・入居時に、電子キーの説明、どのくらいで電池が切れるとか、どーゆう電池を使っているとかなどの説明はなかった。・電池はコンビニ等で売ってるようなものではなく、大きな家電屋さんとかに行かなければなさそうな特殊なもの。・玄関ドアの内側に、電池切れの場合の交換方法が書いてあったが、外から開かなかったので、当然見れない。ちなみに、大家さんが支払えないと言ってきた場合、管理会社は某大手の仲介業者なのですが、(契約書に管理社と書いてあります)管理会社に請求することはできないのでしょうか?むしろ大家より管理会社の責任のような気がするのですが。関係ないかもしれないですが、管理費は毎月支払っています。

電子キー電池切れによる高額な費用、誰が負担すべき?

夜中に電子キーの電池切れで帰宅できず、高額な費用を負担することになった、大変な状況でしたね。ご自身の負担が妥当なのか、管理会社や大家の責任の有無について、詳しく見ていきましょう。

契約書の内容を確認

まず、ご契約書をよく確認しましょう。「住むために必要な修繕は大家が負担する」という条項があるとのことですが、この「住むために必要な修繕」に電子キーの電池交換が含まれるかどうかが争点になります。

一般的に、建物の維持管理に必要な修繕は大家の責任とされています。電子キーは玄関の施錠・解錠に不可欠な設備であり、その機能が維持できない状態(電池切れ)は、居住の妨げとなります。そのため、電池交換は「住むために必要な修繕」に該当する可能性が高いと言えるでしょう。

ただし、契約書には具体的な記載がない場合もあります。曖昧な表現であれば、解釈の余地があり、大家側が費用負担を拒否する可能性も否定できません。

管理会社の説明不足

入居時に電子キーの使用方法、電池の種類、交換方法、電池寿命に関する説明がなかったことは、管理会社側の大きな落ち度です。入居者への適切な説明義務を怠ったと言えます。 この点は、費用負担の交渉において重要なポイントになります。

電池切れの予兆の有無

電池切れの予兆がなかったとありますが、電子キーによっては、電池残量が少なくなると、警告音が変化したり、ランプの点滅パターンが変わったりするものもあります。 もし、そのような予兆があったにも関わらず、入居者が気づかなかった場合は、責任の一端を負う可能性も出てきます。しかし、今回のケースでは、予兆がなかったと主張されているため、この点は管理会社側に不利に働く可能性が高いです。

管理会社と大家の責任

管理会社は、大家を代理して建物の管理運営を行う立場にあります。そのため、電子キーの電池切れによるトラブルについても、管理会社にも責任の一端があると言えるでしょう。特に、説明不足や対応の遅れは、管理会社としての責任を問われる可能性があります。

大家に費用負担を依頼する前に、管理会社に改めて交渉し、状況を説明する必要があります。契約書の内容、説明不足、そして夜間のトラブル対応の遅れなどを根拠に、費用負担を求めましょう。

具体的な交渉方法

1. **証拠の収集**: 鍵の救急車への依頼明細書、管理会社への連絡履歴、契約書のコピーなどを準備します。
2. **冷静な説明**: 感情的にならず、事実を淡々と説明します。「説明不足により、深夜に高額な費用を負担することになった」という点を強調しましょう。
3. **書面での請求**: 口頭だけでなく、内容証明郵便で費用負担の請求を行いましょう。これにより、証拠として残ります。
4. **消費者センターへの相談**: 交渉が難航する場合は、地域の消費者センターに相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な交渉を進めることができます。

専門家の視点:弁護士への相談

交渉がうまくいかない場合、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、契約書の内容を正確に解釈し、法的観点から適切なアドバイスをしてくれます。費用はかかりますが、高額な費用を負担する可能性がある状況では、弁護士への相談は有効な手段です。

アパート選びのポイント:電子キーの確認

今回のトラブルを教訓に、今後のアパート選びでは、電子キーの仕様について事前に確認しましょう。

* **電池の種類と交換方法**: どのような電池を使用しているか、交換方法は簡単か、自分で交換できるかなどを確認します。
* **電池寿命**: 電池の寿命はどのくらいか、交換時期の通知があるかなどを確認します。
* **緊急時の対応**: 電池切れ時の対応について、管理会社に確認しておきましょう。
* **契約書の内容**: 契約書に、電子キーに関する事項が明確に記載されているかを確認しましょう。

まとめ

電子キーの電池切れは、思わぬ出費につながる可能性があります。今回のケースでは、管理会社と大家への適切な交渉、そして必要であれば弁護士への相談が重要です。 また、今後のアパート選びでは、電子キーの仕様について事前に確認し、トラブルを未然に防ぐことが大切です。

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