アパートの羽アリ大量発生と退去に関する相談:専門家によるアドバイス

築年数10数年のマンションに2週間ほど前に引越しました。引越してすぐにキッチンの排水溝のニオイが漂っていて管理会社に連絡したところ対処して頂けニオイは落ち着きました。ところが昨日、部屋に大量の羽アリが発生しました。応急的に殺虫剤を購入し目に付くものは倒し、管理会社に連絡をしました。数時間後管理会社が訪問し、確認をしてもらったところ「この時期は羽アリが出やすい。近くの家にいたものが移動中でここのマンションのは巣もなく住み着いてるわけではないから大丈夫。」と言われ次の日に業者に来てもらうことになりました。その日は殺虫剤とコロコロでどうにかしとりあえず目に付くものは居なくなりました。次の日に業者の方が訪問され見ていただいたところ羽アリはシロアリの一種であり人間に影響はなく、この時期だけしか出て来ないとのことでした。しかし、まだ1,2回は出る可能性もあり、巣はおそらくマンションにあるとのことでした。マンションの構造上、大掛かりな駆除は後日きちんととしてくれることになりまし。虫は得意でなく処理も嫌ですし、また部屋に出たことからかなりショックも大きいです。今だ羽が至る処に落ちていたりアリの死体があったりと凄く嫌です。また、いつ羽アリが出てくるか解らない状況にも酷く困惑し精神的に参っています。引越しの際に敷金、礼金、仲介費をとらえ一年以内の解除は違約金が発生する契約になっていますが、もうこの部屋に住み続けるのは苦痛です。上記のお金を返してもらい転居することは可能でしょうか?またどのように交渉するのが良いのでしょうか?管理会社、仲介社ともに大手の会社です。お詳しい方、お知恵を貸して頂けると幸いです。よろしくお願いします。

深刻な害虫問題と退去交渉:現状と解決策

新居での生活が始まったばかりなのに、排水溝の臭い、そして大量の羽アリ発生と、立て続けにトラブルに見舞われ、精神的に辛い状況にあるとのこと、お察しいたします。 特に虫が苦手な方にとって、羽アリの大量発生は大きなストレスとなります。 契約上、一年以内の解約には違約金が発生するとのことですが、状況によっては、違約金を免除、もしくは軽減してもらえる可能性もあります。

1. 問題の深刻さを明確に伝える

まず、管理会社と仲介会社に対して、現状の深刻さを改めて明確に伝えましょう。 単に「羽アリが出た」というだけでなく、以下の点を具体的に説明することが重要です。

  • 発生状況:羽アリの発生数、発生場所、発生頻度を具体的に説明します。「大量発生」「部屋中に散らばっている」「死骸も多数確認できる」など、客観的な事実を記述しましょう。
  • 精神的苦痛:虫が苦手であること、羽アリの発生によって強い精神的苦痛を受けていること、不眠や食欲不振などの具体的な症状があればそれも伝えましょう。 「日常生活に支障をきたしている」点を強調することが大切です。
  • 管理会社の対応:これまでの管理会社の対応(ニオイ問題、羽アリ問題への対応)について、迅速性や適切性を評価し、今後の対応への期待と不安を伝えましょう。例えば、「一時的な駆除では根本的な解決にならない」「再発が懸念される」といった点を指摘します。
  • 健康への影響:シロアリの一種とはいえ、大量発生による健康への影響(アレルギー反応など)の可能性についても言及することで、問題の深刻さを強調できます。 専門家の意見(医師など)があれば、それを提示することも有効です。

2. 証拠の確保

交渉を有利に進めるためには、証拠を確保することが重要です。

  • 写真・動画:羽アリの大量発生状況、死骸、羽が散乱している様子などを写真や動画で記録しておきましょう。
  • 管理会社との連絡履歴:メールや電話でのやり取りを記録しておきましょう。 日付、時間、内容を明確に記録することで、対応の遅延や不備を証明できます。
  • 専門家の意見:可能であれば、害虫駆除の専門業者に状況を確認してもらい、報告書を作成してもらいましょう。 専門家の意見は、交渉において強い武器となります。

3. 交渉方法

管理会社、仲介会社との交渉は、まず書面(内容証明郵便が望ましい)で丁寧に行いましょう。 口頭での交渉だけでは、後々トラブルになる可能性があります。

  • 冷静かつ丁寧に:感情的な言葉は避け、冷静かつ丁寧に現状を説明し、退去を希望する理由を明確に伝えましょう。
  • 具体的な提案:違約金免除、もしくは軽減を要望する旨を伝え、具体的な金額を提示しましょう。 例えば、「現状を鑑みて、違約金の半額を負担する」といった提案をすることで、交渉がスムーズに進む可能性があります。
  • 法的根拠:必要に応じて、借家法などの関連法規を参考に、自身の権利を主張しましょう。 専門家(弁護士など)に相談することも有効です。
  • 複数回交渉:一度の交渉で解決しない可能性が高いです。 複数回に渡り、粘り強く交渉を行いましょう。

4. 専門家への相談

交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、より有利な条件で交渉を進めることができます。

専門家の視点:害虫問題と居住者の権利

弁護士や不動産会社などの専門家は、借家法や民法に基づき、居住者の権利を擁護します。 今回のケースでは、以下の点が争点となる可能性があります。

* **賃貸物件としての瑕疵(欠陥):** 大量の羽アリの発生は、賃貸物件としての瑕疵に該当する可能性があります。 管理会社には、居住者に安全で快適な住居を提供する義務があります。
* **居住の権利の侵害:** 大量の羽アリの発生により、居住者の精神的苦痛が著しい場合は、居住の権利が侵害されていると主張できる可能性があります。
* **契約解除:** 賃貸借契約には、解約条項が定められています。 しかし、居住に支障をきたす重大な瑕疵がある場合、違約金を支払わずに解約できる可能性があります。

これらの点を踏まえ、専門家と相談しながら、最適な解決策を見つけることが重要です。

具体的な行動計画

1. 管理会社・仲介会社に、上記で述べた内容を盛り込んだ内容証明郵便を送付します。
2. 写真・動画などの証拠を添付します。
3. 専門家(弁護士など)に相談し、今後の対応についてアドバイスを求めます。
4. 管理会社・仲介会社との交渉を継続します。
5. 必要に応じて、裁判などの法的措置を検討します。

まとめ

アパートでのトラブルは、精神的な負担が大きいです。 しかし、冷静に対処し、適切な証拠を確保し、必要に応じて専門家の力を借りることで、解決への道筋が見えてきます。 諦めずに、粘り強く交渉を進めていきましょう。

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