アパートの結露と退去時の費用負担:築浅でも起こる結露問題と解決策

アパートの結露、そして退去について教えて下さい。4月に、アパートを退去予定です。引っ越してきた際、このアパートは築3年でした。丸4年をこのアパートで過ごしてきました。寝室にしている洋室6畳は西側なのですが、驚くほどに結露が酷く、毎年びっくりする程でした。寒さが厳しい2月頃には、驚愕なことに、壁が濡れることもあり・・・壁側の天井には、水滴がポタリと落ちてくる程。。。2階真ん中の部屋なので、両隣や下からの熱気がくるせいもあってか、暖房をつけていなくても、壁が濡れたり水滴が滴る程なんです・・・。これって、構造の問題?断熱材が入っていないのでしょうか・・・・。無論、そんな水滴が滴るぐらいですから、天井には黒カビ発生です。拭いても拭いても、結局天井のもとが腐ってしまうんでしょう。。。私自身では、どうすることもできません・・・。ここを退去する際、おそらくカビさせた!とか言われるんでしょうけど・・・これって構造の問題じゃないのかなって思ってしまいます。。。勿論、過ごしてきた年月もありますし、極力元に戻したいと思います。ただ本音は、こんな壁が濡れる程結露が酷い家なんてありえないでしょ!っていう感じではありますが。。。。。退去時、構造の問題だから費用負担は折半ぐらいやってもらいたい気持ちです。そう言ったとしても、やっぱり借主は弱い立場ですかね・・・?わかる方がいたら、おしえてください。

築浅アパートの激しい結露:原因と対処法

築3年で結露が酷いとのこと、大変お困りだと思います。まず、ご安心ください。築年数が浅くても、適切な断熱対策がされていない場合、結露は深刻な問題になります。 あなたの状況は、決して珍しいケースではありません。

結露の原因は、室内の暖かい湿った空気が、冷たい壁や窓に接触し、水滴になることです。特に西側の部屋は、日中の日射で室温が上がり、夜間に急激に冷えるため、結露が発生しやすい傾向があります。さらに、2階の中央という立地は、隣接する部屋からの熱気の影響を受けやすく、結露を悪化させる可能性があります。

考えられる原因をいくつか挙げ、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1. 断熱材の不足または不適切な施工

最も可能性が高いのは、断熱材の不足または施工不良です。壁や天井の断熱性能が低いと、室温と外気温の差が大きくなり、結露が発生しやすくなります。特に、築浅のアパートでも、コスト削減のために断熱材が不足していたり、適切に施工されていないケースがあります。

2. 窓の断熱性能の低さ

窓も結露の大きな原因となります。窓の断熱性能が低いと、窓ガラスに結露が発生しやすく、それが壁にまで広がる可能性があります。複層ガラス(ペアガラス)を採用しているか、窓枠の気密性が高いかどうかを確認しましょう。

3. 室内換気の不足

換気が不十分な場合、室内の湿気がこもり、結露を悪化させます。こまめな換気は、結露対策の基本です。特に、浴室やキッチンを使用後は、必ず換気扇を回し、窓を開けて換気しましょう。

4. 生活習慣

洗濯物を室内干ししたり、加湿器を使用しすぎたりすることも、室内の湿度を高め、結露を招きます。これらの習慣を見直すことも重要です。

退去時の費用負担:借主と家主の責任

結露によるカビの発生は、家主と借主のどちらが責任を負うべきか、判断が難しい問題です。

一般的には、建物の構造上の問題による結露であれば、家主の責任が大きくなります。 しかし、借主の生活習慣によって結露が悪化している場合、借主にも一定の責任があると判断される可能性があります。

あなたのケースでは、築浅であること、壁が濡れるほど激しい結露であること、そして天井にカビが発生していることから、家主側の責任が大きいと主張できる可能性が高いと考えられます。

専門家の意見を参考にしよう

退去前に、不動産会社や専門業者に状況を説明し、現状を写真や動画で記録しておくことが重要です。専門家に見てもらい、結露の原因と責任の所在について、客観的な意見を得ることができれば、家主との交渉に有利に働きます。

退去時の交渉:具体的なステップ

1. **証拠を揃える:** 結露の状況を写真や動画で記録し、記録日付を明確にしましょう。
2. **不動産会社に連絡:** 状況を説明し、専門家の立ち会い検査を依頼しましょう。
3. **家主との交渉:** 専門家の意見を参考に、費用負担の割合について交渉しましょう。
4. **必要であれば、弁護士に相談:** 交渉が難航する場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。

交渉においては、感情的にならず、冷静に事実を伝え、専門家の意見を根拠に主張することが大切です。

結露対策:予防と改善

今後のアパート生活、そして次の住まいでの結露対策のために、いくつかのポイントをご紹介します。

予防策

* **こまめな換気:** 1時間に1回程度、窓を開けて換気しましょう。
* **除湿機の活用:** 梅雨時期や冬場など、湿度の高い時期には除湿機を使用しましょう。
* **室内干しは控えめに:** 洗濯物は、できる限り屋外で干しましょう。
* **適切な加湿:** 加湿器を使用する場合は、湿度を50%程度に保つようにしましょう。
* **窓の結露対策:** 窓に断熱シートを貼るなど、結露対策をしましょう。

改善策

* **断熱材の追加:** 壁や天井に断熱材を追加することで、結露を抑制することができます。
* **窓の交換:** 断熱性能の高い窓に交換することで、結露を大幅に軽減できます。

まとめ

築浅のアパートであっても、結露は深刻な問題となる可能性があります。今回のケースのように、壁が濡れるほどの結露は、構造上の問題の可能性が高いです。退去時には、冷静に状況を説明し、専門家の意見を参考に交渉を進めることが重要です。そして、次の住まいでは、今回学んだことを活かし、結露対策をしっかりと行いましょう。

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