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水道からサビが出る原因
アパートの水道からサビが出ているとのこと、ご心配ですね。原因を特定し、適切な対処をすることが重要です。サビの原因は主に以下の3点に絞られます。
- 給水管の老朽化:アパートの築年数が古く、給水管(鉄管など)が錆びていることが最も考えられます。長年の使用による腐食や、配管内部のミネラル付着などが原因で、サビが発生し、水に混ざりこみます。特に、お湯の方がサビが出やすいのは、高温により腐食が促進されるためです。
- ボイラーの故障:ガス給湯器などのボイラー内部にサビが発生し、それが水に混ざり込んでいる可能性があります。ボイラーの内部にフィルターがある場合、そこにサビが蓄積されますが、フィルター交換や洗浄だけでは完全に解決しないケースもあります。今回のケースのように、ボイラーから既にサビ混じりの水が供給されている可能性が高いです。
- 貯水槽の問題:集合住宅では貯水槽を使用している場合があり、その貯水槽や配管にサビが発生している可能性も考えられます。管理状態が悪く、定期的な清掃やメンテナンスがされていないと、サビが発生しやすくなります。
具体的な対処法
まずは、状況証拠をしっかり記録することが重要です。
1. 証拠の記録
- サビの出具合の写真撮影:水道から出るサビの量や色、出るところなどを写真や動画で記録しましょう。複数回、時間帯を変えて撮影することで、状況の変化を把握できます。
- サビのサンプル採取:可能であれば、サビのサンプルを採取し、専門機関に分析を依頼することも検討しましょう。分析結果があれば、不動産会社との交渉にも役立ちます。
- 記録の保管:ガス会社や不動産会社とのやり取りの記録(メール、電話記録など)、写真、動画などを全て大切に保管しましょう。これらは、今後の交渉において重要な証拠となります。
2. 不動産会社への再交渉
ガス会社が水道管の問題を指摘しているにも関わらず、不動産会社が対応を渋っている状況は問題です。
- ガス会社の見解を明確に伝える:ガス会社から受けた説明を、具体的に不動産会社に伝えましょう。ボイラーのフィルター清掃だけでは解決しない点、水道管の問題の可能性が高い点を強調することが重要です。2階の部屋からもサビが出ているという事実も重要な証拠です。
- 健康被害への懸念を伝える:サビが健康に悪影響を及ぼす可能性があることを伝えましょう。特に、小さなお子さんや高齢者がいる場合は、その点を強調することで、不動産会社に圧力をかけることができます。
- 書面での請求:電話でのやり取りだけでは、記録が残りにくいため、書面で修理を依頼しましょう。内容証明郵便を利用すると、証拠として有効です。
- 弁護士への相談:それでも対応してもらえない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士に依頼することで、法的措置を取ることも可能になります。
3. 市役所への相談
水道管の問題であれば、市役所にも相談できます。
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- 水道局への相談:水道局に相談することで、水道管の老朽化や問題点の有無を調査してもらうことができます。専門家の判断を得られるため、不動産会社との交渉にも有利に働きます。
- 保健所への相談:サビによる健康被害の可能性があるため、保健所への相談も有効です。保健所は、居住環境の衛生面を管理しており、必要に応じて調査や指導を行うことができます。
専門家の視点
建築士や不動産管理士などの専門家に相談することで、客観的な意見やアドバイスを得ることができます。専門家は、法律や規制に関する知識も豊富であるため、より効果的な解決策を提案してくれるでしょう。
インテリアへの影響と対策
サビは、健康面だけでなく、インテリアにも悪影響を及ぼします。
- 浴室や洗面所の汚れ:サビは、浴槽や洗面台、タイルなどに付着し、掃除が困難になります。また、配管の腐食が進行すると、水漏れや破損につながる可能性もあります。
- 洗濯物の変色:洗濯機を使用する際に、サビが洗濯物に付着し、変色させる可能性があります。特に白い衣類は注意が必要です。
- 家具への影響:サビが空気中に飛散し、家具に付着する可能性もあります。特に、金属製の家具はサビの影響を受けやすいです。
これらの影響を防ぐためには、原因となるサビの問題を解決することが最優先です。 解決するまでは、サビの付着を防ぐため、こまめな掃除を心掛けましょう。
まとめ
アパートの水道からサビが出る問題は、放置すると健康被害やインテリアへの悪影響につながる可能性があります。まずは証拠をしっかりと集め、不動産会社に強く働きかけることが重要です。それでも解決しない場合は、市役所や専門家への相談を検討しましょう。 あなたの健康と快適な生活を守るため、積極的に行動を起こしてください。