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1. 生協への相談:業者への依頼とヒナの安全確保
まず、大学生協への相談は非常に重要です。アパートのトラブルは、管理会社や大家さんへの連絡がスムーズに行われるよう、仲介してくれる大学生協に相談することで、円滑な解決に繋がることが期待できます。
しかし、ご心配の通り、業者に依頼した場合、ヒナの駆除が行われる可能性も否定できません。そのため、相談する際には、「ヒナの安全を最優先してほしい」という旨を明確に伝えましょう。業者によっては、ヒナが巣立つまで待つ、もしくは専門の鳥獣保護団体に連絡するなど、より人道的な対応をしてくれるところもあります。
相談時に以下の点を伝えましょう。
- ハトの巣の場所(室外機の裏側)
- ヒナが2羽いること
- 糞害による生活への支障(洗濯物、窓の開閉、冷暖房使用)
- ヒナの駆除を避けたいという強い希望
大学生協が対応に困る場合、専門業者を紹介してもらうことも可能です。その際は、業者の対応内容やヒナへの配慮について、事前にしっかりと確認するようにしましょう。
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2. ハトの飼育:違法性と衛生面
野生のハトを捕まえて飼育することは、法律で禁止されているわけではありませんが、推奨できません。ハトは野生動物であり、飼育には専門的な知識と設備が必要です。適切な飼育環境が整っていないと、ハトの健康を損なうだけでなく、近隣住民への迷惑にも繋がる可能性があります。
また、衛生面についても懸念があります。ハトは、クリプトコッカス症などの感染症を媒介する可能性があるため、直接触れたり、糞に触れたりしないよう注意が必要です。特に、ヒナは免疫力が弱いため、不用意に近づくと病気にかかってしまう可能性もあります。
さらに、ハトの飼育には、自治体への届け出が必要な場合があります。飼育を検討する際は、事前に自治体へ確認しましょう。
3. ハトの巣立ち時期と巣の撤去
ハトの巣立ち時期は、種類や気候条件によって異なりますが、一般的には孵化後約30~40日で巣立ちます。ただし、これはあくまで目安であり、個体差があります。ヒナが羽ばたき始めたり、親鳥が餌を運んでくる頻度が減ってきたりしたら、巣立ちが近いサインです。
巣立った後、巣を撤去しても問題ありません。ただし、撤去作業は、ハトが完全に巣を離れたことを確認してから行いましょう。巣の中にヒナが残っていたり、親鳥が戻ってきて巣を作ろうとしたりする可能性もあります。
巣の撤去は、高所作業になる可能性があるため、安全に配慮することが重要です。ご自身で作業するのが不安な場合は、業者に依頼することをおすすめします。
4. インテリアへの影響と対策
ハトの糞害は、ベランダや窓枠を汚すだけでなく、建物の外壁や室内にまで被害が及ぶ可能性があります。そのため、巣の撤去後も、以下の対策を行うことをおすすめします。
- 高圧洗浄機でベランダや窓枠を清掃する:高圧洗浄機を使用することで、頑固な汚れも落とすことができます。ただし、高圧洗浄機を使用する際は、周囲への飛散に注意し、安全に配慮しましょう。
- 殺菌消毒を行う:ハトの糞には、病原菌が含まれている可能性があります。そのため、清掃後には、殺菌消毒を行いましょう。市販の消毒液を使用するか、専門業者に依頼することをおすすめします。
- ハトよけ対策を行う:ハトが再び巣を作らないように、ハトよけ対策を行いましょう。市販のハトよけネットやスパイクなどを設置する、または業者に相談して対策を検討しましょう。鳥よけネットは、ベランダ全体を覆うように設置すると効果的です。また、室外機の周囲に鳥がとまりにくい素材を使用するのも有効です。
- インテリアの清掃:ハトの糞害が室内に及んでいる場合は、徹底的に清掃し、必要に応じてインテリアの交換や修理を行う必要があります。特に、布製の家具やカーテンなどは、クリーニングに出すか、交換することを検討しましょう。
5. 専門家への相談
鳥獣害対策の専門業者に相談することも有効です。専門業者は、ハトの生態や習性について詳しく理解しており、適切な駆除方法や予防策を提案してくれます。また、安全に配慮した作業を行うため、ご自身で作業するよりも安心です。
まとめ
ハトの巣の撤去は、ヒナへの配慮と衛生面への注意が大切です。大学生協、専門業者、または鳥獣保護団体などに相談し、状況に合わせた適切な対応を検討しましょう。そして、巣の撤去後も、糞害対策やハトよけ対策をしっかり行い、快適な生活空間を取り戻しましょう。