アパートの壁の黒カビ(結露)対策:原因と除去・予防方法を徹底解説

アパートの部屋の壁が結露が原因で黒く(カビ)なっています。 消す方法がわからないので 誰か教えて下さい。

賃貸アパートで、壁の結露による黒カビでお困りとのこと、大変お気持ちお察しいたします。放置すると健康被害にも繋がるため、早急な対策が必要です。この記事では、結露による黒カビの除去方法から、再発防止策まで、具体的なステップを踏まえて詳しく解説します。専門家のアドバイスも交えながら、安心して実践できる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

1. 結露による黒カビ発生の原因を究明する

まず、壁の黒カビが発生する原因を特定することが重要です。結露は、室内の暖かい湿った空気が、冷たい壁面に触れて水滴になる現象です。この水滴がカビの発生源となり、黒く変色したカビを生み出します。 主な原因としては以下の点が挙げられます。

  • 室内の湿度が高い:調理、洗濯、入浴などによって室内の湿度が高くなると結露が発生しやすくなります。
  • 窓や壁の断熱性能が低い:古い建物や断熱材が不足している建物では、外気温との温度差が大きくなり、結露が発生しやすくなります。特に窓枠や外壁との接合部、コーナー部分は要注意です。
  • 換気が不十分:換気が悪いと、室内の湿気がこもり、結露を促進します。特に浴室やキッチンは換気を徹底しましょう。
  • 壁の材質:コンクリートやモルタルなどの吸湿性の低い壁材は、結露しやすい傾向があります。

これらの原因を一つずつ確認し、改善できる点を探ることが、根本的な解決に繋がります。例えば、窓の結露が特にひどい場合は、窓の断熱対策を検討する必要があるかもしれません。

2. 黒カビの除去方法:安全に、確実に

カビの除去は、健康面にも配慮して適切な方法で行うことが大切です。絶対に素手で触らないようにしてください。 ゴム手袋、マスク、保護メガネを着用し、換気を十分に行いながら作業に取り組みましょう。

2-1. 軽度なカビの場合

カビの範囲が小さく、表面的なものであれば、以下の方法で除去できます。

  • 中性洗剤と水で洗浄:ぬるま湯に中性洗剤を混ぜ、柔らかい布やスポンジで優しく拭き取ります。ゴシゴシこすりすぎると壁を傷める可能性があるので注意しましょう。洗剤が残らないように、最後に水拭きをして乾燥させます。
  • アルコールスプレー:市販のアルコールスプレーを使用するのも効果的です。カビに直接吹きかけ、数分置いてから拭き取ります。アルコールはカビの繁殖を抑制する効果があります。

2-2. 重度なカビの場合

カビが大きく広がっている場合、または、上記の簡単な方法で除去できない場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。専門業者は、強力なカビ除去剤を使用し、安全かつ確実にカビを除去してくれます。また、原因究明や予防策のアドバイスも受けられます。

DIYでのカビ除去剤の使用は、壁材を傷める可能性や、人体への影響も懸念されるため、専門家への相談を強くお勧めします。

3. 結露とカビの再発防止策:根本的な対策

カビを除去しただけでは、すぐに再発する可能性があります。根本的な対策として、以下の点を意識しましょう。

  • 換気の徹底:こまめな換気は、室内の湿度を下げる上で最も効果的な方法です。特に、浴室やキッチンでは、換気扇を長時間稼働させましょう。窓を開ける換気も効果的です。朝晩など、気温差が大きい時間帯は、窓を開けて換気することを心がけましょう。
  • 除湿機の活用:梅雨時期や、洗濯物を室内干しする際は、除湿機を使用しましょう。除湿機は、室内の湿度を効果的に下げるのに役立ちます。エアコンの除湿機能も活用できます。
  • 湿度計の設置:室内の湿度を常に把握するために、湿度計を設置しましょう。理想的な室内の湿度は40~60%と言われています。湿度が高くなってきたら、換気や除湿機を使用するなど、適切な対策を行いましょう。
  • 窓の断熱対策:窓に断熱シートやカーテンなどを設置することで、結露を抑制できます。特に、古い窓の場合は、断熱性の高い窓への交換も検討しましょう。
  • 壁の断熱対策:壁の断熱性能を高めることで、結露を抑制できます。専門業者に相談し、適切な断熱材の施工を検討しましょう。ただし、賃貸の場合は、大家さんへの相談が必要となる場合があります。

4. 専門家からのアドバイス

建築士や不動産管理会社などに相談することで、より具体的な対策を立てることができます。特に、賃貸物件の場合は、大家さんや管理会社に相談し、壁の修繕や断熱対策などの対応を依頼することが重要です。状況によっては、住宅診断士による調査も有効です。

5. まとめ

結露による黒カビは、放置すると健康被害や建物の劣化につながるため、早急な対策が必要です。この記事で紹介した方法を参考に、まずは軽度なカビであれば自分で除去し、重度なカビや再発防止策については専門家への相談も検討しましょう。快適で健康的な住環境を保つために、適切な対策を講じてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)