アパートのイタズラ被害、修理費の負担は?オーナーと入居者の責任分担を解説

管理しているアパートで怒ったイタズラ被害は入居者負担ですよね? 火災保険に強制的に入居者に入れさせているのにこの件に関してまったく保障の対象外でどちらが修理費を持つのか入居者ともめています。 というかもう半年無視してますがうるさいです。 春ごろに26世帯ある部屋のうち4世帯の玄関ドアの鍵穴に接着剤が塗られており全く鍵が入らず使い物にならなくなるという事件がおこり また数日後一部屋で郵便受けにおしっこのような液体が大量に入れられていました。 いずれも警察に相談するも 私は入居者間のあらそいごとには全く関与しない旨を訴え 入居者もただただ被害面で犯人が見つからずにいます。 私の予想だと騒音によるいざこざで入居者の誰かが恨みからしたのだとにらんでますが らちがあきません。 防犯カメラをこれだけの部屋数取り付けるのは無理ですし。 そこで早々に鍵だけでも直さなければと保険会社に連絡後、鍵屋が来て無事鍵交換できましたが、無料だとおもいきやものすごい金額を請求されました。 とりあえずその場は私が一括で全額支払いましたが納得いかず ここで知恵袋のお知恵をお借りにあがりました。 今回の件は私にはなんの過失もないのにイタズラで破損した設備の修理費はオーナーが持たないといけないのでしょうか? 玄関ドアって入居者が管理するべきものですよね? オーナーは外通路の共有部分の管理のみと認識しておりますが。

アパートのイタズラ被害と修理費の負担:オーナーと入居者の責任

賃貸物件において、故意による損傷やいたずら行為が発生した場合、その修理費用の負担は、損傷の原因や物件の部位によって異なります。今回のケースのように、鍵穴への接着剤付着や郵便受けへの汚物投棄といった悪質なイタズラは、入居者の故意による行為とは直接関係がないため、原則としてオーナーの負担となります。

オーナーの責任:共有部分と専有部分の区別

オーナーの責任範囲は、共有部分(廊下、階段、外壁など)と専有部分(各部屋の内装、玄関ドア、郵便受けなど)で異なります。

* 共有部分の損傷:オーナーの責任で修理を行う必要があります。
* 専有部分の損傷:通常は入居者の責任となりますが、今回のケースのように、入居者間のトラブルや不可抗力による損傷の場合は、オーナーの負担となる可能性が高いです。

今回の事件は、入居者間のトラブルが原因と推測されており、入居者の故意による損傷ではないため、オーナーが修理費用を負担する可能性が高いと言えます。

火災保険とイタズラ被害

多くの火災保険は、火災や風水害といった自然災害だけでなく、盗難やいたずらによる損害もカバーしています。しかし、保険の適用範囲は契約内容によって異なります。今回のケースで火災保険が適用されないのは、以下の可能性が考えられます。

* 保険契約内容:契約内容に「故意による損害は対象外」と明記されている場合、保険金は支払われません。
* 免責事項:保険契約には、免責事項(保険金が支払われない事項)が定められています。イタズラ行為が免責事項に該当する可能性があります。
* 証拠不足:イタズラ行為の証拠が不足している場合、保険会社が保険金を支払わない可能性があります。

具体的な対応策とアドバイス

現状を打開するために、以下の具体的な対応策を検討しましょう。

1. 警察への再相談と証拠集め

警察への相談は、犯人特定だけでなく、事件の証拠として重要です。警察への相談記録や、被害状況の写真・動画などをしっかり保管しておきましょう。これらの証拠は、今後の交渉において有利に働きます。

2. 入居者への聞き込み調査(慎重に)

犯人特定のため、入居者への聞き込み調査を行うことも考えられますが、プライバシーに配慮し、慎重に行う必要があります。直接的な質問ではなく、状況把握を目的とした間接的な聞き取りから始めましょう。

3. 専門家への相談

弁護士や不動産管理会社に相談することで、法的観点からのアドバイスを得ることができます。特に、修理費用の負担割合や、今後の対応策について、専門家の意見を聞くことは非常に重要です。

4. 防犯対策の強化

防犯カメラの設置は費用がかかりますが、長期的な視点で見れば、安全・安心な住環境を提供するために有効な投資となります。まずは、玄関ドアや郵便受け周辺に設置するなど、重点的に対策を講じましょう。防犯カメラ以外にも、防犯灯の設置や、定期的な巡回なども有効です。

5. 修理費用の負担割合について

今回のケースでは、オーナーと入居者との間で修理費用の負担割合について話し合いが必要となります。話し合いが難航する場合は、弁護士などの専門家に相談し、適切な解決策を見つけることが重要です。裁判沙汰になる前に、専門家の力を借りることをおすすめします。

事例:類似事例からの学び

過去には、同様のイタズラ被害でオーナーが修理費用を負担した事例があります。裁判例なども参考に、専門家と相談しながら対応しましょう。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から見ると、今回のケースは、入居者間のトラブルが原因と考えられるため、オーナーが修理費用を負担する可能性が高いと言えます。ただし、具体的な負担割合については、事件の状況や契約内容によって異なります。

まとめ:オーナーと入居者の良好な関係維持

アパート経営において、オーナーと入居者の良好な関係を維持することは非常に重要です。今回のケースを教訓に、防犯対策の強化や、入居者とのコミュニケーションを積極的に行うことで、より安全で快適な住環境を提供しましょう。

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