アパートに居座る野良猫の謎と対策:居心地の良い空間から追い払う方法

いまアパート暮らしなのですが、 最近ノラらしいねこちゃんがアパートに住み着いています。何もしなければかわいいのですが、人が通るたびに「にゃあにゃあ」と鳴くんです。しかも、部屋に入ると家のドアの前で鳴きつづけます。近所はノラが多いです。たまにエサくれよ~みたいな子はいますが なぜあんなにあのノラは家のアパートに執着するのですかね?ちなみに見たらオスの8~10歳くらいでした。アパート内にメスねこちゃんを飼ってる家もあります。去年見たときは首輪をしていたんですが.. 捨てられたのでしょうかね. しかも、片目がおかしいです;基本ねこは好きですが、自分が飼うことも出来ないし、いつも階段からついて来て玄関の前で鳴かれると心ぐるしいです;;いつか、誰かが保健所にでも連れていったらかわいそうです;そのねこちゃんの行動は何を意味しているんでしょう?また、アパートに居座らないようにするにはどうしたらいいですか?

野良猫の行動を読み解く:アパートへの執着の理由

アパートに執着する野良猫の行動は、様々な要因が複雑に絡み合っている可能性があります。質問者様の記述から推察すると、以下の理由が考えられます。

1. 安全な隠れ家と餌場としての認識

8~10歳という年齢から、この猫は長年野良生活を送ってきたと考えられます。アパートの周辺は、他の野良猫が多く、競争が激しい環境かもしれません。しかし、質問者様の居住するアパートは、比較的安全で、隠れ家になりやすい場所、あるいは餌を得やすい場所として認識されている可能性があります。玄関前で鳴くのは、人への甘えや、餌をねだる行動だけでなく、安心できる場所への帰属意識の表れかもしれません。

2. メス猫の存在と繁殖行動

アパート内にメス猫がいるという情報は重要な手がかりです。オス猫は繁殖期になると、メス猫を探して活発に動き回ります。質問者様の家の玄関前で鳴くのは、メス猫の気配を感じている可能性があります。片目がおかしいという点も、野良猫としての生存競争において不利な状況にあるため、安全な場所を求めている可能性を示唆しています。

3. 過去の経験と人間への信頼

以前首輪をしていたことから、過去に飼い猫だった可能性があります。捨てられた、もしくは迷子になった可能性も考えられます。そのため、人間に対して警戒心は低いものの、完全に野生に戻ったわけではない、複雑な状況にあると考えられます。

アパートに居座らないようにするための具体的な対策

猫を傷つけずに、アパートに居座らないようにするには、以下の対策を段階的に試してみてください。

1. 餌やりをしない

最も重要なのは、餌を与えないことです。餌を与え続けると、猫はアパートを餌場として認識し、ますます執着するようになります。一時的な同情心で餌を与えてしまうと、猫にとっての居心地の良い環境を強化してしまうことになります。

2. 徹底的な臭い対策

猫は臭いに敏感です。猫が好む臭いを除去し、嫌な臭いを付けることで、アパートへの執着を弱めることができます。

  • 猫が頻繁に来る場所に、猫が嫌がる香りのものを置く:柑橘系の香り(オレンジピールなど)、ハーブ系の香り(ユーカリ、ペパーミントなど)は猫が嫌う傾向があります。ただし、直接猫にスプレーしないように注意してください。アロマディフューザーを使用するのも効果的です。
  • 猫の尿や糞の臭いを徹底的に除去する:漂白剤や専用の消臭剤を使用し、猫の臭いを完全に除去しましょう。臭いが残っていると、猫は再び同じ場所にやってきます。

3. 物理的な障壁を作る

猫がアパートに侵入しにくいように、物理的な障壁を作ることも有効です。

  • 玄関前に猫よけマットを設置する:猫は足の裏に刺激を感じるマットを嫌がる場合があります。
  • 窓やベランダに猫よけネットを設置する:猫が侵入できないように、物理的に遮断します。

4. 近隣住民との連携

近隣の住民と協力して、猫への餌やりを控えるよう呼びかけるのも有効です。猫が複数の場所から餌をもらっていると、アパートに執着し続ける可能性が高まります。

5. 専門家への相談

上記の対策を試しても効果がない場合は、動物病院や動物愛護団体に相談することをお勧めします。専門家は、猫の状況を適切に判断し、より効果的な対策を提案してくれるでしょう。場合によっては、TNR(捕獲・不妊手術・放獣)という方法が適切な場合があります。これは、野良猫を捕獲して不妊手術を行い、元の場所に返すことで、野良猫の数を抑制する方法です。

専門家の視点:獣医師からのアドバイス

獣医師の視点から、この猫の状況について考察します。片目がおかしいという点から、病気や怪我の可能性があります。また、高齢のオス猫であることから、体力や免疫力が低下している可能性も考えられます。そのため、安易に追い払うのではなく、まずは猫の状態を把握することが重要です。

もし、猫が病気や怪我をしている場合は、動物病院で適切な治療を受ける必要があります。動物病院に連れて行くことが難しい場合は、動物愛護団体に相談し、適切な対応を検討しましょう。

まとめ:共存と配慮のバランス

野良猫との共存は、難しい問題です。しかし、猫を傷つけずに、アパートへの執着を解消するには、上記の対策を段階的に試み、状況に応じて柔軟に対応することが重要です。猫の気持ちに寄り添いながら、近隣住民との協力も得ながら、適切な解決策を見つけていきましょう。

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