アパートにクロスズメバチが出没!駆除と予防策を徹底解説

アパートにクロスズメバチがいて困っています。1日4匹は、室内に必ずいます。どこから入ってくるのか不明ですが、実際、寝ている時に刺され以降眠れない毎日を送っています。大家さんに相談しましたが、クロスズメバチはサイズが小さいためスズメバチと判断されずスルー。外で飛んでいるのを見たのは一度だけ。部屋が中心で見ます。どうすればよいですか?大学生で入居3ヶ月です。

1.クロスズメバチの生態と危険性

クロスズメバチは、名前の通り小型のスズメバチで、体長は1cm程度と小さく、他のスズメバチと比べて見過ごされがちです。しかし、その毒性は他のスズメバチと変わりません。刺されると激しい痛みと腫れ、場合によってはアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあるため、決して油断できません。特に、睡眠中に刺されるという状況は非常に危険です。

クロスズメバチは、他のスズメバチと比べて巣を作る場所が様々で、壁の隙間や屋根裏、床下など、人の生活空間の近くに巣を作る傾向があります。そのため、気づかないうちに巣が作られ、ハチが室内に出入りしているというケースが多いのです。

2.クロスズメバチの侵入経路を探る

1日に4匹ものクロスズメバチが室内に出没するということは、巣が非常に近くに存在する可能性が高いです。侵入経路を特定するために、以下の点を確認してみましょう。

  • 窓枠やサッシの隙間:小さな隙間でもクロスズメバチは侵入できます。シーリング材などで隙間を埋める必要があります。
  • 壁の亀裂や穴:クロスズメバチは、壁の小さな亀裂や穴からも侵入します。壁全体を注意深く観察し、亀裂や穴を発見したら、補修材で塞ぎましょう。
  • 換気扇や換気口:換気扇や換気口は、クロスズメバチの侵入経路になりやすい場所です。網戸やフィルターなどを設置して、侵入を防ぎましょう。
  • 排水管:排水管から侵入してくるケースもあります。排水管の接続部分などをチェックしましょう。
  • 屋根裏や床下:アパートの構造によっては、屋根裏や床下から侵入してくる可能性があります。大家さんに相談し、専門業者に点検を依頼しましょう。

これらの場所を丁寧にチェックし、侵入経路を特定することが、駆除と予防の第一歩です。

3.クロスズメバチの駆除方法

クロスズメバチの駆除は、専門業者に依頼するのが最も安全です。素人が駆除を試みると、ハチを刺激してしまい、刺される危険性が高まります。特に、巣が発見できない場合や、巣が大きくなっている場合は、専門業者に依頼することを強くお勧めします。

しかし、もし巣を発見し、巣が小さく、ハチの数も少ない場合は、市販のハチ駆除スプレーを使用することもできます。この場合、必ず以下の点に注意しましょう。

  • 風の無い日に行う:風があるとスプレーが拡散し、効果が薄れる可能性があります。
  • 防護服を着用する:ハチに刺されないように、必ず防護服を着用しましょう。帽子、手袋、長袖、長ズボンが必須です。
  • 夜間に行う:夜間はハチが活動していないため、安全に駆除できます。
  • 巣全体にスプレーをかける:巣全体に十分な量のスプレーをかけ、ハチを確実に駆除しましょう。
  • 駆除後、巣を完全に除去する:駆除後、巣を完全に除去し、再発を防ぎましょう。

市販のスプレーを使用する場合でも、万が一刺された場合に備えて、抗ヒスタミン剤などの応急処置薬を用意しておきましょう。

4.大家さんへの対応

大家さんに相談してもスルーされたとのことですが、クロスズメバチによる被害は、居住者の安全に関わる重大な問題です。再度、状況を詳しく説明し、専門業者への駆除依頼を強く求めるべきです。写真や動画で証拠を提示するのも効果的です。賃貸借契約に基づき、大家さんには居住者の安全を確保する義務があります。

5.予防策

クロスズメバチの侵入を防ぐためには、以下の予防策を実践しましょう。

  • 窓やドアの隙間を塞ぐ:シーリング材などで隙間を完全に塞ぎましょう。
  • 網戸の設置・点検:網戸に破れがないか確認し、必要であれば交換しましょう。
  • 定期的な清掃:部屋の隅や窓枠などを定期的に清掃し、ハチが巣を作る場所をなくしましょう。
  • 甘いものの放置を避ける:ハチは甘いものに誘引されるため、甘いものを放置しないようにしましょう。特に、ジュースやお菓子の食べ残しには注意が必要です。
  • ゴミの適切な処理:ゴミはきちんと袋に入れて、密閉し、こまめに捨てましょう。

これらの予防策をしっかりと行うことで、クロスズメバチの侵入を防ぎ、安心して生活できる環境を作ることができます。

6.専門家のアドバイス

害虫駆除の専門家によると、「クロスズメバチは、他のスズメバチに比べて巣が小さく、発見が遅れることが多い。そのため、早期発見と迅速な対応が重要です。少しでも異常を感じたら、すぐに専門業者に相談しましょう。」とのことです。

7.まとめ

クロスズメバチによる被害は、放置すると危険な状況を招く可能性があります。今回紹介した駆除方法や予防策を参考に、安全な生活環境を確保してください。どうしても解決できない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。大家さんとの交渉も諦めずに、粘り強く対応しましょう。

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