アパートでの宅録環境改善!自作防音室の設計と効果的な防音対策

防音について質問です!! 普段宅録(歌のみ)をしているのですが、アパートに引っ越したので部屋で歌うと声が聞こえてしまうのでは…と心配しています。 そこで防音室を自作することにしました。 そこで防音壁なんですが、 外側 ーーーー石膏ボードーーーー ーーーーゴム板みたいなのーーーー ーーーーグラスウールーーーー ーーーー有孔ボードーーーー ーーーーSONEX吸音材ーーーー 内側 と考えたんですが、どうでしょうか? 防音効果はいかほど…? 遮音シートなどを入れた方がいいんでしょうか? ロフトベッドの下のスペースを使用するのでひろさはあまりありません こうした方がいいなどいろいろな意見をいただきたいです。 自作を根本から否定するような回答は結構です。 難しいのは承知の上です。 補足 遮音しているのがゴムと石膏ボードだけであることは僕もわかっています。 遮音ばかりしても音が跳ね返って耳にくると言われたのでこちらの構造を素人なりに考えたまでです。 バカとおっしゃりたい気持ちはわかりますので憤慨はしません。 このような回答をしてくださるということは防音に詳しいのでしょうか? もっと良い構造を知っているようですので教えていただけませんか?

アパートでの宅録と防音の課題

アパートでの宅録は、近隣への騒音問題が大きな課題となります。特に歌声は、比較的低音域から高音域まで幅広い周波数を含み、防音対策が難しい音源です。ご自身の防音室自作計画、素晴らしいチャレンジ精神だと思います!しかし、防音は専門的な知識と技術が必要な分野です。完璧な防音は難しいですが、効果的な対策を講じることで、近隣への迷惑を最小限に抑え、快適な宅録環境を実現できます。

自作防音室の構造案と改善点

ご提案いただいた防音壁の構造(外側:石膏ボード→ゴム板→グラスウール→有孔ボード→SONEX吸音材→内側)は、吸音材と遮音材を組み合わせたもので、ある程度の効果は期待できます。しかし、いくつかの改善点があります。

遮音性能の強化

現状の構造では、遮音性能が不足している可能性が高いです。石膏ボードとゴム板(おそらく防振ゴムシート)だけでは、高い周波数の音は吸収できますが、低音域の遮音には不十分です。より効果的な遮音には、以下の対策が有効です。

  • 遮音シートの追加: 石膏ボードとゴム板の間に、遮音シート(鉛シートや高密度ゴムシートなど)を追加することで、低音域の遮音性能を大幅に向上できます。特に、壁と床の接合部など、音が伝わりやすい箇所には重点的に施工しましょう。
  • 二重構造にする: 石膏ボードを二重にする、または別の遮音性の高い素材(例えば、コンクリートブロック)を追加することで、遮音効果を高めることができます。この場合、重量が増えるため、ロフトベッド下のスペースの強度も考慮する必要があります。
  • 壁の材質:石膏ボードよりも遮音性能の高い素材(例:高密度ボード)を使用することを検討しましょう。

吸音性能の最適化

グラスウール、有孔ボード、SONEX吸音材は、吸音効果の高い素材です。しかし、これらの配置や厚さによっては、効果が最大限に発揮されない可能性があります。

  • グラスウールの厚さ:グラスウールは、厚さが厚いほど吸音効果が高まります。ロフトベッド下のスペースの許容範囲内で、できるだけ厚いグラスウールを使用しましょう。
  • 吸音材の種類と配置:SONEX吸音材は高価ですが、効果も高いです。予算とスペースに合わせて、グラスウールとSONEX吸音材を効果的に組み合わせることで、より広い周波数帯域の音を吸収できます。 吸音材は、壁全体に均一に配置するよりも、音の反射が強い箇所に重点的に配置する方が効果的です。
  • 残響の抑制:吸音材だけでは、残響によって音がこもる場合があります。残響を抑えるために、拡散板の設置も検討しましょう。拡散板は、音波を様々な方向に拡散させることで、残響を減らし、よりクリアな音質を実現します。

防音室の構造全体

防音室の構造は、壁だけでなく、床と天井も重要です。床と天井にも、遮音材と吸音材を適切に施工することで、より効果的な防音を実現できます。特に、床からの振動は、近隣に伝わりやすいので、防振ゴムなどを用いて床と壁の間に隙間を作り、振動を遮断することが重要です。

専門家のアドバイスと実践的なステップ

防音対策は、専門的な知識と技術が必要なため、自作に不安がある場合は、防音工事の専門業者に相談することをお勧めします。専門業者は、最適な防音設計や施工方法を提案し、予算やスペースに合わせて適切な対策を講じてくれます。

自作する場合は、以下のステップで進めていきましょう。

1. 設計: ロフトベッド下のスペースの寸法を正確に測り、防音室の設計図を作成します。遮音材、吸音材の種類と厚さ、配置などを決定します。
2. 材料の選定と購入: 設計図に基づいて、必要な材料をホームセンターなどで購入します。
3. 施工: 設計図に従って、遮音材、吸音材を順番に施工していきます。作業中は、防塵マスクや手袋を着用し、安全に作業を行いましょう。
4. 効果の確認: 防音室が完成したら、実際に歌を歌って、防音効果を確認します。必要に応じて、追加の対策を講じます。

まとめ

アパートでの宅録における防音対策は、近隣との良好な関係を保つ上で非常に重要です。今回のご提案いただいた構造をベースに、遮音シートの追加、吸音材の配置の工夫、床と天井への対策などを行うことで、より効果的な防音室を自作できるでしょう。 しかし、完璧な防音は難しいことを理解し、近隣への配慮を忘れずに宅録を楽しんでください。 専門家のアドバイスを受けることも検討し、安全で快適な宅録環境を実現しましょう。

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