アスペルガーの方のための、整理収納と家事の悩み解決ガイド

部屋の片付けと掃除について 私はアスペルガーです。片付けが極端に苦手で、例えば洗濯物をたたむとき、 サイズの違うタオルを重ねる事が出来ません(指示されれば出来ます) 片付ける先がきちんと決まっていれば、(そして出来ればラベルとか貼ってあれば)片付ける事は可能です 昔は実家で親がいたのでなんとかなっていました その後は近所の友達が手伝ってくれたりして、ラベリングしたりして片付ける事が出来てました 今、夫と子供がいるのですが、家がゴミ屋敷になっています どうしたらいいのか困り果ててます 夫は身体を壊していて、介護は必要ありませんが家の事は出来ません 娘は片付いた状態を知らずに育ってしまい、やはり片付けられません(ラベル方式は有効だと思いますが) また、親も片付けが下手なので、頼れません 他のアスペルガーの人の特集なんかをみていると、やはり誰かにやってもらっています 私も誰かにお願いしたいのですが、今の地域には友達もいないし、途方にくれています お金は少しならかけられますが、整理収納専門のインストラクターみたいな人にやってもらうみたいな10万以上かける余裕はありません してもらいたい事ははっきりしているのですが、どこに相談すればいいのでしょうか補足精神障害は2級ですが、手帳を取った頃はまだ発達障害は対象外で、躁鬱で出ています ゴミだらけになるのは、要るものと要らないものの区別がつかないのと、曜日感覚がおかしいせいなのか、ゴミの日が覚えられない→捨てそびれるを繰り返してるからだと思います 家事に向いていない私が、家事をしてるのも良くないのかもしれません。仕事してるほうが楽でした 発達支援はサイトでみると就業支援ばかりですが、聞いてみます

アスペルガーと片付けの困難さ、そして解決への道

アスペルガー症候群の方にとって、片付けや掃除は大きな課題となることが多いです。ご自身の経験からも、サイズ違いのタオルの重ね方や、片付け場所の特定、ゴミの分別といった、私たちには当たり前のことが困難であることがわかります。これは、感覚の過敏さや、視覚情報処理の特性、ルーティンへのこだわりなど、アスペルガー特有の特性が影響していると考えられます。 しかし、ご自身で「ラベル方式は有効」と気づいていらっしゃるように、工夫次第で改善は可能です。 10万円以上の費用をかけずに、現状を改善する方法を一緒に考えていきましょう。

具体的な解決策:段階的なアプローチ

現状を一気に変えるのではなく、段階的に取り組むことが重要です。焦らず、小さな成功体験を積み重ねることが、自信につながり、継続へと繋がります。

ステップ1:専門機関への相談

まず、お住まいの地域にある発達障害支援センター精神科医に相談することをお勧めします。 躁鬱病の診断を受けていらっしゃるということですが、アスペルガー症候群の特性と併せて、現状の困難さを相談することで、適切な支援策や、地域資源の紹介を受けることができます。 就労支援ばかりが目立つかもしれませんが、生活支援に関する相談にも乗ってくれるはずです。 精神保健福祉士やソーシャルワーカーといった専門家から、具体的なアドバイスや、家事支援サービスなどの情報を得られる可能性があります。

ステップ2:家の中の整理・分類

次に、家の中の整理・分類に取り組みましょう。これは、一気にすべてを行うのではなく、小さな範囲から始めることが大切です。例えば、一つの引き出し、一つの棚、あるいは一つの部屋を目標に、整理を始めましょう。

  • 不要なものを捨てる: 「要るもの」「要らないもの」の区別が難しいとのことですが、まずは「明らかに要らないもの」から処分を始めましょう。古くなった書類、壊れた家電、使っていない衣類などです。迷うものは、一旦箱にまとめて、数週間置いてみて、必要かどうかを確認するのも良い方法です。
  • 必要なものを分類する: 残ったものを、種類や用途別に分類します。この時、ラベルを貼ることは非常に有効です。写真付きのラベルや、イラスト入りのラベルを使うと、より理解しやすくなります。 例えば、「タオル(お風呂用)」「タオル(キッチン用)」のように、具体的な用途を記載しましょう。
  • 収納場所を決める: それぞれのアイテムの収納場所を決め、ラベルを貼って明確にしましょう。 収納場所が明確であれば、片付けやすくなります。 収納ケースやボックスを使うと、見た目もスッキリします。

ステップ3:ゴミ出しシステムの確立

ゴミ出しを忘れるという問題には、カレンダーやアプリを活用しましょう。ゴミ出しの日にちを大きく表示したカレンダーを目立つ場所に貼ったり、スマホのリマインダー機能を使って、ゴミ出しの時間を知らせるように設定しましょう。 また、ゴミ箱を複数用意し、分別を容易にすることも有効です。 各ゴミ箱にも、分別内容を明確に表示するラベルを貼ることをお勧めします。

ステップ4:家事支援サービスの検討

どうしても家事が難しい場合は、家事支援サービスの利用を検討しましょう。 10万円以上の費用は難しいとのことですが、時間単位で利用できるサービスもあります。 自治体によっては、家事支援サービスの助成金制度がある場合もありますので、役所に問い合わせてみましょう。 また、地域包括支援センターにも相談してみることをお勧めします。

ステップ5:家族への協力と理解

ご家族にも、ご自身の状況を理解してもらうことが大切です。 アスペルガーの特性について説明し、協力をお願いしましょう。 娘さんには、片付けの仕方を具体的に教え、ラベルを活用するなど、視覚的な情報を活用した方法を一緒に実践してみましょう。 夫さんにも、できる範囲で協力してもらうようにお願いしましょう。

専門家の視点:整理収納アドバイザーの役割

整理収納アドバイザーは、単に片付けを代行するのではなく、クライアントの生活スタイルや特性に合わせた収納方法を提案します。 アスペルガーの方の場合、視覚的な情報や、明確なルールに基づいた収納方法が効果的です。 アドバイザーは、そのようなニーズを理解し、適切なサポートを提供します。 費用が高いという懸念もありますが、初回相談のみを依頼する数時間だけ依頼するなど、費用を抑える方法もあります。

継続が鍵:小さな一歩から始めよう

アスペルガーの方にとって、片付けは容易ではありませんが、適切な方法とサポートがあれば、必ず改善できます。 焦らず、小さな一歩から始め、少しずつ改善していくことが大切です。 そして、ご自身のペースで、快適な生活空間を築いていきましょう。

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