アカメカブトトカゲの餌付と飼育環境:初めての爬虫類飼育でよくある問題と解決策

アカメカブトトカゲが餌を食べてくれません。爬虫類飼育初心者です。5月24日からアカメカブトトカゲの飼育をしております。しかし、未だに餌を食べずにとても心配しております。「種類」アカメカブトトカゲ 2匹(性別不明)「住まいの地域」関東地方「個体の入手法」よく熱帯魚を購入するペットショップにて購入しました。爬虫類専門ではありませんがフトアゴヒゲトカゲ等爬虫類も数種扱っている店です。購入する2週間前くらいに入った個体だそうです。ショップでの環境は45センチ水槽に半分くらい水を張って、亀用の浮島を浮かべていました。餌はフタホシコオロギをあげていました。ショップの人もコオロギをあげているが食べているところは見たことないとの事でした。「飼育を始めてからどれくらい経過しているか」先週の土曜日(5/24)に購入し飼育しています。「餌を食わなくなってからどれくらい経過しているか」連れ帰ってからは確実に何も食していません。「現在の飼育環境」大きいプラケース(45センチくらい)にヤシガラチップを敷き、3分の1程度水に湿っている状態にしています。そこに水場としてタッパーに水を入れ、ロックシェルター、餌入れ用のビン(食品用のサケフレークが入っているような)を設置してあります。現在は保温器具・照明・紫外線ライト等は使用していません。温度はだいたい26~28度維持で湿度は80~90%を維持しています。生体は基本的にロックシェルターに隠れていてたまに外にでているのを見かけます。餌入れ用のビンの上で寝ていたり、外でフリーズしているところも見かけた事があります。今朝は購入してから初めて水場に1つだけ糞があるのを確認しました。「餌の種類」購入してすぐヨーロッパイエコオロギ(カルシウムは付加していません。)2匹とミルワーム5匹をプラケースの中に入れています。コオロギ1匹とミルワーム5匹は餌用ビンの中で生きています。もう1匹のコオロギはプラケースの中を動き回っています。購入日に入れてから未だ食べた様子もなく、それぞれ生存しています。だいたい上記のような状態です。とりあえずプラケースで餌食いを確認してから本格的な飼育セットに入れたほうが良いとの情報があり、そのようにしています。とりあえず何か食べてくれればいいんですがとても心配です。何日くらい食べなくても平気なのでしょうか?なるべくストレスを与えないように飼育している部屋(自室)にはいないようにしています。一日一回生存確認の為、ロックシェルター内を確認する程度です。餌を食べてくれるにはどうしたら良いでしょうか?お力添えお願いします。

アカメカブトトカゲの飼育を始めたばかりで、餌を食べないことに不安を感じているとのこと、よく分かります。爬虫類、特にアカメカブトトカゲはデリケートな生き物で、新しい環境への適応に時間がかかることがあります。今回は、あなたの状況を踏まえ、アカメカブトトカゲの餌付と適切な飼育環境について詳しく解説します。

アカメカブトトカゲの食欲不振:原因を探る

まず、アカメカブトトカゲが餌を食べない原因をいくつか考えましょう。あなたのケースでは、ショップでの飼育環境と異なり、新しい環境にまだ慣れていない可能性が高いです。以下に考えられる原因と対処法をまとめました。

  • ストレス:新しい環境へのストレスは食欲不振の大きな原因です。隠れ家となるシェルターを十分に用意し、なるべく静かな場所で飼育することが重要です。人通りの少ない場所にケージを置く、不要な振動や騒音を避けるなど、環境を落ち着かせましょう。
  • 温度と湿度:アカメカブトトカゲは特定の温度と湿度を好みます。26~28度、湿度80~90%は適切な範囲ですが、温度計と湿度計で正確に測定し、必要に応じて調整しましょう。特に、ホットスポット(温度の高い場所)を作ることで、アカメカブトトカゲは体温調節のために自由に移動できます。
  • 餌の種類と鮮度:ヨーロッパイエコオロギやミルワームは適切な餌ですが、新鮮なものを与えることが重要です。弱っている虫は食べない可能性があります。また、カルシウム剤を添加した餌を与えることで、栄養バランスを改善できます。ショップではフタホシコオロギを与えていたとのことですが、種類を変えてみるのも有効です。ピンセットで直接与えてみるのも良いでしょう。
  • 病気:餌を食べない原因が病気である可能性も否定できません。元気がない、動きが鈍い、皮膚に異常があるなどの症状が見られる場合は、すぐに爬虫類専門の獣医に診てもらいましょう。
  • 個体差:アカメカブトトカゲにも個体差があり、臆病で餌付に時間がかかる個体もいます。焦らず、じっくりと時間をかけて様子を見ることが大切です。

より良い飼育環境の構築

現在の飼育環境は、改善の余地があります。より自然に近い環境を作ることで、アカメカブトトカゲのストレスを軽減し、餌付を促進することができます。

ケージのサイズとレイアウト

45cmプラケースは、2匹のアカメカブトトカゲを飼育するにはやや小さいかもしれません。60cm以上のケージにアップグレードすることを検討しましょう。レイアウトは、隠れ家となるシェルターを複数設置し、床材はヤシガラチップだけでなく、バークチップやコルクバークなども組み合わせることで、より自然な環境を再現できます。水場も、タッパーではなく浅い水入れを用意し、脱走防止のため、蓋をしっかり閉めましょう。

保温と照明

保温器具と紫外線ライトは必須です。バスキングランプセラミックヒーターを組み合わせることで、温度勾配を作り、アカメカブトトカゲが自由に体温調節できる環境を作ることができます。また、紫外線ライト(UVB)は、カルシウムの吸収を助けるため、必須です。適切な照射時間と距離を守りましょう。専門店でアドバイスを受けることをお勧めします。

餌付の具体的なステップ

餌付に苦労している場合、以下のステップを試してみてください。

  1. 新鮮な餌を用意する:活発で元気なヨーロッパイエコオロギ、ミルワーム、コオロギなどを用意します。カルシウム剤を添加した餌も試してみましょう。
  2. ピンセットで餌を直接与える:アカメカブトトカゲの目の前で、ピンセットを使って餌を動かし、興味を引いてみましょう。最初は嫌がるかもしれませんが、根気強く続けることが重要です。
  3. 餌の場所を変える:餌入れだけでなく、ケージ内の様々な場所に餌を置いてみましょう。アカメカブトトカゲが安全だと感じる場所で餌を見つけられるようにします。
  4. 餌の種類を変える:コオロギ、ミルワーム以外にも、デュビアレッドローチなど、様々な餌を試してみましょう。好む餌を見つけることができれば、餌付が成功する可能性が高まります。
  5. 観察を続ける:アカメカブトトカゲの行動を注意深く観察し、変化があれば記録しましょう。餌を食べている様子が見られなくても、糞が出ていることから、健康状態は比較的良好であると考えられます。焦らず、じっくりと様子を見守りましょう。

専門家への相談

それでも餌を食べない場合は、爬虫類専門の獣医に相談することをお勧めします。病気の可能性や、より具体的なアドバイスをもらえるでしょう。早めの対応が、アカメカブトトカゲの健康を保つために重要です。

まとめ

アカメカブトトカゲの飼育は、最初は難しいかもしれませんが、適切な環境とケアを提供することで、必ずうまくいきます。焦らず、根気強く、そして愛情をもって飼育に取り組んでください。この記事が、あなたのアカメカブトトカゲの飼育に役立つことを願っています。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)