むち打ち事故と慰謝料請求:自転車事故における示談交渉のポイント

むち打ち慰謝料の計算について教えてください。 自転車で学校に行ってる途中小道から出てきた自動車と接触事故がありました。 目に見られる怪我はなかったのですが肩とひざにむち打ち症状がありまして 今まで電気治療を受けていたのですが もう殆ど痛みも収まったし、これ以上通院で時間をとられたくないので 示談をしようかと思っています。 事故日から今日までが147日で、通院日は79日です。 バイトは去年も今年もやってませんし、学校は事故日から二日間休んだだけできちんと出席してます。 病院は部屋の近くで、交通費はかかりませんでした。 ちなみに大学3年生です 1)この場合、慰謝料の計算は 4200円X 147日 = 617400円 であってるのですか? またこの額を請求すればよいのですか 2)事故当日に相手の保険会社から、「あなたが自転車に乗っていたので責任割合が1~2割り程度あります」と言われ、人身事故にしようと警察署に行った時、警官からも1割くらいあると思うと言われましたが 事故責任が認められる場合、 617400円の8~9割りである 493920円~555660円 が慰謝料になるのですか 3)収入も無いし学校もちゃんと通っているので通院慰謝料以外の請求はできないのですか。

むち打ち事故の慰謝料計算:あなたのケース

自転車事故によるむち打ちで示談を考えているとのこと、まずは落ち着いて状況を整理しましょう。ご質問にある計算式と示談交渉について、詳しく解説します。

1. 慰謝料計算の妥当性

ご質問にある「4200円 × 147日 = 617,400円」という計算は、一般的な日額計算ではありません。むち打ちの慰謝料は、症状の程度、治療期間、休業損害、後遺障害の有無などを総合的に考慮して算出されます。単純に日数だけを掛け算して算出することはできません。4200円という数字はどこから算出されたのでしょうか? これは、おそらく「自賠責保険基準」を参考にされているのだと思われますが、実際には、弁護士や専門家の助言なしに、この金額で示談を進めるのは危険です。

2. 責任割合と慰謝料

事故の責任割合が1~2割程度あると保険会社から言われているとのことですが、これはあくまで保険会社の主張です。警察の意見も同様です。最終的な責任割合は、裁判になった場合の判決によって決まります。示談交渉においては、この責任割合をどのように交渉するかが重要になります。

示談交渉においては、弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、あなたの状況を正確に把握し、適切な慰謝料額を算出するだけでなく、保険会社との交渉を有利に進めるためのサポートをしてくれます。

3. 通院慰謝料以外の請求

収入がなく学校もきちんと通っているからといって、通院慰謝料以外の請求ができないとは限りません。慰謝料には、通院慰謝料以外にも様々な種類があります。

* **治療費:** 実際に支払った医療費(薬代、検査代など)
* **休業損害:** 事故によって仕事やアルバイトができなくなった場合の損失。今回は大学に通学中であり、アルバイトをしていないため、この項目は請求できない可能性が高いです。
* **精神的損害慰謝料:** 事故による精神的な苦痛に対する慰謝料。これは、事故の状況や、ケガの程度、治療期間などを考慮して算出されます。
* **後遺障害慰謝料:** 事故の後遺症が残った場合に支払われる慰謝料。現時点では症状がほぼ治癒しているとのことですが、将来的に症状が悪化する可能性も考慮する必要があります。

大学3年生であることを考慮すると、将来の職業選択への影響なども考慮される可能性があります。

むち打ち事故の示談交渉:成功のためのステップ

示談交渉は、専門家の助けを借りることで、より良い結果を得られる可能性が高まります。以下に、示談交渉を進めるステップを示します。

ステップ1:弁護士への相談

まず、弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、あなたのケースを詳しく聞き取り、適切な慰謝料額を算出するだけでなく、保険会社との交渉を有利に進めるための戦略を立ててくれます。

ステップ2:証拠の収集

事故状況を示す証拠をできるだけ多く集めましょう。

* **事故現場の写真・動画:** 事故状況を客観的に示す証拠となります。
* **治療記録:** 通院記録、診断書、領収書など。
* **警察の事故証明書:** 事故の状況や責任割合に関する重要な証拠となります。

ステップ3:保険会社との交渉

弁護士のアドバイスに基づき、保険会社と交渉を進めます。交渉が難航する場合は、弁護士が代理で交渉することも可能です。

ステップ4:示談成立

交渉がまとまれば、示談書を作成し、署名・捺印を行います。示談書には、慰謝料の金額、支払期限、その他合意事項などが明記されます。

専門家の視点:むち打ち事故と示談

むち打ち事故は、目に見える怪我がない場合でも、後遺症が残る可能性があります。そのため、早期に専門医の診察を受けることが重要です。また、示談交渉は、専門知識が必要となる複雑な手続きです。弁護士に相談することで、適切な対応と、より良い結果を得られる可能性が高まります。

まとめ:あなたのケースにおける具体的なアドバイス

あなたのケースでは、4200円/日×147日という計算は適切ではありません。適切な慰謝料額を算出するには、弁護士に相談し、症状の程度、治療期間、責任割合などを総合的に判断する必要があります。

すぐに弁護士に相談し、証拠を収集し、専門家のアドバイスに基づいて示談交渉を進めることを強くお勧めします。 自己判断で示談を進めると、本来得られるべき慰謝料を受け取れない可能性があります。

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