むき出しの石膏ボードに壁紙を貼るための下地処理:必要なものと工程

むき出しの石膏ボードに壁紙をはります。下地処理に必要なものを教えてください。また工程も教えて下さい。物置き用に、石膏ボードだけはってある部屋を普通に使える部屋にしようと、壁紙を購入しました。石膏ボードの段差や継ぎ目などの補修にはパテがあればいいのだと思い、パテだけ購入しました。ところが、、いざ塗ろうとネットで調べると、パテの他に、アンダーコート、メッシュテープ…など色々でてきます。最低限、他には何が必要でしょうか?また工程(パテの乾燥時間なども含めた)も教えて下さい。

石膏ボードの壁紙貼りに必要なものと下地処理工程

石膏ボードに壁紙を貼る際、パテだけでは不十分です。美しい仕上がりと壁紙の耐久性を確保するためには、適切な下地処理が不可欠です。必要なものと工程を詳しく解説します。

1. 必要なもの

* パテ:石膏ボードの継ぎ目や穴を埋めるためのもの。アクリルパテが扱いやすくおすすめです。
* メッシュテープ:パテで埋めた継ぎ目を補強し、ひび割れを防ぐためのテープ。不織布タイプが一般的です。
* ローラー:パテや塗料を均一に塗布するために使用します。
* ヘラ:パテを塗布したり、余分なパテを取り除いたりするために使用します。様々なサイズを用意しておくと便利です。
* サンダー(研磨紙):パテを研磨し、表面を平滑にするためのもの。細かい番手の研磨紙を用意しましょう。
* アンダーコート(壁紙用下地剤):壁紙のノリ付きが悪かったり、吸い込みが激しい石膏ボードの場合、下地剤を塗布することで、壁紙の密着性を高め、仕上がりの美しさを向上させます。
* マスキングテープ:必要に応じて、壁紙を貼らない部分に保護として使用します。
* バケツ:パテやアンダーコートを混ぜるためのバケツ。
* 刷毛:アンダーコートを塗布する際に使用します。
* はけ:パテを塗布する際に使用します。
* マスカー:養生テープと併用して、壁紙を貼らない部分を保護します。
* クリーナー:作業前に石膏ボードの表面の汚れを落とすために使用します。
* プライマー:吸い込みの強い下地に塗布することで、塗料の吸い込みを抑え、均一な仕上がりを実現します。

2. 工程

1. 準備:作業前に、石膏ボードの表面を掃除機や乾いた布で綺麗に清掃します。汚れやホコリを取り除くことで、パテや下地剤の密着性を高めます。必要に応じて、クリーナーを使用しましょう。
2. 継ぎ目処理:石膏ボードの継ぎ目にメッシュテープを貼り付けます。テープを貼る前に、継ぎ目にパテを薄く塗り、テープをしっかり密着させます。
3. パテ塗り:ヘラを使って、継ぎ目や穴にパテを丁寧に塗り込みます。パテが盛り上がりすぎないように注意し、ヘラで平らにならします。この時、パテが乾燥する前に、ヘラで表面を滑らかに仕上げることが重要です。
4. 乾燥:パテが完全に乾燥するまで待ちます。乾燥時間はパテの種類や厚さ、気温や湿度によって異なりますが、通常は数時間から半日程度です。完全に乾燥するまで、触らないようにしましょう。
5. 研磨:乾燥後、サンダーを使ってパテを研磨し、表面を滑らかにします。最初は粗めの研磨紙を使用し、徐々に細かい研磨紙に替えていきます。研磨後は、掃除機で粉塵を丁寧に除去します。
6. アンダーコートの塗布:ローラーまたは刷毛を使って、アンダーコートを均一に塗布します。アンダーコートは、壁紙の吸い込みを抑え、密着性を高める効果があります。乾燥時間は製品によって異なりますので、製品の説明書をよく読んでください。
7. 乾燥:アンダーコートが完全に乾燥するまで待ちます。乾燥時間は製品によって異なりますが、通常は数時間程度です。
8. 壁紙貼り:アンダーコートが完全に乾燥したら、壁紙を貼ります。

3. 乾燥時間について

パテやアンダーコートの乾燥時間は、気温や湿度、塗布量によって大きく異なります。説明書に記載されている乾燥時間を目安にしつつ、指で触って乾燥を確認しましょう。完全に乾燥していない状態で次の工程に進めると、仕上がりが悪くなったり、剥がれたりする原因となりますので、十分な乾燥時間を確保することが重要です。

4. 専門家のアドバイス

DIYで壁紙を貼る場合、下地処理が仕上がりの良し悪しを大きく左右します。自信がない場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。専門業者は適切な材料選びから施工まで、丁寧に作業を進めてくれます。

5. 事例:失敗例と成功例

失敗例:下地処理をせずに壁紙を貼った場合、継ぎ目からひび割れが発生したり、壁紙が剥がれたりする可能性があります。また、パテの研磨が不十分な場合、壁紙の仕上がりが悪くなります。

成功例:丁寧に下地処理を行い、乾燥時間を十分に確保することで、美しい仕上がりと高い耐久性を確保できます。壁紙の柄が綺麗に映え、部屋全体の雰囲気が格段に向上します。

まとめ

石膏ボードに壁紙を貼る際には、パテだけでなく、メッシュテープやアンダーコートなど、適切な下地処理が不可欠です。上記の手順を参考に、丁寧に作業を進めることで、美しい仕上がりと高い耐久性を備えた壁紙を実現できます。それでも不安な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

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