ふすまの穴を目立たなく修復する方法|DIYで簡単補修

ふすまに穴を開けてしまいました……。自分の部屋のふすまなのですが、親も開け閉めする所のふすまです。とりあえず、破けたところに厚紙を入れて、破けたところを貼ってみました。でも、やはり目立ってしまって…。事情が事情なので、親にはちょっと説明できません。どうにか目立たなく修正できる方法はありますか?

ふすまに穴が開いてしまい、困っている方も多いのではないでしょうか。特に、家族と共有するふすまの場合、隠しておきたい気持ちはよく分かります。この記事では、ふすまの穴を目立たなく修復する方法を、DIY初心者の方にも分かりやすく解説します。厚紙で応急処置をしたものの、まだ目立つという状況を改善し、親に気づかれずに修復する方法を、具体的な手順と合わせてご紹介します。

ふすまの穴の修復方法:難易度別3つのアプローチ

ふすまの穴の修復方法は、穴の大きさや状態、そしてあなたのDIYスキルによって最適な方法が変わってきます。ここでは、難易度別に3つの方法をご紹介します。

1.簡単な補修:和紙テープと絵付け

穴が小さく、目立たない場所にある場合におすすめです。和紙テープは、ふすまの素材に馴染みやすく、自然な仕上がりになります。さらに、絵付けをすることで、より自然に修復できます。

  • 用意するもの:和紙テープ(ふすまの色に合った色を選ぶ)、絵の具(アクリル絵の具がおすすめ)、筆、ハサミ
  • 手順:
    1. 穴の周りをきれいに掃除します。
    2. 和紙テープを穴よりも少し大きめに切り、穴を覆います。
    3. テープの端を丁寧に押さえて、シワや浮きがないようにします。
    4. 絵の具で、ふすまの柄や模様を再現します。周囲の柄と馴染むように、自然な色合いで塗るのがポイントです。

ポイント:和紙テープは、剥がれやすい場合があります。しっかりと押さえること、そして、絵付けで自然な仕上がりを目指すことが重要です。絵を描くのが苦手な場合は、周囲の柄をそのまま延長するように塗るだけでも効果があります。

2.中程度の補修:ふすま紙とヘラ

穴が中程度で、目立つ場合におすすめです。ホームセンターなどで販売されているふすま紙を使って、穴を修復します。この方法は、比較的簡単にできますが、ふすま紙の貼り付けに多少の技術が必要です。

  • 用意するもの:ふすま紙(既存のふすまの色と近いものを選びましょう。柄付きのふすま紙を使うと、より自然な仕上がりになります)、ヘラ、ハサミ、糊(ふすま用の糊が理想的ですが、木工用ボンドでも代用できます)、カッター
  • 手順:
    1. 穴の周りをきれいに掃除します。
    2. ふすま紙を穴よりも少し大きめに切り取ります。
    3. 穴に糊を薄く塗り、ふすま紙を貼ります。
    4. ヘラを使って、空気が入らないように丁寧に貼り付けます。気泡が入ってしまった場合は、カッターで小さな穴を開けて空気を抜きます。
    5. 余分なふすま紙をカッターで切り取ります。

ポイント:ふすま紙を貼る際は、一気に貼ろうとせず、少しずつ貼り付けるのがコツです。また、糊の量が多すぎると、ふすま紙がシワになるため注意が必要です。ヘラを使うことで、綺麗に仕上がります。

3.高度な補修:専門業者への依頼

穴が大きく、自分で修復するのが難しい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。専門業者は、適切な材料と技術を用いて、目立たないよう修復してくれます。費用はかかりますが、仕上がりの美しさや耐久性を考えると、費用対効果が高いと言えます。

専門業者への依頼を検討するケース:

  • 穴が大きく、自分で修復するのが困難な場合
  • ふすまが古く、修復が難しい場合
  • 完璧な仕上がりを求める場合

ふすまの穴を修復する際の注意点

ふすまの修復を行う際には、以下の点に注意しましょう。

  • 色の合わせ方:ふすま紙を選ぶ際には、既存のふすまの色とできるだけ近い色を選ぶことが重要です。微妙な色の違いでも、修復箇所が目立ってしまう可能性があります。サンプルを取り寄せて確認するのも良いでしょう。
  • 糊の量:糊の量が多すぎると、ふすま紙がシワになったり、はみ出したりすることがあります。少量ずつ丁寧に塗るようにしましょう。
  • 乾燥時間:糊が完全に乾燥するまで、ふすまを触らないようにしましょう。乾燥時間が短いと、ふすま紙が剥がれてしまう可能性があります。
  • 周囲との調和:修復箇所が目立たないように、周囲の柄や模様と調和させることが重要です。柄のあるふすま紙を使用する場合は、周囲の柄とバランスよく配置しましょう。

インテリアとの調和:色の選び方

ふすまの修復後、部屋全体のインテリアとの調和も大切です。修復に使用した色や素材が、部屋全体の雰囲気と合っているかを確認しましょう。例えば、ベージュ系のふすまであれば、部屋の他の家具や壁の色と調和するように、カーテンやラグの色を選ぶと、より統一感のある空間になります。部屋全体のカラーバランスを意識することで、より洗練された空間を演出できます。

今回のケースのように、親に気づかれずに修復したい場合は、既存のふすまの色と完全に一致させることが重要です。そのため、修復作業を行う前に、ふすまの色を正確に確認し、それに合った材料を選びましょう。可能であれば、修復箇所のサンプルを事前に作成し、既存のふすまとの比較を行うことで、より自然な仕上がりを実現できます。

まとめ

ふすまの穴の修復は、穴の大きさや状態、そしてあなたのDIYスキルによって、最適な方法が異なります。今回紹介した3つの方法を参考に、状況に合わせて適切な方法を選択してください。そして、修復後には部屋全体のインテリアとの調和にも気を配り、より快適な空間を演出しましょう。

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