ひな人形の収納:大切な雛人形を美しく、安全に保管する方法

ひな人形の収納方法について 子供が生まれ初節句に買いました。 大変気に入っているみたいなので大事に保管したいので収納について教えてください。 晴れの日が良いのは承知していますが、防虫剤の選び方、おすすめ品、入っていた段ボールのままでいいか、桐の箱にした方がいいか等教えていただけますか? ちなみに親王飾りで賃貸住宅2階住まいです。

大切な雛人形を長く美しく保つための収納方法

初節句のお祝いとしてお迎えした雛人形。お子様にとって特別な思い出の品だからこそ、丁寧な保管が大切です。「いろのくに」では、インテリアと収納の両面から、雛人形の保管方法について詳しくご紹介します。

1. 収納時期と環境

雛祭りが終わったら、天気の良い日に陰干しをしてから収納しましょう。湿気はカビの原因になりますので、十分に乾燥させることが重要です。収納場所は、直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所を選びましょう。2階にお住まいとのことですが、日当たりや湿気具合をよく確認し、必要に応じて除湿剤などを併用することをおすすめします。

2. 収納容器の選び方:段ボール vs. 桐箱

雛人形の収納容器として、購入時に付属していた段ボールと桐箱、どちらが良いのでしょうか?

* 段ボール:安価で手軽ですが、湿気や虫害に弱く、強度も低い点がデメリットです。雛人形を直接入れるのではなく、緩衝材を十分に使用し、さらにビニール袋などで密封して湿気対策をする必要があります。
* 桐箱:天然木の桐は通気性・防虫効果に優れ、湿気やカビから雛人形を守ります。価格はやや高めですが、大切な雛人形を長期にわたって美しく保つためには最適な選択肢です。特に、湿気の多い賃貸住宅では桐箱がおすすめです。

親王飾りであれば、比較的コンパクトな桐箱も手に入りやすいでしょう。予算と保管状況を考慮して、最適な容器を選びましょう。

3. 防虫剤の選び方とおすすめ品

雛人形の天敵は虫です。防虫剤は必ず使用しましょう。

* 種類:天然成分の防虫剤(樟脳、ヒバ油など)がおすすめです。化学成分の強いものは、人形の素材を傷める可能性があります。
* 配置:人形と直接触れないように、容器の中に数個配置しましょう。
* 交換時期:パッケージに記載されている交換時期を守り、定期的に交換してください。

おすすめ防虫剤:
* 天然成分の防虫剤A (例:ヒバ油を使用、無香料)
* 天然成分の防虫剤B (例:樟脳を使用、防カビ効果も)

※上記はあくまで例です。購入前に成分表示をよく確認し、雛人形の素材に適したものを選びましょう。

4. 雛人形の梱包方法

収納容器にしまう前に、雛人形を丁寧に梱包しましょう。

  • 汚れ落とし:収納前に、柔らかい布で優しく埃を払います。汚れがひどい場合は、専門業者にクリーニングを依頼するのも良いでしょう。
  • 緩衝材:人形同士がぶつからないよう、和紙や緩衝材(プチプチなど)で丁寧に包みます。特に繊細な部分には、より多くの緩衝材を使用しましょう。
  • 衣装の保護:着物のシワを防ぐため、丁寧に畳んで収納します。必要に応じて、着物用のカバーを使用しましょう。
  • 防湿対策:乾燥剤と一緒に収納すると、湿気対策に効果的です。シリカゲルなどの乾燥剤を使用しましょう。

5. 収納場所の選び方と注意点

収納場所は、以下の点を考慮して選びましょう。

  • 直射日光を避ける:直射日光は、人形の色褪せや変形につながります。
  • 高温多湿を避ける:湿気はカビの原因になります。湿気の少ない場所に収納しましょう。
  • 安定した場所:地震などで倒れないよう、安定した場所に収納しましょう。
  • アクセスしやすい場所:毎年出し入れするので、アクセスしやすい場所が便利です。

6. 専門家への相談

雛人形の保管に不安がある場合は、専門業者に相談してみましょう。クリーニングや修理、保管方法のアドバイスを受けることができます。

まとめ:大切な雛人形を未来へつなぐ

雛人形の収納は、適切な方法で保管することで、何十年も美しい状態を保つことができます。今回ご紹介した方法を参考に、大切な雛人形を長く大切に保管してください。

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