ひどい結露対策!北向きの寝室で快適な睡眠を手に入れる方法

ひどい結露に悩んでいます。3年半前に新築のアパートに引っ越しをしました。そのアパートの北側の寝室として使っている部屋がひどい結露で悩んでいます。最初の冬には2,3日旅行で家をあけましたら、窓のまわり、壁と天井の目地部分にびっしりと黒カビが発生していました。毎日、朝は窓を拭き、半日以上の換気を心がけていますが、壁はしっとり、水滴はポタポタで、大変困っています。北側の壁に面した床部分は水をこぼしたようにしっとりしています。毎日ベッドを動かし床を拭くのですが、大変な手間がかかります。しかし、私がのどを使う仕事であり、夫ものどが弱いので、どうしても寝るときには加湿器をつけないと眠れません。つけないと部屋自体はものすごく乾燥し、朝声がでなくなるほどです。(しかし、窓の回りだけべっちょりです。)窓ガラスはすりガラスな上、凸凹とした表面で、窓全体に格子がついてしまっているので、結露防止シートを張ることは無理なようです。結露防止テープなるものを枠にべたべたとはってみましたが、まったく効果はありません。ほとほと困り果てています。なにかいいアイディアがありましたら、どうぞご教授ください。

結露の原因と、北向き寝室の特殊性

北向きの寝室は、日当たりが悪く、室温が低くなりがちなため、結露が発生しやすい環境です。さらに、すりガラスや格子のある窓は、通常の結露防止シートが貼りづらく、対策が難しい点が悩ましいですね。加湿器の使用は喉の乾燥を防ぐために必要とのことですが、これが結露を悪化させている可能性があります。

結露は、室内の暖かい湿った空気が、冷たい窓ガラスや壁に触れて冷やされ、水滴になる現象です。室内の湿度が高く、外気温が低いほど、結露は発生しやすくなります。新築アパートとはいえ、断熱性能が低い場合も結露の原因となります。

効果的な結露対策:多角的なアプローチで解決を目指しましょう

結露対策は、単一の対策ではなく、複数の対策を組み合わせることが重要です。以下、具体的な対策と、その理由、そして実践方法を解説します。

1. 換気方法の見直し:効果的な換気は必須

毎日半日換気されているとのことですが、換気方法を見直してみましょう。

* 短時間換気ではなく、長時間換気を心がける:窓を少し開けて換気するよりも、窓を大きく開けて短時間換気する方が効果的です。朝晩の気温差が大きい時間帯は特に効果があります。
* 24時間換気システムの活用:アパートに24時間換気システムがあれば、それをフル活用しましょう。フィルターの清掃も忘れずに行いましょう。
* 窓を開ける位置の工夫:対角線上に窓がある場合は、両方同時に開けて空気の流れを作ると効果的です。
* 換気扇の活用:キッチンや浴室の換気扇を定期的に使用することで、室内の湿気を効果的に排出できます。

2. 除湿対策:空気中の水分量を減らす

加湿器の使用は必要とのことですが、結露とのバランスが重要です。

* 除湿機の導入:空気中の水分を直接取り除く除湿機は、結露対策に非常に有効です。特に、朝方や湿度の高い日に使用すると効果的です。コンプレッサー式とデシカント式の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがありますので、部屋の広さや予算に合わせて選びましょう。
* 湿気対策グッズの活用:除湿剤や、珪藻土マット、吸湿シートなどを活用することで、室内の湿度を下げることができます。特に、クローゼットや靴箱など、湿気がこもりやすい場所に設置すると効果があります。
* 洗濯物の室内干しを避ける:洗濯物は、浴室乾燥機を使用するか、屋外で干しましょう。どうしても室内干しをする場合は、扇風機などで乾燥を促進し、湿気を拡散させましょう。

3. 断熱対策:窓からの熱の逃げを防ぐ

窓からの熱の逃げを防ぐことで、結露を抑制できます。

* カーテンやブラインドの活用:厚手のカーテンやブラインドは、断熱効果があり、結露の抑制に役立ちます。特に夜間は必ず閉めるようにしましょう。
* 窓ガラスフィルムの活用:断熱効果のある窓ガラスフィルムを貼ることで、窓からの熱の逃げを防ぎ、結露を抑制できます。すりガラスや格子の窓にも対応できるフィルムもありますので、検討してみましょう。
* 窓枠の隙間を埋める:窓枠と壁の間に隙間がある場合は、隙間テープなどで塞ぎましょう。

4. 室温管理:室温と外気温の差を小さくする

室温と外気温の差が大きいほど結露は発生しやすいため、室温を適切に管理することが重要です。

* 暖房器具の適切な使用:エアコンやストーブなどの暖房器具を適切に使用することで、室温を上げ、結露を抑制できます。しかし、暖房器具を使いすぎると乾燥しやすくなるため、加湿器とのバランスが重要です。
* 窓際に植物を置かない:植物は蒸散作用によって湿気を放出するため、窓際に植物を置くと結露が悪化することがあります。

5. 定期的な清掃:カビの発生を防ぐ

結露によってカビが発生しやすい環境になっているため、定期的な清掃が重要です。

* 窓の拭き掃除:毎日窓を拭くのは大変ですが、結露が発生したらこまめに拭き取ることでカビの発生を防ぎます。
* 壁の拭き掃除:壁に結露が発生している場合は、乾いた布で拭き取りましょう。
* カビ取り剤の使用:カビが発生した場合は、カビ取り剤を使用して除去しましょう。

専門家への相談も検討しましょう

上記の対策を行っても改善が見られない場合は、不動産会社や建築業者、専門の業者に相談することをお勧めします。原因を特定し、適切な対策を講じることで、快適な生活を取り戻せるはずです。

まとめ:快適な寝室環境を取り戻しましょう

北向きの寝室の結露問題は、複数の要因が絡み合っているため、総合的な対策が必要です。今回ご紹介した対策を参考に、一つずつ試してみて、ご自身の状況に合った最適な方法を見つけてください。それでも改善が見られない場合は、専門家のアドバイスを受けることを検討しましょう。快適な睡眠環境を取り戻し、健康的な生活を送ることが大切です。

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