しっくい壁へのリフォーム:壁紙の剥がし方と注意点

今部屋の壁をリフォーム中なんですけど、もともとは普通の壁紙だったものをはがして、しっくいのようなものを塗る予定なのですが、壁紙は完全に全部取りきらないといけないのでしょうか?なんでも、紙が残っていると塗っても浮いてきてしまうと聞いたのですか、壁の面積を考えてすべてをきれいにはがし取るのはきついのですが・・・コスト的に業者さんにたのむことは考えていません;きれいにとらないで塗ってしまうとどれくらいで、はがれてきてしまうのでしょうか?;

しっくい塗りの下地処理:壁紙の完全除去は必須?

しっくい壁へのリフォーム、楽しみですね! しかし、下地処理である壁紙の剥がしが、大きな課題になっているようですね。結論から言うと、しっくい塗りのためには、既存の壁紙をできる限り完全に除去することが理想です。 壁紙の残りがあると、確かに浮いてきてしまう可能性が高く、せっかくのしっくい壁が台無しになるリスクがあります。

とはいえ、全ての壁紙を完璧に剥がすのは、時間と労力がかかる大変な作業です。特に広い面積だと、その負担は大きくなりますよね。そこで、業者に頼まずに、DIYで進めるための現実的な方法と注意点について詳しく解説していきます。

壁紙の剥がれやすさチェックと除去方法

まずは、壁紙の剥がれやすさをチェックしてみましょう。

1. 壁紙の材質と状態の確認

壁紙の種類によって剥がれやすさが異なります。古い壁紙は、比較的剥がしやすい傾向があります。一方、新しい壁紙や特殊な加工がされている壁紙は、剥がすのが困難な場合があります。 ヘラなどで端を軽くこじってみて、簡単に剥がれるようであれば比較的容易です。しかし、強くこすっても剥がれない場合は、下地処理に時間を要するかもしれません。

2. 部分的な除去と全体的な状況把握

壁紙の一部を剥がして、下地の状態を確認してみましょう。 もし、下地がしっかりしていて、壁紙が比較的簡単に剥がれるようであれば、全体を剥がす作業も比較的スムーズに進められるでしょう。しかし、下地が弱っていたり、壁紙が剥がれにくい場合は、より慎重な作業が必要になります。

3. 効率的な除去方法

* 水で湿らせる: スプレーボトルで壁紙に水を吹きかけ、数分間置いてから剥がすと、比較的簡単に剥がれます。
* ヘラを使う: ヘラを使って、壁紙の端から丁寧に剥がしていきます。 力任せに剥がすと壁を傷つける可能性があるので、注意が必要です。
* スクレーパーを使う: ヘラでは剥がれない頑固な壁紙には、スクレーパーを使用するのも有効です。ただし、壁を傷つけないように、慎重に作業しましょう。
* 壁紙剥がし剤: どうしても剥がれない場合は、壁紙剥がし剤を使用してみましょう。ホームセンターなどで購入できます。 ただし、使用前に必ず使用方法をよく確認し、換気を十分に行ってください。

壁紙を完全に除去できない場合の対処法

全て完璧に剥がすことが難しい場合もあるでしょう。その場合は、以下の点を考慮しましょう。

1. 残った壁紙の処理

完全に除去できない部分があっても、できるだけ薄く、平らになるように丁寧に剥がすことが重要です。 凸凹があると、しっくいが均一に塗れず、仕上がりが悪くなってしまいます。

2. 下地処理剤の活用

壁紙の残りが気になる場合は、下地処理剤を使用しましょう。下地処理剤は、壁紙の吸水性を調整し、しっくいの密着性を高める効果があります。 ホームセンターなどで様々な種類が販売されているので、しっくいの種類に合わせて適切なものを選びましょう。

3. しっくいの種類を選ぶ

しっくいの種類によっては、下地への密着性に優れたものがあります。 下地処理に不安がある場合は、密着性の高いしっくいを選ぶのも一つの方法です。専門店で相談してみるのも良いでしょう。

剥がれのリスクと対策

完全に壁紙を除去できなかった場合、しっくいが剥がれるリスクがあります。剥がれ始めるまでの期間は、壁紙の残存量、下地処理の状況、しっくいの種類、施工方法などによって大きく異なります。数ヶ月で剥がれてくる場合もあれば、数年経ってから剥がれてくる場合もあります。

剥がれを防ぐためには、以下の点に注意しましょう。

* 下地処理を徹底する: これは最も重要なポイントです。 壁紙の残りをできるだけ少なくし、下地処理剤を適切に使用することで、しっくいの密着性を高めることができます。
* しっくいの乾燥を適切に行う: しっくいは、乾燥する過程で収縮します。 乾燥が不十分だと、しっくいが剥がれやすくなります。 乾燥には十分な時間を取り、換気をしっかり行いましょう。
* 定期的なメンテナンス: しっくい壁は、定期的なメンテナンスが必要です。 汚れを落とす、ひび割れを補修するなど、適切なメンテナンスを行うことで、長持ちさせることができます。

専門家への相談も検討を

DIYに自信がない場合や、広範囲の壁をリフォームする場合は、専門業者への相談も検討しましょう。専門業者は、適切な下地処理を行い、美しいしっくい壁を仕上げてくれます。費用はかかりますが、仕上がりの品質や安心感を得られるというメリットがあります。

まとめ

しっくい壁へのリフォームは、DIYでも挑戦できますが、下地処理が非常に重要です。 壁紙の完全除去を目指しつつ、現実的に対処できる方法を選択し、丁寧な作業を心がけましょう。 それでも不安な場合は、専門家への相談も検討してください。 美しいしっくい壁で、快適な空間を手に入れましょう!

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