こたつDIYリメイク!木部塗装の基礎知識とラッカー塗料活用術

家具の塗装について 私は今まで金属塗装は仕事の一環でやってきましたが (塗装屋ではありません) 木部塗装と言えば自分の部屋をペンキで塗ったことしか有りません これから趣味で手作り家具を作って見たいなぁと思うのですが、最初からうまく出来るわけが無いと思うので 手始めに失敗したら捨てても良いようなこたつを再塗装したいと思います。 そして質問なんですけどまず下処理についてはネットである程度調べましたが 塗料はラッカー系の塗料は使えるのでしょうか? 現在持っている塗料はラッカー系とフタル酸系の塗料を持っています。 後私の仕上がりイメージでは木目を出さない塗装をイメージしていますが 下処理をした後は金属塗装と同じ工程で良いのか知りたいです!

こたつリメイク計画:下処理から塗装工程まで徹底解説

初めてのDIY家具製作として、こたつの再塗装に挑戦されるのですね!金属塗装の経験がおありとのことですので、木部塗装への挑戦もスムーズに進むことでしょう。ただし、木部と金属では素材特性が異なるため、塗装工程にも違いがあります。今回は、ラッカー系塗料を用いた木目を出さない塗装方法を、具体的な手順とともに解説します。

1. こたつの下処理:塗装前の準備が仕上がりの鍵

下処理は、塗装の仕上がりを左右する重要な工程です。金属塗装の経験を活かしつつ、木部塗装特有のポイントを押さえましょう。

1-1. こたつの状態確認と清掃

まずは、こたつの状態を丁寧に確認します。傷や汚れ、剥がれなどがあれば、その程度を把握しておきましょう。次に、古くなった塗膜や汚れ、ホコリなどを丁寧に除去します。サンドペーパー(#180~#240程度)で研磨し、その後、乾いた布で拭き取ります。特に、塗装が剥がれている部分は、しっかり研磨して下地を平らにすることが大切です。

1-2. 下地処理:木目の埋没と平滑化

木目を出さない塗装を希望されているので、木目を埋める処理が必要です。パテを使用し、傷や凹凸を丁寧に埋めていきます。パテが乾燥したら、再びサンドペーパーで研磨し、表面を滑らかにします。この工程で、塗装面の平滑度を高めることが重要です。金属塗装と同様に、下地処理の丁寧さが仕上がりに直結します。

1-3. 脱脂処理:塗装の密着性を高める

塗装前に、こたつの表面を脱脂します。シンナーやアルコールなどを含ませた布で拭き取り、油分や汚れを完全に除去します。脱脂処理を行うことで、塗料の密着性が向上し、剥がれを防ぎます。

2. ラッカー系塗料の使用:メリットと注意点

お持ちのラッカー系塗料は、木部塗装にも使用できます。ラッカー系塗料は乾燥が速く、重ね塗りも容易なため、DIYに適しています。しかし、臭いが強く、取り扱いには十分な換気を心がけましょう。また、シンナーで希釈する必要があるため、安全に配慮した作業環境を整えることが重要です。

2-1. ラッカー系塗料のメリット

* 乾燥が早い:作業効率が良い
* 重ね塗りが容易:短時間で仕上げられる
* 耐久性が高い:適切な下地処理と塗装方法で、十分な耐久性を発揮する

2-2. ラッカー系塗料のデメリット

* 臭いが強い:換気必須
* 引火性が高い:火気厳禁
* 環境への配慮:適切な廃棄方法が必要

3. 塗装工程:金属塗装との違いと注意点

金属塗装と同様に、下塗り、中塗り、上塗りの工程で行います。ただし、木部は金属と異なり、吸い込みがあるため、塗料の量や乾燥時間を調整する必要があります。

3-1. 下塗り:密着性向上と隠蔽性の確保

下塗り塗料は、木部への密着性を高め、上塗り塗料の隠蔽性を向上させる役割があります。薄く、均一に塗布することが重要です。乾燥時間は塗料によって異なるため、製品の指示に従いましょう。

3-2. 中塗り:均一な仕上がりを目指して

下塗りが乾燥したら、中塗りを行います。下塗り同様、薄く均一に塗布し、乾燥させます。必要に応じて、研磨を行い、表面を平滑化します。

3-3. 上塗り:美しい仕上がりと保護効果

中塗りが乾燥したら、上塗りを行います。上塗りによって、美しい仕上がりと、こたつを保護する効果が得られます。上塗りの回数は、希望する仕上がりによって調整します。

4. 木目を出さない塗装:具体的な方法

木目を出さない塗装には、いくつかの方法があります。

4-1. プライマーの使用

木目の目立たないプライマーを使用し、下塗りとして塗布することで、木目を隠蔽できます。

4-2. 複数回の上塗り

複数回の上塗りを行うことで、木目を完全に隠蔽できます。この場合、各工程での乾燥時間を十分に確保することが重要です。

4-3. 塗料の選択

木目を隠蔽する効果の高い塗料を選択することも重要です。

5. 仕上げと注意点

塗装が完了したら、十分な乾燥時間を確保します。乾燥後、必要に応じて研磨を行い、美しい仕上がりを目指しましょう。ラッカー系塗料は乾燥が早いですが、完全に硬化するまでには時間がかかりますので、ご注意ください。

6. 専門家への相談

DIYに不安がある場合、ホームセンターなどの専門家に相談してみるのも良いでしょう。専門家は、適切な塗料や道具、塗装方法などをアドバイスしてくれます。

7. まとめ

こたつの再塗装は、DIYの入門編として最適なチャレンジです。金属塗装の経験を活かしつつ、木部塗装特有のポイントを理解することで、きっと満足のいく仕上がりになるでしょう。今回の解説を参考に、安全に配慮しながら、素敵なこたつを完成させてください。

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