こたつのスイッチを入れると照明が消える!その原因と解決策

部屋の照明が消えるのですが・・・10畳の部屋に照明器具が2箇所設置してあるのですが、そのうちの一つがこたつのスイッチを入れると消えてしまいます。器具自体は3年ぐらい使用していて蛍光灯は取り替えたばかりです。ブレーカーも落ちず、以前正常だった時と家電などの数は同じで、変わったところといえば冷蔵庫を買い換えたぐらいです。原因はどういったことが考えられますか?

こたつのスイッチと照明の連動:原因を探る

10畳の部屋で、こたつのスイッチを入れた際に特定の照明器具が消えるという現象は、電気回路に問題がある可能性が高いです。ブレーカーが落ちていないことから、大規模なショートや過負荷ではないと考えられますが、いくつかの原因が考えられます。 冷蔵庫の買い替えが影響している可能性も考慮しながら、一つずつ見ていきましょう。

1. 回路の容量不足と過負荷

こたつは消費電力が比較的高い電化製品です。特に、古いタイプのこたつや、大容量のヒーターを使用している場合は、その消費電力が照明器具と併用する回路の許容容量を超えている可能性があります。 冷蔵庫の買い替えで、消費電力の高い冷蔵庫になった場合、この可能性はさらに高まります。 照明器具とこたつが同じ回路に接続されていると、こたつが作動した際に回路全体の電流が許容値を超え、保護のために照明器具の電源が遮断される(自動的に消灯する)という現象が起こります。

2. 配線の老朽化や劣化

長年使用している配線は、経年劣化によって断線や接触不良を起こす可能性があります。特に、頻繁にオンオフを繰り返すスイッチや、配線の接続部分などは劣化しやすい箇所です。 こたつのスイッチを入れる際に、配線の接触不良によって一時的に電流が遮断され、照明器具が消灯する可能性があります。 これは、照明器具自体ではなく、配線側の問題であることが多いです。

3. スイッチやコンセントの不良

こたつのスイッチ自体、あるいは照明器具のスイッチやコンセントに不具合がある可能性も考えられます。 スイッチ内部の接点が劣化したり、コンセントの接続が緩んでいたりすると、電流が不安定になり、照明器具が消灯することがあります。 特に、こたつのスイッチが古く、頻繁に使用している場合は、スイッチの交換を検討する必要があります。

4. 冷蔵庫の消費電力と回路

冷蔵庫の買い替えが原因である可能性も否定できません。 新しい冷蔵庫は、旧型よりも消費電力が大きい場合があり、同じ回路に接続されている照明器具と合わせて、回路の許容電流を超えている可能性があります。 冷蔵庫の消費電力を確認し、回路の許容電流と比較することで、この可能性を検証できます。

具体的な解決策とチェックポイント

では、具体的な解決策と、ご自身でできるチェックポイントについて説明します。

1. 回路の確認とブレーカーボックスのチェック

まず、照明器具とこたつが同じ回路に接続されているかを確認する必要があります。 家のブレーカーボックスを確認し、照明器具とこたつのブレーカーが同じ回路に属しているかどうかを確認します。 もし同じ回路であれば、回路の容量不足が原因の可能性が高いです。 この場合は、電気工事士に相談し、回路を増設するか、より容量の大きいブレーカーに交換する必要があります。

2. 配線の点検

配線の老朽化や劣化をチェックするために、照明器具とこたつの配線を目視で確認してみましょう。 配線が傷んでいたり、断線している部分がないかを確認します。 もし異常が見つかった場合は、電気工事士に修理を依頼しましょう。 素人判断で修理しようとすると、感電などの危険性があるので注意が必要です。

3. スイッチとコンセントの交換

こたつのスイッチ、照明器具のスイッチ、そしてコンセントの動作を一つずつ確認します。 グラつきや、接触不良が疑われる場合は、交換を検討しましょう。 ホームセンターなどで比較的安価に購入できますが、電気工事の知識がない場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。

4. 電力消費量の確認

こたつと冷蔵庫の消費電力を確認します。 それぞれの製品に記載されている消費電力(W)を確認し、回路の許容電流を超えていないかを確認しましょう。 この確認には、ブレーカーボックスに記載されている回路の許容電流(A)が必要です。 もし超えている場合は、回路の増設や、消費電力の低い製品への交換を検討する必要があります。

5. 専門家への相談

上記の方法を試しても解決しない場合は、電気工事士などの専門家に相談しましょう。 専門家は、原因を的確に特定し、安全な解決策を提案してくれます。 電気工事は専門知識と技術が必要なため、自己判断での修理は危険です。

インテリアへの影響とデザイン性の考慮

照明はインテリアデザインにおいて非常に重要な要素です。照明が消えてしまうという問題は、単なる電気的な問題だけでなく、インテリア全体の雰囲気や使い勝手を大きく損なう可能性があります。 解決策を考える際には、機能性だけでなく、デザイン性も考慮することが重要です。例えば、回路増設の際に、新しい配線やスイッチのデザインをインテリアに合わせたり、照明器具自体をLEDタイプに変更することで消費電力を抑えたりするなど、様々な工夫が可能です。

まとめ:安全第一で解決策を見つけよう

こたつのスイッチを入れた際に照明が消えるという問題は、電気回路のトラブルが原因である可能性が高いです。 安全を第一に考え、上記で紹介したチェックポイントを一つずつ確認し、必要に応じて専門家に相談しましょう。 問題解決を通して、より快適で安全なインテリア空間を実現してください。

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