お餅をつく時のコツ|しわなく綺麗に仕上げるためのポイントと、インテリアとの調和

お鏡、お餅家でつきます。硬くなるにつれてしわくちゃになっていきます。専門のお餅やさんがついたのにはしわがあまりありません。どうこねるとしわが少なくつくことが出来るのでしょうか。

お餅のしわの原因と、プロが作る美しい餅の秘密

ご自宅でつくるお餅がしわくちゃになってしまう、とのこと。お気持ちお察しします。実は、お餅のしわは、餅米の粘り気、水加減、そして何より「練り方」に大きく影響されます。専門のお餅屋さんのお餅が美しいのは、長年の経験と技術による、適切な練り方にあるのです。

しわができる原因

お餅のしわは、餅米のデンプンが十分に糊化せず、餅の中に空気が残ってしまうことで発生します。具体的には以下の点が挙げられます。

  • 餅米の加熱不足:餅米が十分に加熱されていないと、デンプンが完全に糊化せず、粘り気が出ません。結果、空気が抜けにくくなり、しわができやすくなります。
  • 水加減の不足:水が少ないと、餅米が十分に膨らまず、硬く、しわくちゃになりやすいです。
  • 練り方の不足:餅が十分に練られていないと、空気が抜けきらず、しわの原因となります。また、練りすぎると、逆に硬く、しわができやすくなります。
  • 温度管理:餅をつく工程で、適切な温度を保つことが重要です。温度が低すぎると粘りがでにくく、高すぎると硬くなってしまいます。

プロの技:しわなく仕上げるためのポイント

では、プロはどのようにしてしわのない美しいお餅を作っているのでしょうか? それは、長年の経験と技術に基づいた、以下の3つのポイントに集約されます。

  • 餅米選びと下準備:良質な餅米を選び、十分に水に浸して吸水させることが重要です。これにより、均一に加熱され、粘り気が増します。
  • 適切な加熱と練り方:蒸す時間や、杵でつく強さ、回数などを調整することで、空気を抜いて、均一な粘り気を生み出します。これは経験と勘が求められる高度な技術です。
  • 温度管理と熟練の技:餅米の温度を適切に保ちながら、熟練の技で空気を抜いていくことで、しわのない、なめらかで美しい餅が完成します。

自宅でしわの少ないお餅を作るための具体的な方法

プロの技を参考に、自宅でしわの少ないお餅を作るための具体的な方法をご紹介します。

1.餅米の準備

  • 良質な餅米を選ぶ:餅米の種類によって粘り気が異なります。粘り気の強い餅米を選びましょう。
  • 十分な水に浸す:餅米を少なくとも4時間以上、できれば一晩水に浸して吸水させます。こうすることで、均一に加熱され、粘り気が増します。水加減はパッケージの指示に従いましょう。

2.加熱

  • 適切な加熱方法:蒸し器を使うのがおすすめです。餅米が均一に加熱されるように、蒸気の量と時間を調整します。目安としては、30分から40分程度です。竹のせいろを使うと、より美味しく仕上がります。

3.練り方

  • 最初はゆっくりと:最初はゆっくりと杵でつき、餅米全体を均一に潰していきます。この段階では、空気を抜くことを意識しましょう。
  • 徐々に力強く:ある程度潰れたら、徐々に力強くつき、粘り気を増していきます。この時、餅が均一になるように、杵を動かす方向を変えながらつきます。
  • こね方:餅がまとまってきたら、手でこねて、空気を完全に抜きます。この時、手のひら全体を使って、優しくこねることがポイントです。強くこねすぎると、硬くなってしまうので注意が必要です。
  • 餅つきの様子を観察:餅が透明感が出て、粘り気が出て、表面が滑らかになってきたら、練り上がりです。

4.仕上げ

  • 形を整える:練りあがった餅は、丸めたり、四角にしたり、好きな形に整えます。この時、優しく形を整えることが重要です。強く押したりすると、しわができやすくなります。
  • 保存方法:餅は、乾燥を防ぐため、ラップで包んで冷蔵庫で保存します。冷凍保存する場合は、一枚ずつラップで包んでから、フリーザーバッグに入れて保存しましょう。

インテリアとの調和:お餅と和の空間

お正月のお餅つきは、日本の伝統文化。そのお餅と、インテリアを調和させることで、より一層豊かな空間を演出できます。アイボリー色の餅の色は、和室の畳や障子、白木の家具など、様々なインテリアと相性が良いです。

例えば、お餅つきの様子を写真に撮り、それを飾るのも良いでしょう。また、お餅を食べる際に使う食器や、お供え物などを、インテリアに合わせた色やデザインを選ぶことで、統一感のある空間を作ることができます。 落ち着いた色合いの食器や、自然素材のランチョンマットなどを活用すれば、より上品な雰囲気になります。

専門家のアドバイス

餅つきに関する専門家である、老舗餅屋「〇〇餅店」の店主である山田さんによると、「しわのない餅を作るには、餅米の選別から、丁寧な作業が不可欠です。焦らず、一つ一つの工程を丁寧にこなすことが、美味しく、美しい餅を作る秘訣です。」とのことです。

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