お風呂の給湯器の有無とガス代、使い勝手に関する疑問

4月から引っ越すため、アパートを探しています。いくつか目星をつけているのですが、その中に、お風呂に給湯器がない(?)部屋があります。大体の部屋は、お風呂に水を張るとき直接お湯を入れるのですが、その部屋は最初に水を入れてあとから沸かすそうです。そこで質問なのですが、前者と後者でガス代は違ってきますか?どちらが安くつくでしょう?また、後者は使いにくそうなイメージがありますが、実際どうでしょうか?ちなみに、20代女の一人暮らしです。よろしくお願いします。

お風呂の給湯方式:2種類のタイプとガス代比較

アパート探し、楽しみですね!お風呂の給湯方式の違いで迷われているとのこと、よく分かります。 「お湯張り方式」と「追い炊き式」の2種類について、ガス代や使い勝手などを詳しく見ていきましょう。

お湯張り方式(給湯器直結式)

一般的なタイプで、蛇口をひねると同時に給湯器からお湯が供給され、浴槽にお湯が直接流れ込みます。 給湯器が浴槽と直結しているため、お湯張りの時間が短く、お湯の温度調整も容易です。

追い炊き式(貯湯式)

浴槽にまず水を張り、その後、給湯器または浴室内のボイラーで水を温める方式です。 給湯器が浴槽とは別に設置されているか、浴室内に設置されている小型のボイラーを使用します。

ガス代はどちらが安い?

結論から言うと、ガス代は「お湯張り方式」の方が一般的に安価です

追い炊き式は、一度水を張り、その後温めるため、お湯を無駄にする可能性が高くなります。 特に、一人暮らしで毎回少量のお湯しか使わない場合は、その差は顕著です。 お湯張り方式は必要な分だけお湯を沸かすので、無駄が少なく済みます。

ただし、これはあくまでも一般的な傾向です。 実際のガス代は、以下の要素によって大きく変動します。

  • 給湯器の種類と効率:最新の省エネ型給湯器は、古いタイプと比べてガス消費量が大幅に削減できます。
  • 使用頻度:毎日お風呂に入る頻度や、入浴時間の長さによってガス消費量は大きく変わります。
  • お湯の温度設定:高温設定にするほどガス消費量は増えます。
  • 家族構成:一人暮らしと家族暮らしでは、使用するお湯の量に大きな違いがあります。

そのため、正確なガス代を比較するには、各アパートの給湯器の機種や、自身の入浴習慣などを考慮する必要があります。 気になる場合は、不動産会社に給湯器の機種を尋ね、メーカーのウェブサイトでガス消費量を確認してみるのも良いでしょう。

追い炊き式のお風呂の使い勝手

追い炊き式は、使いにくいというイメージを持たれがちですが、必ずしもそうではありません。 メリット・デメリットを理解した上で、自分に合っているか判断しましょう。

追い炊き式のお風呂のメリット

  • 節水効果:一度水を張ってから必要な分だけお湯を足せるため、お湯張り方式よりも節水効果が期待できます。特に、少量のお湯しか使わない一人暮らしの場合、効果を実感しやすいでしょう。
  • 温度調整の自由度が高い:お湯の温度が低くなった場合、追い炊き機能を使って簡単に温度を調整できます。何度か追い炊きをすることで、長時間温かいお風呂を楽しむことができます。
  • バスタブの掃除がしやすい:お湯張り方式に比べて、浴槽に直接お湯が流れ込まないため、浴槽の汚れがつきにくいというメリットがあります。

追い炊き式のお風呂のデメリット

  • お湯張りに時間がかかる:最初に水を張り、その後温めるため、お湯張りに時間がかかります。忙しい朝などは不便に感じるかもしれません。
  • 電気代(またはガス代)の追加:追い炊き機能を使うには、電気またはガス代が追加でかかります。ただし、節水効果によってトータルコストが下がる可能性もあります。
  • 機械の故障のリスク:給湯器やボイラーが故障した場合、入浴できなくなる可能性があります。

20代女性の一人暮らしの場合の検討ポイント

20代女性の一人暮らしの場合、節水効果とガス代のバランスを考慮することが重要です。 毎日長時間お風呂に入る習慣がない場合は、お湯張り方式よりも追い炊き式の方がガス代を抑えられる可能性があります。 しかし、朝の忙しい時間帯に、お湯張りに時間がかかるのはストレスになるかもしれません。

自分のライフスタイルや優先順位を考え、どちらの方式が自分に合っているか慎重に検討しましょう。 実際に部屋を見学する際に、浴室の広さや使い勝手を確認し、実際に給湯器の操作を体験してみることをお勧めします。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、給湯器のタイプは建物の築年数や設備仕様と密接に関係しています。 築年数の古い建物では、追い炊き式よりもお湯張り方式が多い傾向があります。 新しい建物では、省エネ性能の高い給湯器が採用されていることが多いです。 そのため、アパートを選ぶ際には、築年数だけでなく、給湯器の機種や性能についても確認することが重要です。

まとめ:自分のライフスタイルに合った選択を

お風呂の給湯方式は、ガス代や使い勝手など、様々な要素が絡み合っています。 この記事で紹介した情報を参考に、自分のライフスタイルに合った最適な選択をしてください。 不動産会社に積極的に質問し、疑問点を解消してから契約するようにしましょう。

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