お風呂とトイレが一緒の間取り…敬遠される理由と、1R・1K・1DKでの選び方

部屋探しについて。よくお風呂場の中にトイレがあるパターンの間取りはみんな敬遠しますがこれって1ルームに多いパターンですよね?2DKや2LDKにはほとんどないですよね?

お風呂とトイレ一体型の間取りが敬遠される理由

確かに、お風呂場とトイレが一体になった間取りは、多くの人が敬遠する傾向にあります。特に、単身者向けの1Rや1K、広めの1DKの間取りでよく見られるため、「狭い」「清潔感が保てない」「使い勝手が悪い」といったイメージを持たれがちです。その理由はいくつか考えられます。

  • プライバシーの確保が難しい:家族やルームシェア相手がいる場合、お風呂に入っている最中にトイレを使われたり、逆のパターンも考えられます。特に、急な用を足したい時に不便を感じることがあります。プライバシーを重視する人にとっては大きなデメリットとなります。
  • 衛生面への不安:お風呂場とトイレが一緒だと、どうしても湿気がこもりやすく、カビや臭いの発生リスクが高まります。しっかり換気をしても、完全に防ぐのは難しいでしょう。清潔さを保つためには、こまめな掃除と換気が必須となりますが、手間と時間がかかります。
  • 使い勝手の悪さ:同時に使用できないため、朝の忙しい時間帯などは不便を感じる可能性があります。また、掃除の際にも、トイレと浴室を別々に掃除するよりも手間がかかります。家族構成や生活スタイルによっては、大きなストレスとなるでしょう。
  • 来客時の対応:来客時にトイレを使用してもらう際、浴室を通らなければならないため、抵抗を感じる人もいるでしょう。特に、親しい間柄でない場合は、気まずさを感じてしまう可能性があります。
  • 転売時の価値低下:中古物件として売却する際、お風呂とトイレが一体型の間取りは、他の物件と比べて敬遠されやすく、価格が低くなる可能性があります。将来的に売却を考えている場合は、注意が必要です。

1R、1K、1DKの間取りにおけるお風呂トイレ一体型のメリット・デメリット

1R、1K、1DKといったコンパクトな間取りでは、お風呂とトイレが一体型になっている物件は珍しくありません。これは、限られたスペースを有効活用するためです。しかし、メリットとデメリットをしっかりと理解した上で、部屋選びをすることが重要です。

メリット

* 広さの確保:別々にするよりも、スペースを節約できます。特に、狭い1Rや1Kでは、このメリットは大きいです。
* 家賃の低価格:広さや設備がシンプルな分、家賃が比較的安価な傾向があります。予算を抑えたい人には魅力的です。

デメリット

* 前述のプライバシー、衛生面、使い勝手、来客時の問題:コンパクトな空間ゆえに、これらの問題はより顕著に感じられる可能性があります。
* リフォームの難しさ:後からお風呂とトイレを別々にリフォームするのは、費用と手間が大きくかかります。

お風呂とトイレが一緒の間取りを選ぶ際のポイント

もし、お風呂とトイレが一緒の間取りを選ぶのであれば、以下の点を考慮しましょう。

  • 換気設備の確認:強力な換気扇や浴室乾燥機が備わっているか確認しましょう。湿気対策は非常に重要です。
  • 窓の有無:窓があることで、自然換気ができ、カビや臭いの発生を抑えることができます。窓の大きさや位置も確認しましょう。
  • 清掃性の高さ:掃除がしやすい素材や形状であるかを確認しましょう。例えば、滑りにくい床材や、掃除しやすい形状のトイレを選ぶことが重要です。
  • 防カビ・防臭対策:カビや臭いを抑制するコーティングが施されているかを確認しましょう。定期的な清掃も必要です。
  • 間取り全体の広さ:お風呂とトイレが一体型であっても、部屋全体の広さが十分にあれば、圧迫感は軽減されます。他の部屋とのバランスも考慮しましょう。

2DKや2LDKでは少ない理由

2DKや2LDKといった広めの間取りでは、お風呂とトイレが一体型になっている物件はほとんどありません。これは、プライバシーや衛生面への配慮、そして居住者の快適性を重視した設計になっているためです。広さがある分、別々の空間を確保することが容易であり、より快適な住空間を提供できるからです。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、お風呂とトイレ一体型は、限られた空間を最大限に活用するための設計手法の一つです。しかし、居住者の快適性やプライバシーを考慮すると、広さのある物件では採用されることは少ないです。特に、家族世帯を想定した物件では、衛生面や使い勝手の悪さから敬遠される傾向が強いです。

まとめ:自分の生活スタイルと照らし合わせて選択を

お風呂とトイレが一緒の間取りは、必ずしも悪いものではありません。しかし、デメリットも理解した上で、自分の生活スタイルや価値観と照らし合わせて、最適な物件を選ぶことが大切です。特に、プライバシーや衛生面を重視する場合は、避けた方が無難でしょう。 予算や立地条件と合わせて、慎重に検討しましょう。 複数の物件を見学し、実際に間取りや設備を確認することで、より良い選択ができるはずです。

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