お酒に強い?弱い?遺伝と体質、そして未来の自分

お酒について質問です。この前仕事の飲み会で初めてお酒を飲みました。最初にビール小さいのを1本、次に焼酎のソーダ1/3割を5杯ほど飲み、続いて1/2割を3杯紙コップで飲みました。顔はまぁまぁ赤くなったと思うのですが、女の後輩に『○○さんって顔つき全然変わらないよね、お酒って強いの?』俺『初めて飲むから分からないけど多分酔ってると思う』『でも、顔付きが変わらないよね、顔は赤いけどテンションもいつも通り高くないしキリッとしてるし』と言われました。相手は自分より飲んでないのにテンションが高く、ついて行けませんでした。親がいうには吐き気がして記憶が曖昧になってフラフラすると聞きました。自分は若干クラクラするだけでいつも通り異常はありませんでしたし、しっかり記憶も覚えてます。酔いは遺伝すると聞きましたが、父と兄は酒癖が悪く、酔うと嫁さんを殴ったり嫁の親御さんを殴ったり道端の人と喧嘩になり一度だけ逮捕されたことがあり、父と兄は常に暴力的で常日頃は軽くスキンシップ程度に首を閉めてきたり頭をはたいたりする程度ですがこの前、パソコンをやっていたらいきなり部屋に入ってきて『何で産まれて来た』と理不尽に殴られて頭を壁にぶつけ頭から出血し、壁に大きな穴が空きました。母は酔うと口煩いです。これってもう少し飲むと完全に酔い、自分も父や兄みたいになってしまうのですか?

初めての飲酒と家族の酒癖

初めてのお酒で、ご自身の反応とご家族の酒癖との関連性を心配されているのですね。ご家族のアルコール依存症のような状況を鑑みると、ご自身の将来への不安は当然のことです。しかし、ご安心ください。お酒に強いか弱いか、そして酒癖は、遺伝だけでなく、後天的な要素も大きく影響します。

アルコールの代謝と体質

アルコールの分解能力は、遺伝的な要素と後天的な要素の両方に影響を受けます。遺伝的には、アルコール脱水素酵素(ADH)やアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)といった酵素の遺伝子多型が関係しています。これらの酵素の働きが弱いと、アルコールの分解が遅くなり、酔いやすくなります。また、体格や性別、飲酒習慣、体調などもアルコール代謝に影響を与えます。

遺伝と環境の複雑な相互作用

ご家族の例から、アルコール依存症やアルコール関連の暴力的な行動は遺伝的な素因が考えられますが、必ずしも遺伝するとは限りません。遺伝子は可能性を示すものであり、必ずしも運命ではありません。育った環境、飲酒の習慣、ストレスへの対処法、社会的なサポートなど、後天的な要因が大きく影響します。

あなたの飲酒反応から見えること

あなたは初めて飲酒したにもかかわらず、比較的穏やかな反応を示しました。顔は赤くなったものの、吐き気や記憶障害はなく、通常通りの意識を保てたとのこと。これは、あなたのアルコール代謝能力が比較的高い可能性を示唆しています。

アルコール耐性と依存性

アルコール耐性とは、同じ量のアルコールを摂取しても、酔いの程度が軽くなることを指します。繰り返し飲酒することで、アルコール耐性が向上する傾向があります。しかし、アルコール耐性が向上したからといって、アルコール依存症のリスクが減るわけではありません。むしろ、より多くのアルコールを摂取するようになり、依存症のリスクを高める可能性があります。

将来の飲酒について

ご家族の酒癖を考えると、将来への不安は当然ですが、決してあなたもそうなるとは限りません。

健康的な飲酒習慣を身につけるために

* 適量を守ること:自分の許容範囲を知り、それを超えないようにしましょう。少量から始め、徐々に量を増やすのではなく、自分のペースで楽しみましょう。
* ゆっくり飲むこと:一気に飲むと酔いが回りやすく、身体への負担も大きくなります。ゆっくりと時間をかけて飲みましょう。
* 飲酒前に食事をとること:空腹時よりも、胃に食べ物が入っている方が酔いにくいです。
* 水分を十分にとること:アルコールは利尿作用があるので、脱水症状を防ぐためにこまめに水分を補給しましょう。
* お酒の種類をローテーションすること:同じ種類のお酒ばかり飲むと、身体が慣れてしまい、より多くの量を飲んでしまう可能性があります。
* 休肝日を設けること:毎日お酒を飲むのではなく、定期的に休肝日を設け、肝臓を休ませましょう。
* 無理強いはしないこと:周りのペースに合わせる必要はありません。自分のペースで楽しみましょう。
* 飲酒運転は絶対しないこと:飲酒運転は、自分自身だけでなく、周りの人にも危険を及ぼします。絶対にやめましょう。

専門家のサポートを活用する

ご家族の状況を考えると、アルコールに関する専門家のサポートを受けることをお勧めします。アルコール依存症の専門機関やカウンセリングサービスなどを利用することで、より具体的なアドバイスやサポートを受けることができます。

まとめ

お酒に強いか弱いかは、遺伝的な要素と後天的な要素の複雑な相互作用によって決まります。あなたの現在の反応は、必ずしも将来の酒癖を決定するものではありません。健康的な飲酒習慣を心がけ、必要であれば専門家のサポートを受けることで、安全に、そして楽しくお酒と付き合っていくことができます。ご家族の経験から、アルコールの危険性を十分に理解されているあなたは、より健康的な飲酒生活を送れる可能性が高いです。

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