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1.障子の壁への変更(防音対応)
障子を壁(防音対応)に変更する費用は、面積、使用する材料、防音レベルによって大きく変動します。質問にある2ヶ所の障子開口部のサイズを元に概算してみましょう。
畳の長い辺が約90cmと仮定すると、①の開口部は、約180cm×240cmと約135cm×240cmの2ヶ所になります。合計面積は約7.56㎡です。防音性を考慮すると、石膏ボード2枚張り、断熱材の施工が一般的です。材料費と工事費を合わせ、1㎡あたり15,000円~25,000円とすると、
- 低価格帯:7.56㎡ × 15,000円/㎡ = 約113,400円
- 平均価格帯:7.56㎡ × 20,000円/㎡ = 約151,200円
- 高価格帯:7.56㎡ × 25,000円/㎡ = 約189,000円
となります。さらに、防音性を高めるために、遮音シートや吸音材を追加すると、費用はさらに増加します。高性能な防音壁にする場合は、㎡あたり30,000円以上かかる場合もあります。これはあくまでも目安であり、実際の費用は業者に見積もりを依頼する必要があります。
2.引き戸の設置
畳の長い辺が約90cmと仮定すると、開口部は約90cm×240cmになります。引き戸の設置費用は、引き戸の種類(材質、デザイン)、レール、工事費用によって異なります。一般的な木製建具の場合、材料費と工事費を合わせて10万円~20万円程度が目安です。高級な建具や特殊な施工が必要な場合は、さらに高額になります。
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ポイント:引き戸の設置位置や開口部の状態によっては、下地補強工事が必要になる場合があります。その場合は、追加費用が発生します。また、既存の壁を撤去する必要がある場合も、費用に上乗せされます。
3.物入れ撤去と畳敷きの追加
1.5畳分の物入れを撤去し、6畳の部屋を7.5畳に拡張する工事は、比較的大きな改修工事になります。費用は、物入れの構造、壁の撤去、畳の敷設、下地処理などによって大きく変動します。
物入れの撤去:既存の壁や建具の撤去、廃材処理費用が含まれます。5万円~10万円程度を見込んでおきましょう。
畳の敷設:1.5畳分の畳を新しく敷設する費用です。畳の種類(イグサ、樹脂など)によっても価格が変わります。1畳あたり2万円~4万円とすると、1.5畳で3万円~6万円程度です。
下地処理:既存の床の状態によっては、下地処理が必要になる場合があります。床の補修や調整費用は、1万円~3万円程度を見込んでおきましょう。
合計:これらの費用を合計すると、10万円~20万円程度が目安となります。ただし、これはあくまでも大まかな見積もりであり、実際の費用は業者に見積もりを依頼する必要があります。
4.業者選びと見積もり
複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。見積もりには、以下の項目が含まれているか確認しましょう。
- 材料費
- 工事費
- 廃材処理費
- 消費税
- その他諸費用(解体費用、下地処理費用など)
また、業者の経験や評判、保証についても確認しておきましょう。信頼できる業者を選ぶことで、安心して工事を進めることができます。
5.専門家のアドバイス
インテリアコーディネーターや建築士に相談することで、より最適なプランニングと費用を抑えることができます。専門家は、デザイン性だけでなく、機能性や耐久性も考慮した上で、適切なアドバイスをしてくれます。特に、防音対策など専門的な知識が必要な場合は、専門家の意見を聞くことをお勧めします。
まとめ
今回の改修工事は、規模や内容によって費用が大きく変動します。正確な費用を知るためには、複数の業者に見積もりを依頼することが不可欠です。見積もりを比較検討し、ご自身の予算と希望に合った業者を選びましょう。専門家のアドバイスも活用することで、より満足度の高いリフォームを実現できるでしょう。