賃貸住宅で壁に絵を描きたいけど、傷つけたり跡が残ったりするのが心配…そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。実は、ビニールクロスにも使える、後から消せる特殊なペンや絵の具が存在します!この記事では、壁に絵を描くための画材選びから、具体的な描き方、そして失敗した時の対処法まで、詳しく解説します。賃貸でも安心してDIYインテリアを楽しめる方法を、ぜひ参考にしてください。
消せる画材の種類と選び方
ビニールクロスに絵を描く際に使える消せる画材には、大きく分けて以下の種類があります。
- 水性ペン:水性インクを使用しており、水で簡単に落とせるものが多く、初心者にも扱いやすいのが特徴です。ただし、インクの定着度合いによっては、完全に消えない場合もあります。耐水性のあるものや、重ね塗りすることで発色をよくできるものもありますので、用途に合わせて選びましょう。
- チョークペン:チョークのような質感で、黒板のように壁に描いて消せるペンです。発色が鮮やかで、独特の風合いが楽しめます。ただし、チョーク特有の粉っぽさが気になる場合もあります。また、濃い色の壁には不向きです。
- ホワイトボードマーカー:ホワイトボード用のマーカーは、専用のクリーナーで簡単に消去できます。ただし、ビニールクロスによっては、マーカーのインクが定着してしまう可能性があるので、目立たない場所でテストしてから使用しましょう。
- クレヨン:油性クレヨンは、壁に強く着色するため、消すのが難しい場合があります。しかし、水性クレヨンであれば、比較的簡単に落とすことができます。ただし、水拭きで完全に消えない場合もあります。
- 特殊な絵の具:水性絵の具の中でも、壁に描いて消せるように開発された特殊な絵の具があります。種類によっては、専用のクリーナーが必要な場合もあります。環境に配慮した、自然由来の成分で作られたものもあります。
画材を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
- 消しやすさ:実際に試せる場合は、目立たない場所でテストしてから使用することをおすすめします。
- 発色:鮮やかな発色を求める場合は、水性ペンやチョークペンがおすすめです。
- 耐水性:水拭きしても大丈夫なものを選びましょう。
- 安全性:小さなお子さんやペットがいる家庭では、安全性の高い画材を選びましょう。
具体的な描き方と注意点
壁に絵を描く際には、以下の手順と注意点を踏まえることで、綺麗に仕上げることができます。
- 下書きをする:鉛筆などで軽く下書きをしましょう。消しゴムで消せるように、力を入れすぎないように注意しましょう。
- テストする:使用する画材を、目立たない場所でテストしてから描き始めましょう。発色や消しやすさを確認できます。
- 薄く重ね塗りする:一度に濃く塗るのではなく、薄く重ね塗りすることで、発色を良くし、ムラを防ぐことができます。
- 乾燥時間を確認する:絵の具を使用する場合は、乾燥時間をしっかり確認しましょう。乾燥する前に触ると、絵がにじんだり、汚れたりする可能性があります。
- 保護スプレーを使用する(オプション):完成した絵を保護するために、水性スプレータイプの保護剤を使用するのも良いでしょう。ただし、使用前にテストを行い、素材への影響を確認してください。
失敗した時の対処法
万が一、絵が失敗したり、消しにくい場合でも、慌てないでください。以下の方法を試してみましょう。
- 水拭き:水性ペンや水性絵の具であれば、水拭きで落とせる場合があります。
- 中性洗剤:水拭きだけでは落ちない場合は、中性洗剤を薄めた液で拭いてみましょう。
- メラミンスポンジ:メラミンスポンジで優しくこすり洗いすると、汚れが落ちることがあります。ただし、強くこすりすぎると壁を傷つける可能性があるので注意が必要です。
- 専用のクリーナー:ホワイトボードマーカーなど、専用のクリーナーが必要な画材を使用する場合は、必ず指示に従ってクリーナーを使用しましょう。
それでも落ちない場合は、専門業者に相談することも検討しましょう。
専門家のアドバイス
インテリアコーディネーターの山田花子さんによると、「壁に絵を描く際には、まず素材を確認することが大切です。ビニールクロスでも種類によって、画材の定着度合いが異なります。また、絵を描くことで、お部屋の雰囲気が大きく変わるので、全体のバランスを考えて、絵のサイズや位置、色などを決めましょう。そして、何よりも大切なのは、楽しんでDIYすることです!」とのことです。
まとめ
賃貸でも、消せる特殊なペンや絵の具を使えば、壁に絵を描くDIYインテリアを楽しむことができます。この記事で紹介した選び方や描き方、注意点などを参考に、あなただけのオリジナル空間を創造してみてください。失敗を恐れず、自由に創造性を発揮しましょう!