「開かずの間」のある物件の内見…その理由と対処法

今日内見に行った物件の隣の部屋が、玄関の扉からして完全に封鎖されてて「開かずの間」だったのですが、どういう理由が考えられるでしょうか? 補足 やはり事故物件の可能性が高いのかしら? こゎーぃ

「開かずの間」とは? その原因を探る

「開かずの間」とは、部屋の用途が不明瞭で、扉が封鎖されている、もしくはアクセスできない状態の部屋のことです。内見で遭遇すると、不安や恐怖を感じてしまうのも無理はありません。しかし、必ずしも事故物件とイコールではありません。様々な理由が考えられます。

構造上の理由

* 建築段階での設計変更:当初の設計図とは異なり、完成後に部屋の用途が変更されたり、不要になった場合、封鎖されることがあります。これは、建築コスト削減や設計変更によるもので、特に問題はありません。
* 増改築の影響:過去に増改築が行われた際に、新たに壁が造られたり、部屋が統合された結果、アクセスできなくなった部屋が存在する可能性があります。
* 配管・設備スペース:「開かずの間」は、建物内の配管や電気設備、給排水設備などを収めるためのスペースである場合もあります。生活空間とは切り離されているため、扉で封鎖されていることが多いです。
* 建築基準法の準拠:建築基準法を満たすために、特定のスペースを確保する必要がある場合、そのスペースが「開かずの間」として存在することがあります。

所有者・管理上の理由

* 将来的な利用計画:将来、収納スペースとして利用したり、リフォームして別の部屋として活用する予定がある場合、一時的に封鎖されている可能性があります。
* 所有者のプライバシー:個人の私物や貴重品を保管するスペースとして利用している場合もあります。
* 管理上の都合:修繕工事や改修工事のために一時的に封鎖されている可能性もあります。
* 法的制限:特定の用途に制限がある場合、その部屋へのアクセスを制限するために封鎖されている可能性があります。例えば、危険物倉庫など。

事故物件との関連性

確かに、事故物件の場合、「開かずの間」として該当する部屋が封鎖されている可能性はゼロではありません。しかし、それはあくまで可能性の一つであり、「開かずの間」=事故物件とは限りません。 事故物件であったとしても、適切な処理が行われていれば、居住に支障はない場合もあります。

「開かずの間」を発見した場合の対処法

「開かずの間」を発見した際は、不動産会社に直接質問することが重要です。

不動産会社への質問事項

* 部屋の用途:その部屋は何のために作られたのか、どのような用途で使用されていたのかを具体的に尋ねましょう。
* 封鎖の理由:なぜ扉が封鎖されているのか、その理由を明確に説明してもらいましょう。
* 過去の履歴:その部屋に関する過去の履歴(改修工事、リフォームなど)について確認しましょう。
* 事故物件の有無:事故物件であるかどうか、そしてその内容について明確に回答を求めましょう。
* 写真や図面:部屋の内部の写真や、建物の設計図などを提示してもらうことで、より詳細な情報を得ることができます。

不動産会社は、これらの質問に正直に答える義務があります。曖昧な回答や、質問を避けるような対応は、不信感を抱くべきサインです。

専門家の意見を聞く

不安な場合は、不動産鑑定士や建築士などの専門家に相談してみるのも良いでしょう。専門家は、建物の構造や過去の履歴などを分析し、客観的な意見を提示してくれます。

安心安全な住まい選びのために

「開かずの間」の存在は、必ずしも悪いことではありません。しかし、不安や疑問が残る場合は、積極的に不動産会社に質問し、納得のいく説明を受けることが重要です。 情報を集め、冷静に判断することで、安心安全な住まい選びを実現しましょう。

物件選びのポイント

* 複数の物件を比較検討する:複数の物件を見学し、比較することで、より良い物件を選ぶことができます。
* 不動産会社とのコミュニケーションを重視する:疑問点や不安な点は、遠慮なく不動産会社に質問しましょう。
* 契約前にしっかりと確認する:契約書の内容をしっかり確認し、不明な点は質問しましょう。
* 自分の目で確かめる:内見時は、建物の状態を自分の目でしっかりと確認しましょう。

まとめ

「開かずの間」は、必ずしも事故物件を示すものではありません。しかし、不安を感じる場合は、不動産会社に積極的に質問し、納得のいく説明を受けることが大切です。 冷静に情報収集し、専門家の意見も参考にしながら、安心安全な住まい選びを進めていきましょう。

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