集合住宅の騒音トラブル解決ガイド:下階からの苦情と穏やかな共存に向けて

騒音トラブル
古い集合住宅の最上階の角部屋に夫と二人で住んで半年ほど過ぎました。下の階(夫婦二人共働き)にも結構気をつけて生活していたつもりですが、ある日引き戸を思いっきり ひく音が聞こえてびっくりしましたが、だんだんそれは私の生活騒音に対する抗議みたいでした。最初は 隣からの音とおもって 隣に人に謝りに行ってしまいました。
今まであまり下から音がしなかったのに いまは毎日下からの音におびえて生活しています。もちろんこちらの生活騒音にはますます気をつけています。
夫が毎日深夜帰宅してトイレを使うとまた 引き戸を 思い切りひくので、トイレは11時以降使わないようにしました。
でも朝九時ごろにトイレを 大 の方のレバーで流したら その日の夜中12時 壁をこんこんとたたく音がして大のほうで流すおと。静まりかえった部屋にごーーーと水の流れる音。
実は社宅で管理人はいません。人事とかにもいえません。とにかくあやまろうと 電話しても ピンポンを鳴らしても出てくれません
下からの音におびえている人いますか?どうしたらいいでしょうか補足下の 生活音ならいいですが、引き戸を思い切り それから私がしたような まねをします。
とにかく 引越しして半年は まったく音がしなくて いないとおもってました

騒音トラブルの原因究明と対策

集合住宅での騒音トラブルは、非常にストレスの溜まる問題です。特に、下階からの苦情は、直接対面しにくい状況下では、不安や困惑を招きがちです。まずは、問題の原因を特定し、具体的な対策を立てることが重要です。質問者様のケースでは、以下のような点が考えられます。

1. 生活音のレベルと時間帯

半年前に比べて、最近になって下階からの苦情が始まったとのこと。これは、生活習慣の変化や、建物の老朽化による音の伝わりやすさの変化などが考えられます。

* 生活音の確認:ご自身の生活音を改めて見直してみましょう。深夜のトイレ使用、大音量のテレビ視聴、床への衝撃音(足音、家具の移動など)など、下階に伝わりやすい音がないか確認が必要です。特に、深夜や早朝は、音に対する敏感度が高まる時間帯です。
* 時間帯の配慮:騒音になりやすい行動は、時間帯を意識して行うようにしましょう。例えば、洗濯機は日中、掃除機は短時間で済ませるなどです。
* 生活音の軽減策:カーペットやマットを敷く、家具の脚に防振ゴムを取り付ける、スリッパを履くなど、生活音の軽減に努めましょう。

2. 建物の構造と老朽化

古い集合住宅の場合、建物の構造や老朽化によって、音が伝わりやすくなっている可能性があります。

* 建物の診断:可能であれば、建物の管理会社や専門業者に相談し、建物の状態や音の伝わりやすさについて診断してもらうことを検討しましょう。
* 防音対策:専門業者に相談し、防音対策を検討しましょう。壁や床への防音材の施工、窓の防音化などが効果的です。

3. 下階住民とのコミュニケーション

直接対話することで、誤解を解き、解決策を見出す可能性があります。しかし、いきなり訪問するのは、かえって相手を警戒させてしまう可能性があります。

* 手紙による連絡:まずは、丁寧な手紙で状況を説明し、改善策を提案してみましょう。「騒音で迷惑をかけているかもしれないことを心配しており、改善策を検討している。もし何か気になる点があれば、教えてほしい」といった内容で、穏やかな言葉遣いを心がけましょう。
* 管理会社への相談:社宅とのことですが、管理会社や人事部などに相談し、仲介を依頼するのも有効な手段です。
* 第三者機関への相談:それでも解決しない場合は、地域の紛争解決センターや弁護士などに相談してみましょう。

具体的な騒音対策と生活改善

騒音トラブルを回避するためには、日々の生活習慣を見直すことが重要です。以下に、具体的な対策と、より快適な生活を送るためのアドバイスをご紹介します。

1. 床への衝撃音対策

* カーペットやラグの活用:床にカーペットやラグを敷くことで、足音や家具の移動による衝撃音を大幅に軽減できます。厚みのあるものや、防音効果のある素材を選ぶと効果的です。
* 防振ゴムの設置:家具の脚に防振ゴムを取り付けることで、振動を吸収し、床への衝撃音を軽減できます。
* スリッパの着用:裸足や靴下で歩くよりも、スリッパを履くことで、足音による騒音を軽減できます。

2. 壁からの音漏れ対策

* カーテンや壁掛けの活用:厚手のカーテンや壁掛けを付けることで、音の反響を抑え、音漏れを軽減できます。
* 防音カーテンの検討:より効果的な防音対策として、防音カーテンの導入も検討してみましょう。

3. 水回りからの騒音対策

* トイレの排水音対策:トイレの排水音は、下階に響きやすい音です。排水音低減型のトイレに交換する、または、排水管に防音材を巻き付けるなどの対策が有効です。
* 洗濯機の設置場所:洗濯機は、床に直接設置するのではなく、防振ゴム付きの台の上に設置することで、振動を軽減できます。

4. その他の騒音対策

* ドアの開閉音:ドアの開閉音は、意外と大きな音になります。ゆっくりと静かに開閉する習慣を身につけましょう。
* 家具の移動:家具を移動する際は、ゆっくりと静かに移動し、床に傷をつけないように注意しましょう。
* 生活音の記録:気になる生活音があれば、録音しておきましょう。客観的なデータとして、管理会社や専門家への相談時に役立ちます。

専門家の意見

騒音トラブルは、専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な解決策を見つけることができます。建築音響の専門家や弁護士などの専門家に相談することで、適切なアドバイスや解決策を得られるでしょう。

まとめ

集合住宅での騒音トラブルは、お互いの理解と協力が不可欠です。まずは、ご自身の生活音を改めて見直し、騒音対策を講じることから始めましょう。それでも解決しない場合は、管理会社や専門家への相談を検討し、穏やかな解決を目指しましょう。

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