鉄筋マンションの湿気・カビ対策:角部屋の物置部屋を快適空間に変える方法

湿気(カビ)対策教えてください。 現在2LDKの鉄筋マンションに住んでいます。角部屋です。 1部屋を物置き部屋として使っているのですが、湿気がすごいんです。 備え付けで換気扇ファンというのが付いていたので24時間回していますが効いているようには思えません・・・ 物置部屋といっても風が通らないほどびっしり家具や荷物を置いてある訳ではありません。 なので通気の悪い状態にしてあるせい、ということはないと思います。 外に面していない壁側に家具を置いたり、なるべくこまめに点検していますが、やはり壁と床の境目に水滴がポツポツと出来ます。 昨日その部屋に入ったところ、天井の隅にカビが生えていました。 よく外と中の温度差があると結露が出来やすいと聞きますが、その部屋には暖房がなく普段利用しないためにとても寒いです。 逆に寒いままにしてあるのがダメなんでしょうか? 除湿機の購入も考えていますが、効果の方はいかほどでしょうか。 何か対策がありましたら、教えていただければと思います。

鉄筋マンションの角部屋における湿気問題:原因と対策

2LDKの鉄筋マンション、特に角部屋は湿気やカビの発生リスクが高いです。壁と床の境目に水滴、天井のカビ発生という状況は、結露が原因である可能性が高いです。24時間換気扇を回しているにも関わらず効果がないとのことですが、換気扇だけでは不十分なケースが多いです。 湿気対策は、原因を特定し、複数の対策を組み合わせることが重要です。

1. 結露の原因究明:温度差と湿度

外気温との温度差が最も大きな原因です。特に冬場は、外気温が低いのに対し、室温が低いと、空気中の水分が壁や床で結露しやすくなります。 普段利用しないため室温が低いとのことですが、これは大きな問題です。 また、室内の湿度も重要です。物置部屋は、通気性が悪く、湿気がこもりやすい傾向があります。

2. 効果的な湿気対策:具体的なステップ

  • 換気の改善:24時間換気扇に加え、窓を開けて定期的に換気を行うことが重要です。特に、朝と夕方の気温差が大きい時間帯に換気することで、室内の空気を入れ替えることができます。可能であれば、窓を開ける際に、反対側の窓も少し開けて空気の通り道を作ることで、より効果的な換気ができます。
  • 断熱対策:壁と床の断熱性を高めることで、結露を抑制できます。窓に断熱シートを貼ったり、カーテンを厚手のものに変えることで、室温の低下を防ぎます。特に外壁に面した壁は、断熱材を追加するなど、本格的な対策も検討しましょう。専門業者に相談することで、適切な断熱方法を提案してもらえます。
  • 除湿機の活用:除湿機は、室内の湿度を下げる効果的な手段です。コンプレッサー式とデシカント式の2種類があり、コンプレッサー式は梅雨時期など湿度の高い時期に、デシカント式は冬場など低温時でも効果を発揮します。部屋の広さや湿度に合わせて適切な機種を選びましょう。除湿機を使用する際は、窓を少し開けて換気をしながら使用するとより効果的です。
  • 吸湿材の設置:除湿機と併用することで、より効果的な湿気対策となります。シリカゲルや炭などの吸湿材を部屋に置くことで、空気中の水分を吸収し、湿気を軽減します。定期的に天日干しをして乾燥させることで、繰り返し使用できます。
  • 収納の見直し:家具や荷物の配置を見直すことで、空気の流れを改善できます。壁に密着した家具は、空気の循環を妨げるため、壁から少し離して配置しましょう。また、通気性の良い収納ボックスを使用するなど、収納方法も工夫することで、湿気を防ぐことができます。
  • 定期的な清掃:カビの発生を防ぐためには、定期的な清掃が不可欠です。掃除機や雑巾で埃を取り除き、壁や床のカビを発見したら、すぐに除去しましょう。カビ取り剤を使用する際は、換気を十分に行い、ゴム手袋などを着用して、肌への刺激を防ぎましょう。
  • 加湿器の適切な使用:加湿器を使用している場合、湿度が高くなりすぎないように注意が必要です。湿度計で湿度を確認し、適切な湿度を保つように調整しましょう。湿度が高すぎる場合、結露の原因となります。
  • 暖房の使用:寒さが原因で結露が発生している可能性があります。物置部屋に小型の電気ストーブやファンヒーターを設置し、室温を上げることで結露を抑制できます。ただし、火災防止のため、安全な使用方法を心がけましょう。

3. 専門家のアドバイス:必要に応じて相談を

状況によっては、建築士や不動産管理会社に相談することをお勧めします。建物の構造や換気システム、断熱状況などを専門家の視点から診断してもらうことで、より効果的な対策を立てることができます。特に、壁や床からの結露が深刻な場合は、専門家のアドバイスが不可欠です。

まとめ:快適な空間を手に入れるために

湿気やカビ問題は、放置すると健康被害にもつながるため、早めの対策が重要です。上記で紹介した対策を参考に、状況に合わせて適切な方法を選び、快適な居住空間を実現しましょう。 複数の対策を組み合わせることで、より効果的な湿気対策を行うことができます。 定期的な点検とメンテナンスも忘れずに行い、清潔で快適な物置部屋を保ちましょう。

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