金魚水槽の酸っぱい臭い…その原因と解決策

金魚の水槽が臭います。酸っぱい匂いなのですけれど、酢こんぶ?的な…90×45の水槽で金魚4匹です。外部フィルターです。砂利がひいてあります。匂いは、部屋中金魚臭いわけではなく、水槽を上から覗いたら臭い、くらいです。

金魚水槽から酸っぱい臭いがする原因

金魚水槽から酸っぱい臭いがするのは、水槽内のバクテリアバランスが崩れ、アンモニアや亜硝酸塩といった有害物質が過剰に発生している可能性が高いです。具体的には以下の原因が考えられます。

1. 水槽の汚れ

* 食べ残しの餌や金魚の糞:これらが分解される過程でアンモニアが発生し、さらに亜硝酸塩、硝酸塩へと変化します。これらの物質は、酸っぱい臭いの原因となります。特に、食べ残しは腐敗しやすく、臭いの元凶になりやすいです。
* 底砂の汚れ:砂利の中に食べ残しや糞が溜まり、嫌気性バクテリア(酸素がない環境で活動するバクテリア)が繁殖することで、硫化水素などの腐敗臭が発生します。酸っぱい臭いと混ざり合って、より複雑な臭いになることもあります。
* フィルターの目詰まり:外部フィルターであっても、定期的な清掃が必要です。フィルターが目詰まりすると、ろ過能力が低下し、有害物質が水槽内に蓄積されます。

2. 水質悪化

* 水換え不足:水槽の水を定期的に交換することで、有害物質を減らし、新鮮な水を提供することができます。水換え不足は、水質悪化の大きな原因です。
* 水温変化:急激な水温変化は、金魚の健康状態を悪化させ、バクテリアバランスを崩す可能性があります。
* 水質検査の不足:アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩などの濃度を定期的に検査することで、水質の状態を把握し、適切な対策をとることができます。

3. 金魚の飼育数

90×45cmの水槽に金魚4匹は、やや過密気味かもしれません。金魚のサイズや種類にもよりますが、水槽のサイズに対して金魚の数が多すぎると、排泄物が多くなり、水質悪化につながります。

酸っぱい臭いを解消するための具体的な対策

水槽の酸っぱい臭いを解消するには、以下の対策を段階的に行いましょう。

1. 水槽の大掃除

まずは水槽全体の大掃除を行いましょう。

* 水槽内の水をすべて抜く:水槽内の水を完全に抜き、砂利やフィルターを取り出します。
* 砂利の洗浄:砂利は、古い水を捨てながら丁寧に洗い流します。水道水を使用する場合は、カルキ抜き剤を使用しましょう。
* フィルターの清掃:外部フィルターは、取扱説明書に従って分解し、スポンジやフィルターマットを丁寧に洗浄します。必要に応じて、新しいフィルターメディアに交換しましょう。
* 水槽の清掃:水槽の内壁と底面を、ブラシなどで丁寧に清掃します。
* 水槽の消毒:水槽を完全に乾燥させ、熱湯消毒するか、市販の水槽用消毒液を使用します。

2. 水換え

水槽の大掃除後、新しい水で水槽を満たします。

* カルキ抜き:水道水を使用する場合は、必ずカルキ抜き剤を使用しましょう。
* 水温調整:新しい水の水温を、水槽の水温と合わせましょう。
* 水換え頻度:週に1回、水槽の水の3分の1程度を交換することをお勧めします。

3. バクテリアの培養

水槽内のバクテリアバランスを回復させるために、バクテリア剤を使用するのも有効です。市販のバクテリア剤には、水槽内のアンモニアや亜硝酸塩を分解する硝化バクテリアが含まれています。

4. 餌の量

金魚への餌やりは、金魚が数分以内に食べきれる量にしましょう。食べ残しは、水質悪化の原因となります。

5. 定期的な水質検査

水質検査キットを使用して、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の濃度を定期的にチェックしましょう。これにより、水質の状態を把握し、適切な対策をとることができます。

専門家の視点:水槽のメンテナンスは継続が重要

アクアリストの山田さん(仮名)によると、「水槽の臭いは、日々の適切な管理が最も重要です。水換えやフィルターの清掃を怠ると、すぐに悪臭が発生します。また、金魚の飼育数や餌の量も、水質に大きな影響を与えます。定期的な水質検査と、水槽の状態を常に観察することが、健康な金魚と清潔な水槽を維持する秘訣です。」とのことです。

まとめ

金魚水槽の酸っぱい臭いは、水質悪化が原因であることが多いです。水槽の大掃除、水換え、フィルターの清掃、バクテリア剤の使用、餌の量の調整、そして定期的な水質検査を適切に行うことで、臭いを解消し、金魚にとって快適な環境を維持することができます。継続的なメンテナンスが、健康な金魚と美しい水槽を保つカギとなります。

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