部屋を広く見せるフロアベッド選び|カビ対策と収納付きタイプ徹底解説

ベッド購入の相談に乗って下さい。部屋を広く見せたいのでフロアーベッドの購入を検討していますが、カビが生えやすいとの話をよく聞きます。 フロアベッドの下がすのこになってるタイプでも生えますか?またサイドが引き出しになっていたり、ベッドの中に押し入れのように何やら収納できるようなタイプとフロアーベッド(すのこタイプ)ならどちらか良いと思われますか?

フロアベッドとカビ問題:すのこタイプでも大丈夫?

部屋を広く見せたいというご希望、そしてフロアベッドのカビ問題へのご懸念、よく分かります。フロアベッドは、確かに低い位置にベッドがあるため、湿気がこもりやすく、カビの発生リスクが心配されるのは事実です。しかし、適切な対策をすれば、カビの発生を抑えることは十分可能です。

まず、すのこタイプのフロアベッドでも、カビは生える可能性があります。 完全に防げるわけではありません。なぜなら、空気の循環が完全に確保されているわけではないからです。 湿気は、マットレスや布団からの汗、結露など様々な経路で発生します。すのこは通気性を向上させますが、完全に湿気を遮断するわけではありません。

カビ対策のポイント

では、どのようにカビ対策をすれば良いのでしょうか? 以下のポイントに注意して、フロアベッドを選定し、管理しましょう。

  • 通気性の良いマットレスを選ぶ: マットレスは、体から出る汗を吸収しやすく、カビの温床になりやすいです。通気性の良い天然素材(ラテックス、羊毛など)や、通気孔のあるマットレスを選びましょう。低反発マットレスは通気性が悪いので避けましょう。
  • 除湿対策: 除湿機を使用したり、窓を開けて換気をこまめに行うことが重要です。特に梅雨時期や冬場は注意が必要です。除湿シートを敷くのも有効です。
  • 定期的な清掃: 少なくとも週に一度は、ベッドフレームとマットレスを掃除機で清掃し、ホコリやダニを取り除きましょう。月に一度は、湿らせた布でフレームを拭き掃除し、乾燥させましょう。
  • 湿気取りの使用: ベッド下に除湿剤や湿気取りを置くことで、湿気を吸収し、カビの発生を防ぎます。定期的に交換しましょう。
  • 風通しの良い場所に設置: 壁際に設置するのではなく、ベッドの周囲に少し空間を空けて設置することで、空気の循環を良くすることができます。
  • 防カビ加工されたベッドフレームを選ぶ: 一部のメーカーでは、防カビ加工を施したベッドフレームを販売しています。購入時に確認してみましょう。

収納付きフロアベッドとすのこタイプ:どちらが良い?

次に、収納付きフロアベッドとすのこタイプ、どちらが良いかという点ですが、これはライフスタイルや優先順位によって異なります。

収納付きフロアベッドのメリット・デメリット

  • メリット:収納スペースが増えるため、部屋が広く使える、ベッド周りの整理整頓がしやすい。
  • デメリット:価格が高い場合が多い、収納部分の通気性が悪くなりやすい(カビリスク増加の可能性)、ベッド自体の重量が重くなる場合がある。

すのこタイプフロアベッドのメリット・デメリット

  • メリット:通気性が良い、価格が比較的安い、シンプルなデザインが多い。
  • デメリット:収納スペースがない、マットレスが直接床に近いため、寒さを感じやすい場合がある。

専門家の意見:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの山田花子氏に話を聞きました。「収納の必要性と通気性のバランスが重要です。収納が本当に必要かどうか、そして収納部分の通気性を確保できる構造かどうかをしっかり確認しましょう。例えば、引き出しタイプの収納であれば、底面に空気穴が開いているか、あるいは通気性の良い素材を使用しているかを確認することが大切です。また、すのこタイプを選ぶ場合は、すのこの間隔が狭すぎると通気性が悪くなる可能性があるので、間隔が広いものを選ぶことをおすすめします。」

まとめ:最適なフロアベッド選びのポイント

フロアベッドは、部屋を広く見せる効果がありますが、カビ対策と収納のバランスが重要です。

  • カビ対策をしっかり行う: 通気性の良いマットレス、除湿対策、定期的な清掃を徹底しましょう。
  • 収納の必要性を検討する: 収納が必要であれば、通気性の良い収納付きタイプを選びましょう。収納が不要であれば、すのこタイプで十分です。
  • 予算とデザインを考慮する: 予算と部屋のインテリアに合ったデザインのベッドを選びましょう。

これらの点を考慮し、ご自身のライフスタイルに最適なフロアベッドを選んでください。

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