賃貸マンションの湿気とカビ対策:中古マンション・戸建て購入の際の注意点

マンションのカビ 今賃貸の鉄筋の1階にすんでいますがお風呂より北側にある部屋と玄関がカビや湿気がすごいです。服をおいてますがカビが生えるし、本は湿気を吸ってくしゃくしゃになります。 風呂とトイレには窓はなく、通気孔もありません。換気扇がお風呂と台所にあります。 全ての窓は結露がつき、冬場は拭いても滝のように流れてきて拭ききれません!除湿剤も二日ほどで交換時です。 窓は結露防止のものを着けたらカビてしまいました。 家は築15年ほどですが、天井は突っ張りをつけようとしたら浮くし、カーテンレールは重みで下がってくるので時々ネジで閉めていますが、旦那曰くMDFにビスで揉んでいるから効いていないといっていました。 部屋のドアの枠も外れてきていたので、タッカーで止めたりしました(ここもMDFで針でちょんどめしていただけ)。部屋の造りは悪いかなと思います。 賃貸はこんなものですか? 実家は分譲マンションでうちより古いですが通気孔が全部屋あったり、お風呂も小さい窓がある為か、母は掃除しませんが、カビは生えてきません。旦那の実家もお風呂の窓は開けないし、水はずっと入れてあるのにカビははえません。 今度中古のマンションか、新築の戸建てを購入予定ですが、お風呂に窓がないと今のマンションと同じ状態になってしまいますか?

賃貸マンションの湿気とカビ問題:原因と対策

現在お住まいの賃貸マンションでカビや湿気が酷いとのこと、大変お困りのことと思います。鉄筋コンクリート造の1階、お風呂と北側の部屋、玄関にカビが発生し、結露もひどいとのこと。これは、以下の要因が考えられます。

  • 建物の構造と立地:1階は地面からの湿気が上がりやすく、北側は日当たりが悪いため乾燥しにくい環境です。鉄筋コンクリート造は気密性が高いため、換気が不十分だと湿気がこもりやすいというデメリットも。
  • 換気不足:お風呂とトイレに窓や通気孔がないことは大きな問題です。換気扇は設置されていますが、それだけでは十分な換気は難しいでしょう。特に、浴室乾燥機がない場合は、入浴後の湿気をしっかり排出することが重要です。
  • 外壁の断熱性:築15年とありますので、外壁の断熱性能が低い可能性があります。そのため、外気温の影響を受けやすく、結露が発生しやすくなっていると考えられます。
  • 建物の老朽化:天井の突っ張り棒が浮いたり、カーテンレールが下がったり、ドア枠が外れたりするのは、建物の老朽化が原因の可能性があります。MDF材は湿気に弱いため、カビの発生を促進している可能性も。

これらの問題を解決するためには、以下の対策が有効です。

効果的な対策:換気と除湿

  • 窓の開閉:天気の良い日には、窓を積極的に開けて換気しましょう。特に、北側の部屋は日中、十分な換気をすることが重要です。換気扇も併用することで効果的です。
  • 換気扇の活用:お風呂と台所の換気扇は、入浴後や調理後、少なくとも30分以上は稼働させましょう。浴室乾燥機があれば、積極的に利用しましょう。
  • 除湿機の活用:除湿機は、湿気を効果的に除去するのに役立ちます。できれば、コンプレッサー式除湿機を使用すると、より効果的です。除湿剤は補助的な役割と考えて、除湿機と併用することをおすすめします。
  • 空気清浄機:空気清浄機は、カビの胞子などを除去し、空気の質を改善するのに役立ちます。特に、HEPAフィルター搭載のものを選ぶと効果的です。
  • 乾燥剤の活用:クローゼットや本棚などに乾燥剤を置くことで、湿気を吸収し、カビの発生を防ぐことができます。定期的に交換することが重要です。
  • 湿気対策グッズ:珪藻土マット、除湿シートなどを活用することで、湿気を吸収し、カビの発生を防ぎます。

根本的な解決策:建物の改修

賃貸マンションの場合、大規模な改修は難しいですが、管理会社に相談し、以下の対応を検討してもらうことが可能です。

  • 通気孔の設置:お風呂やトイレに換気口を設置してもらうことを検討しましょう。
  • 窓の交換:結露防止効果の高い窓への交換を検討しましょう。ただし、費用負担については、事前に確認が必要です。
  • 断熱材の追加:外壁の断熱性能を高めるための改修を検討しましょう。これも、費用負担の確認が必要です。

中古マンション・戸建て購入時の注意点

中古マンションや新築戸建てを購入する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 建物の構造と立地:日当たり、風通し、地盤などを確認しましょう。1階は湿気がこもりやすいので、特に注意が必要です。南向きで日当たりが良い物件を選ぶことが重要です。
  • 換気設備:浴室、トイレ、キッチンなどの換気設備が十分かどうかを確認しましょう。窓や通気孔の有無、換気扇の性能などをチェックしましょう。
  • 断熱性:断熱材の種類や厚さなどを確認し、断熱性能が高い物件を選びましょう。Ua値(熱貫流率)が低いほど断熱性能が高いです。
  • 建物の状態:築年数だけでなく、建物の状態をしっかり確認しましょう。雨漏りやシロアリ被害がないか、また、湿気による被害がないかなどを専門家に見てもらうことをおすすめします。
  • 専門家への相談:不動産会社だけでなく、建築士や住宅診断士などの専門家に相談し、建物の状態を客観的に判断してもらうことが重要です。

お風呂に窓がない場合

お風呂に窓がない場合、換気扇を必ず設置し、入浴後は十分に換気することが重要です。浴室乾燥機があれば、さらに効果的です。また、定期的に清掃を行い、カビの発生を防ぐようにしましょう。

まとめ

賃貸マンションのカビ問題は、換気と除湿を徹底することで改善できる可能性があります。しかし、根本的な解決のためには、建物の構造的な問題に対処する必要があるかもしれません。中古マンションや戸建てを購入する際には、建物の状態をしっかりと確認し、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。快適な住まいを実現するためには、事前の調査と対策が不可欠です。

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