老犬の頻尿と健康状態:原因と対処法

老犬のおしっこの回数が増えてきました。病気でしょうか?うちに心臓病の12歳のキャバリアがいます。昔は外でしかおしっこ出来ない子だったのですが最近、部屋の中でしたいときにオムツですがしてくれるようになり雨の日など濡れないし助かっているのですが、昨日は朝二回、散歩して何回かおしっこして夜にまた二回もおしっこしました。今までは一日一回でも我慢できたのに五回は多い気がします。食欲も元気も普通にあって走り回っています。三ヶ月前の健康診断では異常はありませんでした。なにかの病気になってしまったのでしょうか…?老犬ってこんなにおしっこ何回もするもんですか?過去に膀胱炎になったことが一度ありますが血尿がでていましたが今回はおしっこも普通です。痛がることもないです。補足最近はおうちにずっといる時だと一日3回、4回します。昔はトイレを外でしかしない子でしたが私が褒めるようにしたらおうちでしてくれるようになりウンチもおうちでするようになりました。肝臓が悪い場合はどのような症状がでますか?三ヶ月前では(犬なので三ヶ月はかなり前になりますが)健康体で心臓病の薬を飲み続けても異常なしと言われました。

老犬の頻尿:考えられる原因

12歳のキャバリア犬の頻尿についてご心配ですね。食欲や元気があり、走り回れるとのことですので、深刻な病気の可能性は低いものの、頻尿の原因を特定するために、いくつかの可能性を検討する必要があります。

加齢による変化

まず考えられるのは、加齢による変化です。老犬は腎臓や膀胱の機能が低下し、尿の濃縮能力が衰えるため、尿量が増え、排尿回数が増加することがあります。また、膀胱の筋肉の収縮力が弱まることで、残尿が増え、頻尿につながる場合もあります。これは病気というよりは、老化による自然な変化と言えるでしょう。

心臓病との関連

愛犬は心臓病を抱えているとのことです。心臓病は、腎臓への血液供給を減少させる可能性があり、腎機能の低下を招く場合があります。腎機能の低下は、尿量増加と頻尿につながります。心臓病の治療薬や状態によっては、体液の貯留が起こり、尿量が増えることもあります。

その他の病気の可能性

頻尿は、膀胱炎、尿路結石、糖尿病、腎不全などの病気の症状としても現れます。今回のケースでは、過去の膀胱炎経験と、現在の症状(血尿がない、痛みがない)から、膀胱炎の可能性は低いと考えられますが、他の病気の可能性は完全に否定できません。

生活習慣の変化

愛犬が最近、室内で排泄するようになったとのこと。これは、ご褒美をあげることで室内での排泄を促した結果、排泄回数が意識的に増えた可能性も考えられます。 以前は我慢していた分、膀胱が拡張していた可能性もあり、現在、より頻繁に排泄するようになったことで、回数が増えているように感じるかもしれません。

獣医への相談が重要

上記のように、頻尿の原因は複数考えられます。ご自身で判断するのは難しいため、獣医への相談が不可欠です。

獣医への相談で得られる情報

獣医は、愛犬の病歴、現在の症状、身体検査、血液検査、尿検査などの結果を総合的に判断し、頻尿の原因を特定します。

* 血液検査:腎臓、肝臓、血糖値などの機能をチェックし、糖尿病や腎不全などの可能性を調べます。
* 尿検査:尿中の成分を分析し、膀胱炎、尿路結石、感染症などを調べます。
* レントゲン検査や超音波検査:膀胱や腎臓、尿路に異常がないかを確認します。

肝臓の症状

肝臓が悪い場合、初期症状は目立たないことが多く、食欲不振、体重減少、黄疸(皮膚や粘膜が黄色くなる)、嘔吐、下痢などが現れることがあります。しかし、これらの症状は他の病気でも見られるため、肝臓病の確定診断には血液検査が不可欠です。

具体的なアドバイス

* すぐに獣医に相談しましょう。 頻尿は放置すると、深刻な病気に発展する可能性があります。
* 愛犬の様子を詳しく記録しましょう。 排尿回数、尿の色、量、食欲、元気さ、嘔吐や下痢などの症状をメモしておくと、獣医への説明がスムーズになります。
* 水分摂取量に注意しましょう。 頻尿の原因によっては、水分摂取量を調整する必要がある場合があります。獣医の指示に従ってください。
* ストレスを軽減しましょう。 ストレスも頻尿の原因となる場合があります。愛犬がリラックスできる環境を整えてあげましょう。
* 定期的な健康診断を受けましょう。 老犬は特に、定期的な健康診断が重要です。早期発見・早期治療につなげましょう。

専門家の視点

獣医の先生は、老犬の頻尿について、加齢による変化と、既存の心臓病との関連性を考慮しながら、総合的な判断を行います。 単に頻尿という症状だけに着目するのではなく、愛犬全体の健康状態を把握することが重要です。 血液検査や尿検査などの結果を基に、適切な診断と治療方針を決定します。

まとめ

老犬の頻尿は、加齢や既存の病気の影響、または新たな病気が原因である可能性があります。 ご自身の判断で治療を始めるのではなく、必ず獣医に相談し、適切な診断と治療を受けてください。 早期発見・早期治療が、愛犬の健康と快適な生活を守ることに繋がります。 愛犬との時間を大切に、安心して過ごせるようにサポートしていきましょう。

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