結露対策と目隠しを両立!出窓の窓辺を快適にする方法

結露がひどい窓の目隠し対策はどうしたら良いでしょうか?日が全く射さず、とても結露がひどい出窓があります。お隣の家の窓もほぼ同じ位置にあり、窓と窓の間は50センチほど、しかもお隣もウチも透明ガラスな為、どうしても目隠しが必要なのです。現在はアルミのブラインドをかけてありますが、前述のとおり結露がひどく、どうしてもカビが生えてしまいます。日中はブラインドを調節して光をとりこんでいるのですが、夜はどうしても閉めないと部屋の中が丸見えになりますし、私はその部屋で深夜近くまで仕事をし、その部屋で寝るのでどうしても目隠しが必要です。今まで使用していたブラインドがあまりにもカビだらけになったので、新しくしたいと思ったのですが、つぎも同じようなアルミブラインドにするか、ロールスクリーンか、カーテンか・・・それとも全く違うものにするか悩んでいます。結露と掃除のしやすさを考えてどのようなものを付けたら良いでしょうか。ちなみに、出窓は家と同じ壁材がたたボコッと突き出た先にアルミサッシが付いているというような、昔の出窓です。(奥行き40センチほど)

結露の原因と対策:窓選びから始める快適空間

まず、結露の根本原因に対処することが重要です。結露は、室内の暖かい湿った空気が、冷たい窓ガラスに触れて冷やされ、水滴になる現象です。 お住まいの出窓は、日当たりが悪く、窓と窓の間隔が狭いことから、特に結露が発生しやすい状況と言えるでしょう。

結露対策としては、以下の3つのアプローチが考えられます。

  • 窓ガラスの断熱性能を高める: 既存の窓ガラスを、Low-Eガラスや複層ガラスに交換することで、結露を大幅に軽減できます。Low-Eガラスは、赤外線(熱)を反射する特殊なコーティングが施されており、室内の熱を逃しにくく、窓ガラスの表面温度を上げることができます。複層ガラスは、ガラスとガラスの間に空気層を入れることで、断熱効果を高めます。窓の交換は高額な費用がかかりますが、長期的な視点で見れば、結露によるカビや建物の劣化を防ぎ、省エネにも繋がるため、検討する価値があります。専門業者に相談し、最適な窓ガラスを選定してもらいましょう。
  • 窓周りの断熱性を高める: 窓枠と壁の隙間を埋めることで、外からの冷気を遮断し、結露の発生を抑えることができます。窓枠の隙間をコーキング材で埋める、断熱シートを貼るなどの方法があります。比較的安価で手軽にできる対策です。
  • 室内の湿度を下げる: 換気をこまめに行い、加湿器の使用を控え、浴室乾燥機を使用する際は窓を開けて換気するなど、室内の湿度を適切に管理することで、結露の発生を抑えることができます。除湿機を使用するのも有効な手段です。

目隠しと結露対策を両立する最適な窓辺アイテム

結露対策と目隠しを両立させるためには、素材選びが重要です。アルミブラインドは、熱伝導率が高いため、結露を悪化させる可能性があります。そこで、以下のような素材のアイテムを検討してみましょう。

ロールスクリーン

ロールスクリーンは、布製のものが多いので、アルミブラインドに比べて結露しにくく、カビの発生も抑えられます。また、様々なデザインや素材があり、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

  • メリット: 掃除が比較的簡単、コンパクトに収納できる、デザイン豊富
  • デメリット: 生地によっては湿気を吸い込みやすいものもある、遮光性が高いものは重く、操作が少し大変な場合もある

カーテン

カーテンは、ロールスクリーンよりも生地の種類が豊富で、遮光性や断熱性に優れたものも選べます。厚手のカーテンは、保温効果も高く、結露対策にも効果的です。ただし、掃除が少し手間がかかります。

  • メリット: 遮光性・断熱性に優れるものが多い、デザイン豊富、防音効果も期待できるものもある
  • デメリット: 掃除がやや手間がかかる、場所をとる

木製ブラインド

木製ブラインドは、アルミブラインドに比べて熱伝導率が低く、結露しにくいというメリットがあります。ただし、湿気には弱いため、定期的なメンテナンスが必要です。

  • メリット: 温かみのある雰囲気、結露しにくい
  • デメリット: 湿気に弱い、価格が高い、掃除に手間がかかる

プリーツスクリーン

プリーツスクリーンは、布製で、ロールスクリーンと同様に結露しにくい素材です。コンパクトに収納でき、デザインも豊富です。

  • メリット: 掃除が比較的簡単、コンパクトに収納できる、デザイン豊富
  • デメリット: 生地によっては湿気を吸い込みやすいものもある

専門家への相談:最適な解決策を見つける

窓の交換や断熱工事など、大規模なリフォームを検討する場合は、専門業者に相談することをおすすめします。専門家は、建物の状況や予算に合わせて、最適なプランを提案してくれます。

具体的なアドバイス:実践しやすい対策

* 定期的な換気: 毎日、数回窓を開けて換気を行い、室内の湿気を排出しましょう。
* 除湿機の活用: 除湿機を使用することで、室内の湿度をコントロールし、結露の発生を抑えることができます。
* 窓拭き: 結露が発生したら、すぐに拭き取ることが重要です。マイクロファイバークロスなど、吸水性の高いクロスを使用しましょう。
* カビ対策: カビが生えてしまった場合は、早めに除去しましょう。重曹や漂白剤などを活用し、丁寧に清掃してください。

まとめ:快適な窓辺空間を実現するために

結露対策と目隠しは、快適な生活を送る上で非常に重要な要素です。今回のQ&Aを通して、様々な対策方法をご理解いただけたかと思います。ご自身の状況や予算に合った方法を選択し、快適な窓辺空間を実現してください。

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