石膏ボードの窓枠にカーテンレールを取り付ける方法

添付のような窓にカーテンをつけたいです。突っかい棒タイプではなく窓枠(壁)にネジで固定するタイプのレールにしたいです。その際インテリア屋さんからは壁が石膏ボードだとつけられないと言われました。このような窓枠の場合端から数センチは木材になってるとも聞いたのですが指でコンコン叩いてもどうも分かりません。一応建築確認書なども一通り目を通しましたがその記述がありませんでした。何か良い知恵があれば教えていただきたいです。よろしくお願いします。

カーテンレールを取り付けたいけれど、石膏ボードの壁だと難しいと聞いて不安ですよね。インテリアショップで取り付け不可と言われた場合、がっかりする気持ちもよく分かります。しかし、諦める前に、いくつかの方法を試してみる価値はあります。この記事では、石膏ボードの窓枠にカーテンレールを取り付けるための具体的な方法と、事前に確認すべき点、そして失敗しないためのコツを詳しく解説します。

窓枠の素材確認:木材部分の特定

まず、窓枠の素材を正確に確認することが重要です。指で叩いて木材かどうかを判断するのは難しいです。より正確な方法として、以下の方法を試してみてください。

  • 窓枠の隙間を調べる:窓枠と壁の接合部分、あるいは窓枠とサッシの接合部分に隙間があれば、そこから小さなドライバーやヘラなどを差し込んで、素材を確認できます。木材であれば、比較的簡単に傷がついたり、へこんだりします。
  • 磁石を使う:木材には磁石がくっつきにくい性質があります。磁石を窓枠に近づけてみて、くっつきにくい部分があれば、木材の可能性があります。
  • ピンで試す:小さなピンを窓枠に刺してみて、簡単に刺さるようであれば、石膏ボードの可能性が高いです。しかし、木材でもピンが刺さる場合がありますので、あくまで参考程度にしてください。
  • 写真や図面を確認する:建築確認書に記載がない場合でも、建築図面や施工図があれば、窓枠の素材がわかる可能性があります。もし手元にあれば、もう一度確認してみましょう。引越し時に業者から受け取っている可能性があります。

これらの方法を試しても素材が特定できない場合は、専門家の意見を聞くことをおすすめします。建築士やリフォーム業者に相談すれば、窓枠の素材を正確に判断し、適切な取り付け方法を提案してくれるでしょう。

石膏ボードへのカーテンレール取り付け方法

窓枠が石膏ボードの場合でも、適切な方法を用いればカーテンレールを取り付けることができます。ただし、通常のネジでは石膏ボードに固定できないため、専用の金具を使用する必要があります。

1. 石膏ボード用アンカーの使用

石膏ボードに直接ネジを打つと、すぐに抜け落ちてしまいます。そこで、石膏ボード用アンカーを使用します。これは、石膏ボードの裏側に広がることで固定力を高める金具です。ホームセンターなどで様々な種類が販売されていますので、窓枠の厚さやカーテンレールの重さなどに合わせて適切なものを選びましょう。種類としては、プラスチック製や金属製などがあります。プラスチック製は安価ですが、重いカーテンレールには金属製がおすすめです。

  • 適切なアンカーを選ぶ:アンカーを選ぶ際は、カーテンレールの重さや窓枠の厚さを考慮しましょう。パッケージに記載されている耐荷重を確認し、余裕のあるものを選びましょう。重いカーテンレールを取り付ける場合は、金属製のアンカーがおすすめです。
  • 下穴を開ける:アンカーを使用する際は、事前に下穴を開ける必要があります。下穴の大きさは、アンカーの種類によって異なりますので、パッケージの指示に従いましょう。下穴を開ける際は、電動ドライバーを使用すると作業がスムーズに進みます。
  • アンカーを打ち込む:下穴にアンカーを打ち込みます。ハンマーなどで叩き込むタイプと、ネジで固定するタイプがあります。こちらもパッケージの指示に従って作業しましょう。
  • レールを取り付ける:アンカーがしっかりと固定されたら、カーテンレールを取り付けます。ネジをしっかりと締め付け、レールが安定していることを確認しましょう。

2. ボードアンカー以外の方法

石膏ボード用アンカー以外にも、ツーバイフォー材などの補強材を窓枠に固定し、その上にカーテンレールを取り付ける方法があります。この方法は、より頑丈な固定を求める場合に適しています。ただし、窓枠に穴を開ける必要があるので、賃貸物件の場合は事前に大家さんの許可を得る必要があります。

専門家への相談

自分で取り付けに不安がある場合、または窓枠の構造が複雑な場合は、カーテン専門業者やリフォーム業者に相談することをおすすめします。専門家は適切な取り付け方法を提案し、安全に作業を進めてくれます。費用はかかりますが、後々のトラブルを防ぐためには、専門家に依頼するのも一つの手段です。

失敗しないためのポイント

カーテンレール取り付けを成功させるためには、以下の点に注意しましょう。

  • カーテンレールの重さ:使用するカーテンレールの重さ、そしてカーテン自体の重さを考慮し、適切なアンカーを選びましょう。重いカーテンレールや厚手のカーテンを使用する場合は、より強力なアンカーが必要です。
  • 正確な位置決め:カーテンレールを取り付ける位置を正確に決めましょう。水平器を使用して、水平を確認しながら取り付け作業を行いましょう。少しでも傾いていると、カーテンの開閉に支障をきたす可能性があります。
  • 安全第一:作業を行う際は、安全に配慮しましょう。高所作業の場合は、脚立を使用し、転倒しないように注意しましょう。また、電動ドライバーを使用する際は、指などを挟まないように注意が必要です。

まとめ

石膏ボードの窓枠にカーテンレールを取り付けることは、適切な方法と材料を使えば可能です。この記事で紹介した方法を参考に、安全に作業を進めてください。それでも不安な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。素敵なカーテンで、お部屋をより快適な空間にしてください。

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