畳の部屋で快適な睡眠を!布団選びと寝具の失敗例

畳に布団を敷く予定です。現在、フローリングの部屋に低反発のマットを敷いて寝ていますが床付きが気になります。来月引越しをするのですがその家は1室に畳があり、そこに布団を直に敷く予定です。いま、極厚の敷布団があるようですが畳の部屋の場合極厚タイプでなくても床付きは気にならないのでしょうか?引越しが多い為、ベッドを処分することが多々あり今後ベッドを買う予定はありません。また、引越しのたびに布団を買い換えていて、高い布団よりは消耗品として比較的安くて、引越しのたびに思い切り捨てれるものが良いです。サイズはダブルで大人2人で使います。また、極厚の敷布団が気になっていますが干すのが大変そうなのと1人で使用以外は寝つきが悪くなると書込みが多く躊躇しています。おすすめの寝具や失敗例を教えて頂けないでしょうか?よろしくお願いします。

畳と布団:快適な睡眠のための寝具選び

フローリングと違い、畳は天然素材の温もりと適度な弾力性があり、直接寝ても床付き感が少ないのが特徴です。しかし、畳の種類や状態、そして個人の感性によって感じ方は異なります。低反発マットを使用されているとのことですので、床付き感を強く感じやすい方かもしれません。

そこで、畳の部屋で快適な睡眠を得るための布団選びと、よくある失敗例について詳しく解説します。引越しが多いというご事情も踏まえ、コストパフォーマンスにも配慮した提案をさせていただきます。

畳部屋での布団選び:極厚敷布団は必要?

結論から言うと、畳の上では極厚敷布団が必ずしも必要とは限りません。フローリングと違い、畳はクッション性があるため、薄めの敷布団でも床付き感は軽減されます。極厚敷布団は確かに快適ですが、かさばり、干すのが大変、そして価格も高めです。引越しが多いという状況を考慮すると、コストと利便性のバランスを考えると、必ずしも極厚である必要はないでしょう。

畳の部屋に適した敷布団の選び方

  • 厚さ: 5~8cm程度の厚さがおすすめです。極厚でなくても、畳の弾力と相まって十分な寝心地を得られます。厚すぎる敷布団は、逆に体圧分散が悪くなり、腰痛の原因となる可能性もあります。
  • 素材:通気性の良い綿や羊毛素材がおすすめです。化学繊維は安価ですが、通気性が悪く、カビやダニの発生リスクが高まります。畳は湿気を吸いやすいので、通気性が良い素材を選ぶことが重要です。また、吸湿性と発散性に優れた素材を選ぶことで、寝汗による不快感を軽減できます。
  • 硬さ:硬すぎず、柔らかすぎない中程度の硬さが理想です。体圧を適切に分散し、身体をしっかり支えてくれます。好みにもよりますが、硬めの敷布団は腰痛予防に効果的です。
  • サイズ:ダブルサイズとのことですので、大人2人がゆったりと寝られるサイズを選びましょう。少し大きめのサイズを選ぶと、寝返りを打つ際も余裕があり、快適です。
  • 価格:頻繁に買い替えることを考慮すると、高価な敷布団は必要ありません。しかし、安すぎる敷布団は耐久性が低く、すぐにへたってしまう可能性があります。適度な価格帯で、品質の良いものを選びましょう。

おすすめの寝具

引越しが多いことを考慮し、比較的安価で、処分しやすい寝具を以下に提案します。

敷布団:三層構造の敷布団

三層構造の敷布団は、比較的安価でありながら、適度な厚みとクッション性があります。中綿に綿や羊毛を使用しているものは通気性も良く、畳の部屋に最適です。また、コンパクトに収納できるものもありますので、引越しにも便利です。いくつかのメーカーから、お手頃価格で様々なデザインのものが販売されていますので、好みに合わせて選ぶことができます。

敷きパッド:綿素材の敷きパッド

敷布団とマットレスの間に敷く敷きパッドは、通気性と吸湿性を高める効果があります。特に、綿素材の敷きパッドは、肌触りが良く、汗をかいても快適です。また、洗濯機で洗えるものが多いので、清潔に保ちやすいのもメリットです。季節に応じて、厚手のものや薄手のものなど、使い分けることもできます。

失敗例と注意点

  • 安すぎる敷布団を選ぶ:安価な敷布団は、すぐにへたってしまう可能性があります。寝心地が悪くなるだけでなく、腰痛の原因にもなりかねません。ある程度の価格帯のものを選び、耐久性にも配慮しましょう。
  • 通気性の悪い素材を選ぶ:畳は湿気を吸いやすいので、通気性の悪い素材の敷布団はカビやダニの温床になりやすいです。綿や羊毛など、通気性の良い素材を選びましょう。
  • サイズが合わない敷布団を選ぶ:小さすぎる敷布団は、寝返りが打ちにくく、睡眠の質を低下させます。大人2人で使用するなら、ダブルサイズ以上のものを選びましょう。
  • 極厚敷布団を畳の部屋で使う:極厚敷布団は、畳の弾力性を活かせず、逆に寝心地が悪くなる可能性があります。畳の部屋では、適度な厚さの敷布団を選びましょう。

専門家の視点:睡眠コンサルタントからのアドバイス

睡眠コンサルタントの視点から見ると、快適な睡眠には、マットレスや敷布団の選択だけでなく、寝室環境全体を整えることが重要です。畳の部屋は、天然素材の温もりと湿度調整機能があり、睡眠に適した環境と言えます。しかし、湿気対策は必須です。定期的な換気と除湿を行い、敷布団や寝具を清潔に保つことが大切です。また、睡眠前にリラックスできる環境を作ることも、質の高い睡眠に繋がります。アロマオイルを使用したり、落ち着いた色の照明を使用するのも良いでしょう。

まとめ:畳の部屋で快適な睡眠を

畳の部屋で快適な睡眠を得るためには、敷布団の素材、厚さ、サイズを適切に選ぶことが重要です。極厚敷布団は必ずしも必要ではなく、むしろ、畳の弾力性を活かした、適度な厚さの敷布団を選ぶ方が良いでしょう。通気性と吸湿性に優れた素材を選び、定期的な換気と除湿を心がけることで、カビやダニの発生を防ぎ、清潔で快適な睡眠環境を保てます。今回ご紹介したポイントを参考に、自分に合った寝具を選び、快適な睡眠を手に入れてください。

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