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畳からフローリングへのリフォーム:費用と工程
6畳間の畳からフローリングへのリフォーム費用は、工事の内容によって大きく変動します。質問にあるように、畳撤去後に下地処理として木材を敷設し、その上にフローリングを施工する方法は、比較的コストがかかります。費用を大きく左右する要素を以下に分解して説明します。
1. 畳撤去費用
畳の撤去費用は、畳の種類や枚数、業者によって異なりますが、6畳間の場合、5,000円~15,000円程度が相場です。古い畳の場合は、処分費用が追加で発生する場合もあります。
2. 下地処理費用
質問にあるように、畳の上に直接フローリングを施工することはできません。適切な下地処理が必要です。木材を敷設する方法は、根太(ねだ)工法と呼ばれ、比較的コストがかかります。6畳間の場合、木材の購入費、施工費を含め、50,000円~100,000円程度を見込んでおきましょう。根太工法以外にも、既存の畳床の上に合板を張る方法などもあります。これは根太工法より安価ですが、床鳴りなどのリスクを考慮する必要があります。
3. フローリング施工費用
フローリングの種類、施工方法によって費用が大きく異なります。
* 無垢フローリング:高級感があり、自然な風合いが魅力ですが、価格が高めです。1㎡あたり10,000円~30,000円以上と幅があります。
* 複合フローリング:無垢フローリングに比べて価格が安く、メンテナンスも容易です。1㎡あたり3,000円~10,000円程度です。
* シートフローリング:後述しますが、比較的安価で施工も簡単です。1㎡あたり1,000円~3,000円程度です。
6畳間の面積は約9㎡なので、複合フローリングの場合、材料費だけで27,000円~90,000円、無垢フローリングだと90,000円~270,000円以上になります。施工費を含めると、さらに費用は高くなります。
4. その他費用
* 廃材処分費用
* 職人への交通費
* 諸経費
これらを考慮すると、合計で10万円~30万円以上かかると予想されます。正確な費用は、業者に見積もりを取ることが重要です。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをお勧めします。
フローリングシートについて
フローリングシートは、既存の床の上に直接敷くことができるため、手軽にフローリング風にすることができます。しかし、質問にあるように、畳の上に敷いた場合、ボコボコしたり、動きやすい可能性があります。
フローリングシートのメリット
* 価格が安い:フローリング材と比べて圧倒的に安価です。
* DIYで施工可能:特別な工具や技術がなくても施工できます。
* 手軽にリフォームできる:簡単に張り替えられるため、模様替えも容易です。
フローリングシートのデメリット
* 耐久性が低い:フローリング材に比べて耐久性が低く、傷つきやすいです。
* 下地の状態に左右される:下地が凸凹していると、シートが剥がれたり、ボコボコしたりします。畳の上に直接敷く場合は、下地処理が必要になる場合があります。
* 高級感がない:本物のフローリング材に比べると、高級感が劣ります。
畳の上への施工について
畳の上にフローリングシートを施工する場合、下地処理が非常に重要です。畳の凹凸を解消するために、合板などを敷いて平らな面を作る必要があります。そうでないと、シートが剥がれたり、ボコボコしたり、歩くたびに音がしたりします。また、湿気対策も必要です。畳は湿気を含みやすいので、防湿シートなどを敷くことをお勧めします。
まとめ:最適な方法を選びましょう
6畳間の畳からフローリングへのリフォームは、費用や工法を慎重に検討する必要があります。予算や希望する仕上がりによって、最適な方法を選択しましょう。フローリングシートは手軽で安価ですが、下地処理が重要です。本格的なリフォームを希望する場合は、専門業者に相談し、見積もりを取ることが大切です。