留守番中の愛犬の吠え声問題:解決策と具体的な対策

留守中に吠える愛犬をどうにかしたいです(長文です)。10歳のオスのMダックスを飼っています。今年2月に新しい住まいに引っ越しました。ペット飼育可能のアパートです。仲の良かった先住犬の死の直後に追い打ちの様に仕事の都合で引っ越し、と環境の変化が大きかったせいか留守番の際に異常なほど吠えるようになってしまいました。今現在近隣の方からの苦情はまだ無いにしろ大変迷惑をかけてしまっている状態です。留守時は鉄のバリケンに入れています。子供の頃からですので入ることは嫌がりません。暇つぶしにおやつを詰めたコングと好物の縛ったタオルをケージに入れてます。それと基本的な留守番時の作法(声掛け無し等)は熟知しております。吠えている声はレコーダーを使い録音して毎回確認。それを聞くとあまりの五月蝿さに正直滅入ります。仕事は週5日。朝8時から5分、10分おき位に帰宅時間の12時から17時(日によって様々)まで少なくとも5、6時間は吠えています。このような状態なので仕事以外の用事での留守番は一切させなくなりました。焦って20万円の防音小屋を買うも声量が大きすぎたのか効果薄く未使用。家に慣れれば吠えなくなってくれると思っていたのですが甘かったようで、はや5ヶ月。本などを参考に色々な方法を試しました。出勤の素振りをして玄関先で待機→気配?何故かバレてい吠えない→叱れない。朝の散歩で疲れさせる→疲れ知らず?部屋で野放し→遠吠え&パニックでうんちオシッコし放題…部屋滅茶苦茶。現在は元通りバリケンに。少しでも鳴き声が軽減されればと毛布や布団を掛けて。最近は暑くなってきて蒸れてしまうと思い扇風機を近くに置いて…と躾よりも防音対策をしている自分が情けなく、日々自分への不甲斐なさと、一番うるさいであろうお隣の住人の方への申し訳なさでいっぱいです。何事もなかったように私の帰宅を喜ぶ愛犬を睨みつけてしまう自分が悲しいです。子供の時からメリハリのある躾をし、中々のおりこうさん犬だったのにこの歳になっての吠え癖、分離不安に悩まされるとは…いつも一緒だった先住犬が死に、一人ぼっちでの留守番。環境を変えてしまったのも躾けたのも私…犬は悪くないですよね…恨まれても近所で有名な騒音犬と馬鹿な飼い主として苦情が来るまで住み続けよう!と開き直りを試みましたが、そう簡単に常識知らずの人間にはなれず。とは言っても既にそういう風に思われているかもですが…今年で11歳となる老犬に無理強いはさせたくないのが本音ですが最終手段として無駄吠え訓練用の電流首輪の購入を検討しています。効くかどうか?ですが出来れば使いたくありません。私はどうするべきですか?

愛犬の留守番中の吠え声は、飼い主にとって大きな悩みです。特に、近隣への迷惑を心配する気持ちは、飼い主としての責任感の表れであり、決して軽視できるものではありません。この記事では、10歳Mダックスの分離不安による吠え声問題を抱える飼い主さんのケースを元に、具体的な解決策を提案します。

1. 吠え声の原因究明:分離不安の可能性

愛犬の吠え声の原因を特定することが、解決への第一歩です。今回のケースでは、先住犬の死と引っ越しという大きな環境変化が、愛犬の分離不安を引き起こしている可能性が高いです。10歳という高齢であること、そして長年一緒に過ごした大切な家族を失った悲しみも、吠え声の背景にあると考えられます。

  • 環境変化へのストレス:新しい住まいへの適応ができていない可能性があります。匂いや音、空間の広さなど、犬にとってストレスとなる要素がないか確認しましょう。
  • 先住犬の死による喪失感:長年一緒に過ごした犬の死は、愛犬にとって大きなショックです。寂しさや不安から吠えている可能性があります。
  • 分離不安:飼い主と離れることへの不安が、過剰な吠え声に繋がっている可能性が高いです。

2. 具体的な解決策:段階的なアプローチ

電流首輪の使用は、最終手段として残すべきです。まずは、愛犬の精神的な負担を軽減し、安心感を高める方法を試みましょう。以下に具体的な対策を段階的に示します。

2-1. 環境の改善と安心できる空間の提供

  • バリケンの改善:鉄製のバリケンは、閉鎖的で不安感を増幅させる可能性があります。通気性を良くし、落ち着けるように工夫しましょう。例えば、柔らかい布を敷いたり、愛犬のお気に入りのぬいぐるみやタオルを入れてあげましょう。また、バリケンを部屋の隅ではなく、人の気配を感じやすい場所に置くのも効果的です。
  • フェロモン製品の活用:犬用フェロモン製品(アロマディフューザーなど)は、犬の安心感を高める効果が期待できます。獣医さんに相談して、適切な製品を選びましょう。
  • 音環境の改善:騒音対策として、カーテンやカーペットなどを活用して、外部の音を遮断しましょう。白噪音(ホワイトノイズ)を発生させる機械も効果的です。騒音対策は、愛犬だけでなく、ご自身のためにも重要です。

2-2. 行動療法による分離不安の軽減

  • 徐々に留守番時間を増やす:いきなり長時間留守番させるのではなく、最初は数分間だけ留守にして、徐々に時間を延ばしていく方法です。最初は、愛犬の様子を監視できるよう、ペットカメラなどを活用すると安心です。
  • 「お留守番トレーニング」:「お留守番」という言葉を合図に、おやつを与えたり、おもちゃで遊ばせたりすることで、お留守番を楽しい時間と認識させるトレーニングです。専門家の指導を受けることをお勧めします。
  • 「サヨナラ」をしない:出かける際に、大げさな別れ方をすると、犬は不安になります。静かに、そして短時間で家を出入りしましょう。
  • 帰宅時の対応:帰宅時は、興奮せずに落ち着いて接しましょう。過剰な喜びを表すと、犬はますます分離不安を強める可能性があります。

2-3. 専門家への相談

上記の対策を試しても改善が見られない場合は、動物行動学の専門家や獣医に相談することをお勧めします。専門家は、愛犬の行動を詳しく分析し、適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。場合によっては、薬物療法が必要となることもあります。

3. 防音対策:近隣への配慮

防音対策は、近隣への配慮として非常に重要です。20万円の防音小屋が効果薄かったとのことですが、専門業者に相談して、適切な防音対策を検討しましょう。防音材の種類や設置方法など、専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な対策が可能です。

4. 飼い主さんの心のケア

愛犬の吠え声問題は、飼い主さんの精神的な負担も大きいです。一人で抱え込まずに、ペット相談窓口や動物病院、信頼できる友人などに相談しましょう。愛犬への愛情と責任感からくるストレスを軽減することも、解決への重要なステップです。

まとめ

愛犬の吠え声問題は、すぐに解決できるものではありません。根気強く、適切な対策を継続していくことが大切です。焦らず、段階的にアプローチすることで、愛犬と飼い主さん、そして近隣住民の皆さんが安心して暮らせる環境を築き上げることが可能になります。専門家の力を借りながら、愛犬との穏やかな生活を取り戻しましょう。

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