木製棚の塗り替えで穴が開く!原因と対策、今後の塗り替え術

普通の木製の棚(ナチュラルとして販売されている、木にニス?を塗った棚)を塗り替えました。臭いと量を考え、アサヒペンの屋内カベ用0.7Lをコロコロで塗ったのですが、少しすると丸く穴があいていきます。水で調節してくださいとあったため入れたのですが、駄目だったのかと思いペンキを増やしても穴が…何回もベトベトと重ねてやっと塗り終わりました。塗るペンキを間違えたのでしょうか?それとも何か原因があるのでしょうか?あと二度塗りをした方がいいでしょうか?少ししか残っていなく全部塗れるか不安です。色がついてる棚を塗り替えるときは、ヤスリを軽くかけてからと見たのですが、この棚もかけた方が良かったのでしょうか?インテリアを統一しようと思っていて今後も塗るので、宜しかったら詳しく教えて頂きたいです。質問が多くて申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

木製棚の塗り替えで穴が開く原因を探る

木製棚の塗り替えで穴が開いてしまう、というご相談ですね。ご苦労された様子が伝わってきます。まず、原因を探っていきましょう。

1. ペンキの種類が適切ではなかった可能性

アサヒペンの屋内壁用塗料は、壁という多孔質の素材に適した塗料です。一方、ニスが塗られた木製棚は、壁とは異なり、比較的滑らかな表面を持っています。壁用塗料は、壁の凹凸に浸透し、密着するように設計されているため、滑らかな木製の棚では、十分な密着力が得られない可能性があります。これが、塗料が乾燥する際に、表面張力によって丸く穴が開いてしまう原因の一つと考えられます。

2. 下地処理の不足

ニスが塗られた棚に直接塗料を塗布したとのことですが、下地処理が不十分だった可能性も考えられます。ニスは塗料の密着性を阻害する可能性があります。そのため、塗り替えを行う前に、サンドペーパーなどで軽く研磨し、ニスの層を部分的に剥がす、または、専用のプライマー(下塗り剤)を塗布することで、塗料の密着性を向上させる必要があります。

3. 水の添加量が多すぎた可能性

塗料に水を加えることで、粘度を調整できますが、添加量が多すぎると、塗料の密着性が低下し、乾燥後に穴が開く原因となる場合があります。水を加える場合は、少量ずつ加えながら、塗料の粘度を確認することが重要です。

4. 塗料の乾燥環境

塗料の乾燥環境も影響します。高温多湿の環境では、塗料が乾燥する際に、水分が蒸発しにくくなり、表面に穴が開く可能性があります。乾燥中は、風通しの良い場所で、直射日光を避けて乾燥させることが重要です。

木製棚の塗り替え:成功のためのステップバイステップガイド

今後、棚を塗り替える際に成功させるための具体的な手順を説明します。

1. 下地処理

  • 棚の清掃:まず、棚の表面に付着している汚れやホコリを、乾いた布やブラシで丁寧に落とします。汚れが残っていると、塗料の密着性が低下します。
  • 研磨:サンドペーパー(#240~#400番程度)で、ニスの表面を軽く研磨します。強くこすりすぎると、木に傷をつけてしまうため、優しく研磨することが重要です。研磨後は、乾いた布で木くずを丁寧に拭き取ります。
  • プライマーの塗布(推奨):木部用のプライマーを塗布することで、塗料の密着性を大幅に向上させることができます。プライマーは、塗料と木の間にバリアを作り、塗料の浸透を防ぎ、均一な仕上がりを実現します。プライマーは、乾燥後、軽く研磨してから次の工程に進みます。

2. 塗料選び

  • 木部用塗料を選択:壁用塗料ではなく、木部用の塗料を選びましょう。木部用塗料は、木材への密着性に優れており、仕上がりが美しく、耐久性も高いです。水性塗料と油性塗料がありますが、臭いが気になる場合は水性塗料がおすすめです。
  • 塗料の量:棚のサイズに合わせて、適切な量の塗料を選びましょう。一度に大量の塗料を塗ろうとせず、薄く数回に分けて塗ることで、より均一な仕上がりになります。

3. 塗装方法

  • コロコロの使用:コロコロは、広い面を効率的に塗れる反面、細かい部分には不向きです。棚の形状によっては、刷毛やスプレーを使用する方が綺麗に仕上がります。
  • 薄く、丁寧に重ね塗り:一度に厚塗りせず、薄く数回重ね塗りすることで、ムラなく綺麗に仕上がります。重ね塗りの際は、前の塗膜が完全に乾燥してから行いましょう。
  • 乾燥:塗料が完全に乾燥するまで、十分な時間を取りましょう。乾燥時間は、塗料の種類や環境によって異なりますので、塗料の指示に従ってください。乾燥中は、直射日光を避け、風通しの良い場所で乾燥させましょう。

4. 二度塗りについて

二度塗りをすることで、より美しい仕上がりになり、耐久性も向上します。塗料の残量が心配な場合は、一度塗りで済ませ、必要に応じて後日追加で塗ることを検討しましょう。

専門家の視点:失敗しないためのポイント

インテリアコーディネーターの視点から、いくつかアドバイスをさせていただきます。 * 色の選択:インテリア全体の統一感を考慮し、棚の色を選びましょう。「いろのくに」では、様々な色のインテリアコーディネート例をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 * 素材との調和:棚の素材や周囲の家具との調和も大切です。例えば、ナチュラルな木製の棚であれば、ブラウン系の塗料が自然な雰囲気を演出します。 * プロに依頼:DIYに自信がない場合は、プロの塗装業者に依頼することも検討しましょう。プロは、適切な下地処理や塗装を行い、美しい仕上がりを実現してくれます。

まとめ:美しい棚でインテリアを彩ろう

棚の塗り替えは、インテリアを大きく変えるチャンスです。今回ご紹介したポイントを参考に、失敗なく、自分らしい空間を創造してください。

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