最上階マンションのエレベーター事情と騒音対策:築30年マンションへの引っ越しで気になる点

最上階だけエレベーターの無いマンション 間取りや立地で気に入ったマンションに引っ越そうと思っています。そのマンションは築30年で12階建てです。部屋は最上階の12階なのですが、なぜかエレベーターは11階までしかありません。ですので、11階からは階段を上がらなくてはいけません。1階から11階までは、各階にエレベーターは停まります。なぜ最上階だけ、エレベーターが無いのか不思議です。今まで、各階には停まらないマンションとかは見たことありますが、このようなマンションは見たこと無いのですが、よくあるものなのでしょうか?それと、私は音が気になる方なので、最上階が希望なのですが、部屋の玄関辺りの真下がエレベーターになります。こういう場合、エレベーターの音はうるさいのでしょうか?感じ方には個人差はあるとは思いますが、一般的にはいかがでしょうか?補足このマンションは、割と規模の大きなマンションでして、12階にも数軒部屋があります。ですので、オーナーさんのお部屋と言うことは無いです。

築30年マンションのエレベーター設置状況と騒音問題

築30年の12階建てマンションで、エレベーターが11階までしか設置されていないこと、そして最上階居住におけるエレベーター騒音への懸念についてご質問いただきました。まず、最上階にエレベーターがない理由についてですが、いくつかの可能性が考えられます。

最上階へのエレベーター設置がない理由

  • 初期設計の問題:マンション建設当時の技術やコスト、あるいは建築基準法の規制などが、最上階へのエレベーター設置を困難にした可能性があります。築30年という年月を考えると、当時の技術水準やコスト意識が現在とは大きく異なることを考慮する必要があります。
  • 改修費用と採算性:後からエレベーターを増設するには莫大な費用がかかります。管理組合の判断で、費用対効果を考慮し、増設を見送った可能性があります。特に、居住者の数や改修費用を回収できる見込みなどを考慮すると、増設は難しい判断となります。
  • 構造上の制約:建物の構造上、最上階へのエレベーター設置が困難な場合もあります。例えば、シャフトの設置スペースが不足していたり、耐荷重の問題があったりする可能性があります。専門業者による調査が必要となります。
  • 管理組合の判断:マンションの管理組合が、住民投票などを経て、エレベーター増設を否決した可能性も考えられます。これは、費用負担や工事期間、生活への影響などを考慮した結果でしょう。

このように、最上階にエレベーターがないことは、必ずしも珍しいことではありません。特に築年数の古いマンションでは、このようなケースは少なくありません。

エレベーター直上の騒音問題

次に、エレベーター直上での騒音問題についてです。これは、マンションの構造やエレベーターの種類、そして個人の音に対する感度によって大きく異なります。一般的に、最新のエレベーターは騒音対策が施されており、比較的静かです。しかし、築30年のマンションの場合、エレベーターの老朽化によって騒音が大きくなっている可能性があります。

騒音レベルの確認方法

実際に騒音レベルを確認するには、以下の方法が考えられます。

  • 現地確認:実際にマンションを訪れ、エレベーターの稼働音を聞いてみるのが一番確実です。時間帯を変えて確認することで、騒音レベルの変化も把握できます。
  • 管理会社への問い合わせ:管理会社にエレベーターの騒音レベルや、過去に騒音に関する苦情があったかどうかを問い合わせるのも有効です。管理会社は、マンションの状況を把握しているため、適切な情報を提供してくれる可能性があります。
  • 騒音測定器の使用:より正確な騒音レベルを知りたい場合は、騒音測定器を使用することもできます。ホームセンターなどで手軽に購入できるものもあります。

騒音対策

もし、騒音が気になる場合は、以下の対策を検討してみましょう。

  • 防音カーテンや窓:遮音性の高いカーテンや窓を設置することで、騒音を軽減することができます。特に、玄関ドア付近に設置することで効果的です。
  • 防音マット:床に防音マットを敷くことで、振動による騒音を軽減できます。
  • 家具の配置:騒音源となるエレベーターから離れた場所にベッドやソファなどを配置することで、騒音の影響を最小限に抑えることができます。
  • ホワイトノイズ発生器:ホワイトノイズ発生器を使用することで、エレベーターの音をマスキングすることができます。これは、他の音を聞きづらくする効果があります。

専門家の意見

建築音響の専門家によると、「築年数の古いマンションでは、エレベーターの騒音対策が不十分な場合が多く、特に最上階は振動の影響を受けやすい」とのことです。しかし、騒音の程度はマンションの構造やエレベーターのメンテナンス状況によって大きく異なるため、一概にうるさいとは言えません。

まとめ

最上階にエレベーターがないマンションは、必ずしも珍しいものではありません。特に築年数の古いマンションでは、様々な理由で最上階へのエレベーター設置が困難な場合があります。エレベーターの騒音については、実際に確認したり、専門家に相談したりすることで、適切な対策を講じることが可能です。引っ越しを検討する際には、騒音問題だけでなく、生活の利便性なども総合的に考慮することが重要です。

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