新築住宅の換気システム選び:ダクトレス第一種換気、ダクト式第一種換気、第三種換気の比較

第一種換気のダクトレスの物とダクト式の物と第三種換気ならどれがおすすめですか?現在新築建築中です。家は2×4、窓はアルゴン入り樹脂サッシ(ですが窓は大きくて多め)、断熱材は壁内フォームライトsl90mm、床下カネライトフォーム90ミリ、屋根フォームライトsl100mmです。輸入住宅です。長期優良住宅です。換気方法なんですが、第一種換気のダクト式にしようと考えていましたが、ダクト内の掃除が難しいのでダクトレスの第一種換気にしようかと考えています。あまりダクトレスの第一種換気の情報があまり無いので教えていただきたいのですが、ダクトレスでも換気の効果はしっかりでるのでしょうか?またダクトレスの方が高く、差額が発生しそうとの事だったので迷っています。(それでも電気代やダクト内の掃除の費用を考えるとダクトレスに気持ちは傾いていますが)いなみにダクト式はマックスという会社の商品で検討していました。ダクトレスの第一種換気メーカーは現在探しているところです。できるだけ高機密高断熱の家をしたいです。もしくはダクトレス第一種と第三種換気の断熱などの効果の違いがあまりないようなら、一番安いし第三種換気もありかと迷っています。今の所ダクトレス第一種換気▶第三種換気▶ダクト式第一種の順で気持ちが傾いています。お詳しい方、出来るだけ高機密高断熱の家を作るためにはどの換気方法がおすしめでしょうか?よろしくお願いいたします。

高気密高断熱住宅における換気システムの選択:3つの選択肢

新築住宅の建設、おめでとうございます!高気密高断熱住宅を目指す上で、換気システムの選択は非常に重要です。 ご質問にある第一種換気(ダクト式・ダクトレス)と第三種換気について、それぞれの特徴を比較し、最適な選択肢をご提案します。 特に、2×4工法、アルゴンガス入り樹脂サッシ、高性能断熱材を採用した輸入住宅という点も考慮に入れながら検討を進めていきましょう。

第一種換気:ダクト式とダクトレスの比較

第一種換気は、機械によって外気を家の中に取り込み、汚れた空気を強制的に排出するシステムです。 ダクト式とダクトレス式では、空気の送風経路に違いがあります。

ダクト式第一種換気

* メリット: 各部屋に送風口と排気口を設置できるため、室内の空気環境を均一に保ちやすい。比較的コストが低い。
* デメリット: ダクト内にホコリが溜まりやすく、清掃が困難。ダクトの施工スペースが必要となるため、設計段階での配慮が必要。

ダクトレス第一種換気

* メリット: ダクトがないため、清掃の手間が省ける。施工が比較的容易。
* デメリット: ダクト式に比べて初期費用が高い。設置場所の制約がある場合もある。

ダクトレス第一種換気は、確かに初期費用が高いですが、長期的な視点で見ると、電気代やメンテナンスコストを考慮すると、必ずしも高価とは限りません。 ダクト清掃の手間や費用を考えると、ダクトレスの方がトータルコストを抑えられる可能性があります。 特に、高気密高断熱住宅では、空気の汚れが蓄積されやすい傾向があるため、メンテナンスの容易さは大きなメリットとなります。

第三種換気

第三種換気は、自然換気と機械換気を組み合わせたシステムです。 窓や換気口からの自然換気と、排気ファンによる機械換気を利用します。

* メリット: 初期費用が最も低い。
* デメリット: 換気効率が第一種換気よりも低く、高気密高断熱住宅では十分な換気ができない可能性がある。 室内の温度や湿度を安定させることが難しい場合もある。

最適な換気システムの選択:あなたの住宅状況を考慮して

ご自宅は、2×4工法、高性能サッシ、高性能断熱材を使用しており、すでに高気密高断熱性能が確保されています。 この場合、第三種換気では、十分な換気能力が得られない可能性が高いです。 結露やカビの発生リスクを高める可能性があるため、おすすめできません。

ダクト式とダクトレス式第一種換気では、ダクトレス式の方が、長期的なコストパフォーマンスに優れている可能性が高いでしょう。 ダクト清掃の手間や費用を考えると、ダクトレス式の方がメリットが大きいと言えます。

具体的なアドバイス

1. 複数のダクトレス第一種換気メーカーを比較検討する: 複数のメーカーの製品仕様、価格、保証内容などを比較し、ご自身の予算やニーズに合った製品を選びましょう。 専門業者に相談し、最適なシステム設計を依頼することも重要です。
2. 設置場所の確認: ダクトレス第一種換気システムは、設置場所が限られる場合があります。 設置場所の確保が可能かどうか、事前に確認しましょう。
3. メンテナンス性も考慮する: ダクトレスであっても、フィルターの交換や定期的な点検は必要です。 メンテナンスの容易さも考慮して機種を選びましょう。
4. 専門家の意見を参考にする: 建築業者や換気システムの専門家に相談し、最適なシステムを選択しましょう。 彼らは、あなたの住宅の特性や状況を考慮した上で、適切なアドバイスをしてくれます。

まとめ

高気密高断熱住宅においては、第一種換気が最も効果的です。 ダクト式とダクトレス式を比較した場合、初期費用は高いものの、長期的なコストやメンテナンスの容易さを考慮すると、ダクトレス第一種換気が最もおすすめです。 ただし、設置場所や予算、メンテナンス性なども考慮して、複数のメーカーの製品を比較検討し、専門家の意見を参考に、最適なシステムを選択することが重要です。

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