新築・リフォームで後悔しない!コンセント位置の決定ガイド

コンセントの場所・位置を決めなくてはいけないのですが、皆さんのお知恵をお貸しください。コンセントの位置で良く高めが良いと聞きますが、なぜですか?実際には床から何センチくらいですか?また、こんな所につけておいた方が良いとかありますか?子供部屋にはインターネットやテレビの回線はやっておいた方が良いですか?二畳のシューズクロークにはあった方が良いですか?階段下収納には必要でしょうか?アプローチ 玄関先 和室 仏壇あり 押入 トイレ二カ所 リビングダイニング22畳 フラット対面キッチン6畳 主寝室 クローゼット内 子供部屋二カ所 洗面所 脱衣洗面所 上部天井付近 二階廊下 中庭 バルコニー 納戸 リビング収納 上記の作りでこんな感じだと便利だよ、ここにコンセントがあると便利だよ、などありましたら教えてください。よろしくお願い致します。

コンセントの高さと位置:後悔しないためのポイント

コンセントの位置は、生活動線を考慮し、使い勝手を左右する重要な要素です。特に高めの位置が良いと言われる理由、適切な高さ、そして便利な設置場所について解説します。

なぜコンセントは高めが良いのか?

高めの位置が良いと言われる理由は、主に以下の2点です。

  • 家具の配置の自由度向上:床に近い位置だと、ソファやベッド、収納家具の配置に制限が出てきます。高めの位置であれば、家具の脚などに邪魔されることなく、自由に配置できます。掃除機をかける際にもコードが邪魔になりにくいです。
  • 安全性の向上:特に小さなお子さんやペットがいる家庭では、床に近いコンセントは危険です。高めの位置にすることで、いたずらや誤って触れてしまうリスクを軽減できます。小さなお子さんには手の届かない高さに設置するのが理想的です。

コンセントの最適な高さは?

一般的には、床から120~140cmの高さが推奨されています。これは、多くの家具の高さや、人が立って使いやすい高さに考慮したものです。しかし、設置場所によって最適な高さが変わるため、以下の点を考慮しましょう。

  • キッチン:作業台の高さを考慮し、作業しやすい位置に設置しましょう。シンクの上や、調理家電を使う場所の近くに設置するのが便利です。
  • リビング:ソファやローテーブルの使用状況を考慮し、最適な高さを検討しましょう。床から少し高め(120cm)に設置することで、コードが邪魔にならず、掃除も容易になります。
  • 寝室:ベッドサイドには、寝ながらでも使いやすい高さ(床から約50~60cm)に設置するのも良いでしょう。ただし、小さなお子さんやペットがいる場合は、安全性を考慮し、高めの位置(120cm以上)がおすすめです。

各部屋別!コンセント設置のベストポジション

ご質問にあった間取りを参考に、各部屋別のコンセント設置について具体的なアドバイスをいたします。

リビングダイニング(22畳)

  • ソファ周辺:2~3ヶ所、高めの位置(120~140cm)に設置。照明や家電の利用を考慮し、複数個口のコンセントが便利です。
  • テレビ周辺:テレビ台の裏側に、テレビ、ゲーム機、ブルーレイレコーダーなどを接続できるよう、複数個口のコンセントを壁に埋め込み式で設置しましょう。床にコードが這うのを防ぐため、テレビ台の高さを考慮した位置に設置するのがポイントです。
  • ダイニングテーブル周辺:テーブルの近くに、照明やホットプレートなどを接続できるコンセントを1~2ヶ所設置。高め(120cm)の位置がおすすめです。
  • 床置き照明用:床置き照明を使用する場合は、床に近い位置(30cm程度)にコンセントを設置する必要があります。ただし、小さなお子さんやペットがいる場合は、安全性を考慮し、設置を見送るか、カバー付きのコンセントを使用することを検討しましょう。

キッチン(6畳)

  • 作業台の上:作業台に埋め込み式のコンセントを設置すると、家電の使用がスムーズになります。電子レンジ、炊飯器、コーヒーメーカーなどを置く場所を考慮しましょう。
  • シンクの上:食洗機や浄水器などを接続するコンセントを設置しましょう。水がかからないように、防水性の高いコンセントを使用することが重要です。
  • 冷蔵庫横:冷蔵庫の電源と、周辺家電の電源を確保しましょう。

主寝室

  • ベッドサイド:左右両側に、それぞれコンセントを設置。携帯電話の充電や、読書灯の電源確保に便利です。高さは50~60cm程度が使いやすいでしょう。
  • クローゼット内:掃除機や除湿機を使用する際に便利なため、クローゼット内にコンセントを設置すると便利です。

子供部屋(2カ所)

  • 机の上:パソコン、デスクライト、充電器などを接続できるコンセントを複数設置。高めの位置(120cm以上)がおすすめです。
  • 壁面:インターネット回線とテレビの配線は必須です。壁面近くにLANポートとテレビアンテナ端子を設けましょう。コンセントも一緒に設置しておくと便利です。

その他

  • シューズクローク(2畳):除湿機を使用する場合は、コンセントが必要になります。
  • 階段下収納:掃除機を使用する際に便利です。コンセントを設置しましょう。
  • トイレ(2カ所):便座のヒーターや、空気清浄機を使用する場合は、コンセントが必要です。
  • 洗面所:ドライヤーやヘアアイロンを使用する際に便利です。防水性の高いコンセントを選びましょう。
  • 玄関先:防犯カメラやセンサーライトを使用する場合は、コンセントが必要です。
  • 和室:照明や家電を使用する場合は、コンセントが必要です。畳の近くに設置する場合は、コードが邪魔にならないように注意しましょう。
  • バルコニー:ガーデンライトや電動工具を使用する場合は、コンセントが必要です。防水性の高いコンセントを選びましょう。
  • 納戸:掃除機や収納用品を使用する際に便利です。
  • 中庭:ガーデンライトなどの電源確保のために、コンセントを設置しましょう。防水対策は必須です。

専門家の視点:後悔しないためのコンセント計画

建築士や電気工事士などの専門家に相談することで、より最適なコンセント計画を立てることができます。特に、複雑な間取りや特殊な設備を導入する場合は、専門家のアドバイスが不可欠です。

まとめ

コンセントの位置は、生活の利便性と安全性を大きく左右します。この記事で紹介したポイントを参考に、快適な住空間を実現してください。 計画段階でしっかりと検討し、後悔のないコンセント計画を立てましょう。

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