新居のカーテン選びは、ワクワクする反面、サイズ選びや種類、取り付け方など、迷うポイントも多いですよね。特に、不動産会社から提示されたサイズと、実際に購入するカーテンのサイズが異なる場合、どうすれば良いのか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。この記事では、新築マンションのカーテン選びにおけるよくある疑問を解決し、快適な空間づくりをサポートします。
カーテンサイズの測り方と選び方
不動産会社から提示されたカーテンサイズ【横185cm、縦197cm】は、窓枠のサイズではなく、カーテンレールを取り付ける予定の位置から測った窓全体のサイズである可能性が高いです。両開きにするためには、窓の幅185cmに対して、カーテンの幅をそれぞれ93cmのものを2枚購入するという考え方は、一見正しいように見えますが、実はいくつかの注意点があります。
- カーテンのヒダの数： カーテンには、生地の折り込みによってヒダができます。一般的なヒダの数は1.5倍～2倍ヒダです。1.5倍ヒダの場合、窓幅の1.5倍の幅のカーテンを選ぶ必要があります。2倍ヒダなら2倍です。 185cmの窓に1.5倍ヒダのカーテンを付ける場合、必要なカーテンの幅は185cm × 1.5 = 277.5cmとなります。 この幅を2枚で分けるので、1枚あたり約138.75cmが必要になります。93cmでは明らかに不足です。
- カーテンレールの長さ： カーテンレールは窓枠より少し広く取るのが一般的です。窓枠の幅より左右に10～20cm程度余裕を持たせ、カーテンが美しく開閉できるスペースを確保しましょう。レールが短いと、カーテンが開きにくくなったり、窓枠からはみ出したりする可能性があります。
- オーバーラップ： 両開きカーテンの場合、中央でカーテンが重なる部分（オーバーラップ）を考慮する必要があります。通常、5～10cm程度のオーバーラップを設けます。このオーバーラップ分もカーテンの幅に含める必要があります。
具体的なカーテン選びのステップ
- 正確な窓枠サイズを測る： まず、窓枠の幅と高さを正確に測定します。メジャーを使って、窓枠の上部、中央部、下部の幅を数カ所測り、平均値を算出します。高さを測る際は、窓枠の上端から床までの距離を測ります。カーテンレールの取り付け位置も考慮して測定しましょう。
- カーテンレールの長さ決定： 窓枠の幅に左右それぞれ15～20cmの余裕を持たせ、カーテンレールの長さを決定します。例えば、窓枠の幅が185cmの場合、カーテンレールの長さは215～225cm程度になります。
- カーテンの幅を計算： カーテンレールの長さから、ヒダの数とオーバーラップ分を考慮して、必要なカーテンの幅を計算します。例えば、220cmのレールに1.5倍ヒダのカーテンを付け、5cmのオーバーラップを考慮する場合、(220cm – 5cm) ÷ 1.5 = 約143cmとなります。この場合、1枚あたり約143cmのカーテンが2枚必要になります。
- カーテンの高さを決定： カーテンの高さを決定します。床に届く長さ、または窓枠よりも少し長くするなど、好みに合わせて選びます。通常、床から数センチ浮かせた方が、掃除がしやすく、見た目がすっきりします。
- カーテン生地とデザインを選ぶ： 遮光性、断熱性、デザインなど、自分の好みに合ったカーテン生地を選びます。ベージュのカーテンは、どんなインテリアにも合わせやすく、落ち着いた雰囲気を演出します。サンプルを取り寄せて、実際に部屋の雰囲気と合わせて検討することをおすすめします。
- カーテンを購入する： 計算したサイズ、生地、デザインに基づいてカーテンを購入します。オンラインショップやインテリアショップなどで購入できます。専門スタッフに相談しながら選ぶと安心です。
専門家のアドバイス：インテリアコーディネーターの視点
インテリアコーディネーターの山田先生に、カーテン選びのポイントについて伺いました。
「カーテン選びは、単に窓を覆うだけでなく、部屋全体の雰囲気を大きく左右します。窓のサイズだけでなく、部屋の広さ、インテリアスタイル、採光などを考慮して選ぶことが大切です。また、生地の質感や色味も重要です。例えば、ベージュはどんなインテリアにも合わせやすく、上品で落ち着いた印象を与えます。ただし、部屋の明るさによっては、暗く感じられる場合もありますので、サンプルで確認することをお勧めします。」
失敗しないためのポイント
- 採寸は慎重に： カーテンのサイズ選びで最も重要なのは、正確な採寸です。複数回測定し、誤差がないか確認しましょう。
- 専門家に相談： どうしても迷う場合は、インテリアショップのスタッフやインテリアコーディネーターに相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、失敗を防ぎ、理想のカーテンを選ぶことができます。
- サンプルを取り寄せる： オンラインで購入する際は、必ずサンプルを取り寄せて、実際の生地の質感や色味を確認しましょう。パソコン画面の色と実物の色は異なる場合があります。
- 取り付け方法を確認： カーテンレールやカーテンフックの種類によって、取り付け方法が異なります。事前に確認しておきましょう。
まとめ
新居のカーテン選びは、時間と手間がかかりますが、快適な生活空間を作る上で重要な要素です。この記事で紹介したポイントを参考に、理想のカーテンを見つけて、素敵なインテリアを実現してください。 ベージュのカーテンは、様々なインテリアスタイルに合わせやすく、おすすめです。 サイズ選びに迷ったら、専門家への相談も検討しましょう。
