新築の臭い、もう悩まない!2年間続くニオイの原因と効果的な解決策

約2年前に新築のアパートに引っ越したのですが、2年経った今でも新築の独特な臭いが消えません。部屋は9畳ほどです。試しに芳香剤を置いてみたのですが、芳香剤の匂い自体が広がらず意味がありませんでした。次にアロマを焚いたのですが、焚いている間は匂いが広がりますが、根本的な新築の臭いが消えません。どうすればこの臭いは消えますか?ちなみに、タバコは吸っていません。掃除は週に1~2回していて、掃除機の後に床を水拭きします。

新築特有の臭いの原因とは?

2年も経ってまだ残る新築の臭い、それは一体なぜでしょうか? 芳香剤やアロマでは消えないのは、単に「香り」をマスキングしているだけで、臭いの元を解決していないからです。新築の臭いは、建材から放出される揮発性有機化合物(VOC)が主な原因です。VOCは、接着剤、塗料、合板、家具など様々な建材に使用されている化学物質で、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなどが代表的なものです。これらの物質は、徐々に空気中に放出され、特有の刺激臭や不快な臭いを引き起こします。 さらに、建材の種類や施工方法、換気の状況によっても、臭いの強さや残存期間は大きく異なります。

臭いの原因を特定する

まず、臭いの発生源を特定することが重要です。

  • 建材:合板、フローリング、壁紙、接着剤など、特定の建材から臭いが強く出ている箇所がないか確認しましょう。特に、家具の裏側や収納スペースなどは、空気が滞留しやすく、臭いがこもりやすいです。
  • 家具:新しい家具からもVOCが放出されます。特に、安価な合板製の家具は臭いが強い傾向があります。
  • 換気状況:窓の開閉頻度や換気設備の稼働状況も重要です。十分な換気が行われていないと、臭いがこもりやすくなります。

新築臭対策:効果的な解決策

芳香剤やアロマでは根本的な解決にならないことをご理解いただけたと思います。では、実際にどのような対策が効果的なのでしょうか?

1. 換気を徹底する

最も基本的な対策は、徹底的な換気です。窓を開けて自然換気を行うのが理想的ですが、天候によっては難しい場合もあります。そのような場合は、24時間換気システムを有効活用しましょう。 また、換気扇を定期的に回したり、空気清浄機を使用するのも効果的です。特に、朝と夕方は空気の入れ替えを積極的に行いましょう。

2. 除湿を行う

湿度はVOCの放出を促進します。梅雨時期や、浴室乾燥など、室内の湿度が高い状態が続くと、臭いがこもりやすくなります。除湿機を使用したり、湿気を吸着する備長炭などを置くことで、湿度をコントロールしましょう。

3. VOC吸着材を活用する

活性炭や備長炭などのVOC吸着材は、空気中のVOCを吸着し、臭いを軽減する効果があります。 市販の活性炭フィルター付き空気清浄機や、備長炭を袋に入れて部屋に置くなど、様々な方法があります。 効果を高めるには、定期的に天日干しをして吸着能力を回復させることが重要です。

4. 植物を置く

観葉植物の中には、空気中の有害物質を吸収する効果があるものがあります。観葉植物を置くことで、室内の空気を浄化し、臭いを軽減する効果が期待できます。ただし、植物だけでは完全に臭いを消すことは難しいので、他の対策と併用することが重要です。

5. 掃除方法を見直す

週1~2回の掃除は良いですが、水拭きだけでは不十分です。重曹セスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性の洗剤を使用すると、より効果的に汚れや臭いを落とすことができます。 また、床だけでなく、壁や窓、家具なども定期的に清掃しましょう。

6. 専門業者に相談する

それでも臭いが消えない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。専門業者は、臭いの原因を特定し、適切な対策を提案してくれます。 例えば、オゾン脱臭や光触媒コーティングなどの高度な技術を用いた消臭サービスを提供している業者もあります。

7. 時間をかける

新築の臭いは、完全に消えるまでに数年かかる場合もあります。焦らず、根気強く対策を続けることが重要です。

専門家の視点:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、新築の臭い対策についてアドバイスします。

「新築の臭いは、住む人の健康にも影響を与える可能性があります。そのため、臭い対策は、快適な住環境を確保する上で非常に重要です。 換気や吸着材の活用に加え、素材選びにも気を配りましょう。例えば、天然素材を使った家具や、VOC放出量の少ない建材を選ぶことで、臭いを軽減することができます。また、定期的な清掃と、室内の湿度管理も忘れずに行いましょう。」

まとめ:快適な住空間を手に入れよう

新築の臭いは、適切な対策を行うことで軽減できます。 換気、除湿、吸着材の活用、掃除方法の見直し、そして必要に応じて専門業者への相談を検討しましょう。 焦らず、時間をかけて、快適な住空間を実現してください。

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