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新築なのにタバコ臭…その原因と対策
新築なのにタバコ臭が充満し、特にドアの隙間から臭いが漏れてくるのは、非常に困りますよね。ましてや赤ちゃんがいるご家庭では、健康面への影響も心配です。 換気扇を付けているにも関わらず臭いが漏れる原因と、具体的な対策を解説していきます。
タバコ臭が漏れる原因
タバコ臭が他の部屋にまで漏れる原因は、主に以下の3点に考えられます。
- ドアの隙間: ドアとドア枠の間に隙間があり、そこから煙や臭気が漏れているのが最も大きな原因です。新築でも、完璧な密閉は難しい場合があり、特に下部の隙間は意外と大きかったりします。
- 建物の気密性: 建物の気密性が低いと、煙草の煙が部屋から部屋へ移動しやすくなります。特に、古い建物や施工が不十分な建物では、気密性が低い傾向があります。
- 換気扇の性能・設置場所: 強力な換気扇を設置していても、設置場所や使用方法によっては、効果が十分に発揮されない場合があります。例えば、吸気口と排気口の位置関係が適切でない場合や、換気扇の能力が部屋の広さに対して不足している場合などが考えられます。
ドアの隙間を埋める対策
ドアの隙間を埋めることは、構造上問題ない場合が多いですが、事前に確認が必要です。 特に、新築住宅の場合は、保証に影響する可能性もありますので、まずは建築会社や不動産会社に相談することをお勧めします。
構造上の問題がないと確認できれば、以下の方法で隙間を埋めることができます。
- ドア底部の隙間テープ: ホームセンターなどで手軽に購入できる、ドア底部の隙間を埋めるためのテープ状の製品です。スポンジ素材やフェルト素材などがあり、簡単に取り付けられます。比較的安価で効果も期待できますが、見た目が気になる場合は、次の方法も検討しましょう。
- ドアストッパー: ドアを閉めた際に、ドアとドア枠の間に挟み込むことで隙間を埋める製品です。様々なデザイン・素材があり、インテリアに合わせたものを選ぶことができます。手軽に設置でき、取り外しも可能です。
- 隙間風防止シート: ドア枠全体に貼り付けるタイプのシートです。様々なデザインがあり、インテリアに合わせやすいものが多く販売されています。効果が高い反面、取り付けがやや手間がかかります。
- 専門業者への依頼: 上記の方法で効果が不十分な場合や、より確実な対策を求める場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。専門業者は、状況に応じて適切な対策を提案し、施工してくれます。費用はかかりますが、確実な効果が期待できます。
その他、タバコ臭対策
ドアの隙間対策に加え、以下の対策も併せて行うことで、より効果的にタバコ臭を軽減できます。
- 空気清浄機: 強力な脱臭機能付きの空気清浄機を、おじいちゃんの部屋と、臭いが気になる部屋に設置しましょう。HEPAフィルターと活性炭フィルターの両方が搭載されているものがおすすめです。
- 消臭剤: スプレータイプの消臭剤や、置くタイプの消臭剤などを活用しましょう。ただし、赤ちゃんがいる場合は、赤ちゃんにも安全な成分のものを選び、使用量に注意してください。
- 定期的な換気: 窓を開けて定期的に換気をすることで、部屋の空気を入れ替え、タバコ臭を軽減することができます。特に、タバコを吸った後は、必ず換気を行うようにしましょう。
- タバコ臭を吸着する素材: カーテンやカーペット、ソファなどのファブリック製品は、タバコ臭を吸着しやすいので、定期的に洗濯やクリーニングを行うことが重要です。また、素材自体が臭いを吸着しにくいもの(例えば、撥水加工が施されたもの)を選ぶのも有効です。
- おじいちゃんへの協力依頼: おじいちゃんに、喫煙場所の工夫や、喫煙後の換気、消臭剤の使用などを協力してもらうことも重要です。健康面への配慮を伝え、理解を得ることが大切です。
専門家の視点:建築士からのアドバイス
建築士の視点から見ると、新築住宅でドアの隙間からタバコ臭が漏れるのは、施工上の問題や建物の気密性の低さが考えられます。 特に、ドアの設置精度や、ドア枠との隙間処理が不十分な場合、臭気が漏れてしまう可能性があります。
もし、上記の方法を試しても改善が見られない場合は、建築会社に相談し、建物の気密性について検査してもらうことをお勧めします。 必要に応じて、ドアの交換や、建物の気密性向上のための工事を行う必要があるかもしれません。
まとめ:快適な住環境を取り戻しましょう
タバコ臭は、健康面にも影響を与えるため、早急な対策が必要です。 まずはドアの隙間を埋めることから始め、空気清浄機や消臭剤などの併用、定期的な換気、そしてご家族との協力によって、快適な住環境を取り戻しましょう。 それでも改善が見られない場合は、専門家への相談も検討してください。