愛犬と安全に暮らす!観葉植物選びと被害対策

部屋に観葉植物を置いています。いまはパキラ、モンステラ、ストレチア、サンセベリアがありますが、きのうとうとうモンステラ葉を食べられてしまいました。調べたらモンステラにはシュウ酸カリウムが含まれているとかで中毒を起こすとか。幸いほんの2ミリ程度だけだったけど少しいつもより便がゆるいように感じました。ほかの植物については私も調べてみようと思いますが何か予防策などないでしょうか?やはり犬を飼う家は光触媒のものにしたり、もしくは置かない方がよいのでしょうか?

愛犬のいたずらから観葉植物を守る!具体的な対策と安全な植物選び

愛犬が観葉植物の葉を食べてしまったとのこと、ご心配でしたね。幸い軽症で済んだようですが、犬にとって危険な植物は数多く存在します。モンステラに含まれるシュウ酸カルシウムは、犬が摂取すると口内炎や嘔吐、下痢などの症状を引き起こす可能性があります。今回は、愛犬と安全に暮らすための具体的な対策と、犬にとって安全な観葉植物の選び方について詳しく解説します。

1. 危険な植物の特定と隔離

まず、ご自宅にある観葉植物が犬にとって安全かどうかを確認することが大切です。 パキラ、モンステラ、ストレチア、サンセベリア以外にも、ユリ、アイビー、ポインセチア、チューリップなど、多くの観葉植物や花に犬にとって有害な成分が含まれています。

インターネットで「犬 毒性のある植物」と検索すれば、危険な植物リストを掲載した多くのサイトが見つかります。 それぞれの植物の毒性や症状についても確認し、愛犬が口にしてしまった場合の対処法を事前に知っておきましょう。

危険な植物を特定したら、すぐに愛犬の手の届かない場所に移動させましょう。 高い場所に置く、ケージやサークルの中に植物を入れない、または完全に別の部屋に移動させるなど、物理的にアクセスできないようにすることが重要です。

2. 愛犬の行動パターンを観察する

愛犬がどの植物に興味を示しているのか、どの植物を噛んだり食べたりしようとしているのかを注意深く観察しましょう。 特定の植物に執着しているようであれば、その植物を優先的に安全な場所に移動させるか、別の対策を講じる必要があります。

3. 忌避剤の活用

犬が植物に近づかないようにするための忌避剤も有効です。 市販されているペット用の忌避剤を使用するか、柑橘系の香り(レモンやオレンジなど)が犬にとって嫌な香りであることを利用して、植物の近くに柑橘の皮などを置いておくのも効果的です。ただし、忌避剤を使用する際は、愛犬の健康に影響がないかを確認し、使用方法を正しく守ることが重要です。

4. 光触媒人工植物の検討

光触媒人工植物は、本物そっくりな見た目でありながら、犬が食べても安全です。 また、光触媒効果により空気清浄効果も期待できます。 しかし、光触媒人工植物は本物と比べて価格が高くなる傾向があります。

5. 安全な観葉植物を選ぶ

犬にとって安全な観葉植物を選ぶことも重要です。 代表的な安全な植物には、以下のようなものがあります。

  • クワズイモ(サトイモ科):一部の部位にシュウ酸カルシウムを含むものの、モンステラと比べて毒性は低いとされています。
  • パキラ:比較的安全とされていますが、大量に摂取すると消化器系の問題を起こす可能性があります。
  • ペペロミア:毒性は低いとされています。
  • エアープランツ:土を使わずに育てるので、犬が土を食べてしまう心配がありません。

ただし、「安全」とされる植物であっても、大量に摂取すれば犬の健康に影響を与える可能性があります。 どんな植物であっても、愛犬が口にしないように注意することが大切です。

6. 専門家への相談

愛犬が植物を食べてしまった場合、症状が軽い場合でも、獣医に相談することをお勧めします。 特に、嘔吐や下痢、呼吸困難などの症状が現れた場合は、すぐに獣医の診察を受けましょう。 また、植物の種類を特定して獣医に伝えることで、適切な治療を受けることができます。

インテリアと愛犬の共存:安全で快適な空間づくり

愛犬と安全に暮らすためには、植物選びだけでなく、インテリア全体を見直すことも重要です。 例えば、犬が容易に届かない場所に植物を置く、家具の配置を見直して犬が自由に動き回れるスペースを確保するなど、工夫することで、安全で快適な空間を作ることができます。

インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、犬と植物の共存は、空間デザインの重要な要素の一つです。 犬の行動パターンや性格を理解し、植物の配置や種類、そして家具の配置を適切に調整することで、安全で、かつ魅力的なインテリアを実現できます。 例えば、犬が落ち着けるスペースを確保し、植物は犬が届かない高い場所に置く、または犬が興味を示さない種類の植物を選ぶなど、様々な工夫が考えられます。

具体的な事例

例えば、リビングに観葉植物を置きたい場合、犬がジャンプして届かない高さの棚に植物を置く、または壁掛け式のプランターを使用するなどの方法があります。 また、犬が自由に動き回れるスペースを確保するために、家具の配置を工夫することも重要です。 ソファやテーブルなどの家具を配置する際は、犬が自由に動き回れる通路を確保し、犬が家具にぶつかったり、転倒したりしないように注意しましょう。

まとめ

愛犬が観葉植物を食べてしまうトラブルを防ぐには、危険な植物を特定し、愛犬の手の届かない場所に移動させることが最も重要です。 忌避剤や光触媒人工植物も有効な手段ですが、愛犬の安全を第一に考え、適切な対策を選びましょう。 そして、安全な植物を選び、インテリア全体を見直すことで、愛犬と植物が共存できる快適な空間を実現しましょう。 何か心配なことがあれば、獣医や専門家への相談を躊躇せずに行いましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)